介護施設のクラスター、全国で2000件に 低水準の傾向が続く

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《 ワクチン接種を受ける職員ら(代表撮影)》

厚生労働省は29日、全国の高齢者施設でこれまでに発生した新型コロナウイルスのクラスターの件数を公表した。【Joint編集部】

9月27日0時の時点でちょうど2000件。ただし、最近の低水準の傾向は変わらず維持されている。

直近1週間の発生件数は19件。前週の28件から9件減った。減少はこれで4週連続。介護現場の感染防止策やワクチン接種などが影響しているとみられる。

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政府の新型コロナ対策分科会の尾身茂会長は28日の会見で、全国的に感染者数が急減した要因の1つに高齢者施設のクラスターの抑制をあげた。「ワクチン接種や施設内の感染防止策が進展した」と説明。「これまでは若者が感染の起点となった後に高齢者へ広がったが、今回は高齢者施設などでそうならなかった」と述べた。

他方、専門家で組織する厚労省のアドバイザリーボードは27日の会合で、「感染者数の減少に伴う安心感が人々の行動を変え、リバウンドにつながる懸念もある」と指摘。基本的な感染防止策の徹底を重ねて呼びかけた。