無資格で医療行為 元施設長らを書類送検【兵庫県】

イメージ画像兵庫県神戸市の特別養護老人ホーム「きしろ荘」の元施設長の男性ら2人が、無資格で医療行為を行っていたとして、医師法違反と保健師助産師看護師法違反の疑いで書類送検された。調べに対し、2人は容疑を認めているという。

書類送検されたのは、神戸市灘区の特別養護老人ホーム「きしろ荘」の元施設長の50代の男性と、元介護職員の40代の女性の2人。警察によると、2人は入所者の男女8人に対して、栄養や薬をチューブで胃に送る胃ろうやたんの吸引といった、本来資格の必要な行為を無資格で行っていた疑いが持たれている。

警察の調べに対し2人は容疑を認め、「人手が足りず、無資格で行った」と供述しているという。

「きしろ荘」では、これまでにも不適切なケアが行われていたことが発覚しており、神戸市は2021年4月から1年間の業務停止の処分を発表。元施設長らを刑事告訴していた。