厚生労働省は27日、全国の高齢者施設で直近1週間に発生した新型コロナウイルスのクラスターが3件だったと明らかにした。週ごとの発生数では今年最少となった。【Joint編集部】
7件だった前週から更に低下。全国的な感染者数の急減が背景にある。介護現場では希望者への2回のワクチン接種がほぼ終わったうえ、引き続き対策を徹底していることも寄与しているとみられる。これまでに全国の高齢者施設で発生したクラスターの件数は、25日0時の時点で計2032件となった。
厚労省は今後も基本的な対策を継続して欲しいと呼びかけている。後藤茂之厚労相は26日の会見で、「感染者数の減少速度の鈍化や下げ止まりの懸念がある地域もある。引き続き警戒が必要」と指摘した。