抗体カクテル療法、往診での使用が可能に 厚労省事務連絡

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新型コロナウイルス感染症における中和抗体薬「カシリビマブ及びイムデビマブ」の医療機関への配分について(疑義応答集の追加・修正)(9/17付 事務連絡)《厚生労働省》

抗体カクテル療法と呼ばれる新型コロナウイルス感染症に対する中和抗体薬「ロナプリーブ」について、厚生労働省は、投与後24時間以内に病態悪化の有無を確認できる体制を整えている医療機関に自宅療養患者への往診での使用を認めることを都道府県などに事務連絡した。必要なチェック体制の具体例として、投与直後の経過観察や、夜間・休日を含めて患者からの電話に応じられる仕組みを挙げている。

新型コロナウイルス感染症における中和抗体薬「カシリビマブ及びイムデビマブ」の医療機関への配分について(疑義応答集の追加・修正)

医療機関がこうした体制を整備した上で、厚労省による確認が得られれば、往診の際もロナプリーブを使用することができる。

ロナプリーブを巡って、これまで同省は活用範囲を医療機関での短期入院や外来、宿泊療養施設などに限定していた。ただ、この薬には重症化予防の効果が期待されることから、自宅療養中の患者への使用も可能とするよう、医療現場などから要望が出ていた。このため、同省は従来の事務連絡を17日に改正し、活用範囲を拡大することを周知した。

◆都道府県による選定医療機関の在庫配置も

同省はまた、都道府県により選定された医療機関に対し、ロナプリーブの一定数の在庫配置を認めることも明らかにした。新型コロナの患者を集中的に受け入れ、直ちに同薬を投与する必要がある患者が発生した場合に対応できるようにするため。

さらに、ロナプリーブ投与を行う医療機関へ対象患者を迅速に紹介できるよう、在庫を配置する医療機関のリストの作成と診療・検査医療機関へのその情報の共有を都道府県へ要請。医療機関への在庫の配分は原則、そのリストへの掲載に協力することを前提に行う。