[医療提供体制] 東京、ワクチン2回接種の職員・患者にも厳重な対策が必要

東京都新型コロナウイルス感染症モニタリング会議(第65回)が9月30日、都庁で開かれた。公表された「専門家によるモニタリングコメント・意見」では、医療機関や高齢者施設などでの感染者の発生が引き続き報告されていることを取り上げ、「ワクチンを2回接種した職員及び患者や入所者にも厳重な感染防止対策が必要である」としている。

コメント・意見では、入院患者数について、前回(22日時点)の2,046人から29日時点で1,181人と減少したが、入院患者に占める70歳以上の割合が上昇傾向にあることを指摘。「高齢者層は、入院期間が長期化することが多く、感染防止対策の徹底が求められる」としている。

新規陽性者数(7日間平均)は減少したが、「入院患者数は新規陽性者数の動きに遅れて減少しており、この状況下で、新規陽性者数が増加に転じると、入院患者数は高い水準からの増加となる」としている。

重症患者(人工呼吸器またはECMO使用)は、29日時点で前回よりも39人少ない107人となっている。21日から27日までの1週間に、新たに患者25人(前週は41人)が人工呼吸器を装着した一方で、37人(同72人)が人工呼吸器から離脱。人工呼吸器使用中に死亡した患者が22人(同20人)いた。この期間に新たにECMOを導入した患者は6人、離脱した患者は11人。29日の時点で19人がECMOを使用している。

重症患者の年代別の内訳については、50歳代が45人、60歳代が29人、40歳代が13人、70歳代が11人、20歳代、80歳代がいずれも3人、30歳代が2人、10歳未満が1人となっている。また、「人工呼吸器又はECMOによる治療がまもなく必要になる可能性が高い状態の患者数が高い水準のまま推移しており、注視する必要がある」としている。

感染防止策に関しては、「都は、精神科病院及び療養病床を持つ病院、高齢者施設や障がい者施設の職員を対象に、定期的なスクリーニング検査を行っており、感染拡大を防止するため、多くの施設が参加する必要がある」などとしている。

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