障害者施設の元職員 傷害致死容疑で逮捕【愛知県】

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愛知県警は2021年11月12日、勤務先の障害者施設に入所する男性2人に対する傷害罪で実刑判決を受けた元職員の男について、別の入所者に対しても暴行を加え死亡させていたとして、傷害致死の疑いで逮捕した。調べに対し、男は容疑を否認しているという。

逮捕されたのは、東浦町緒川の元障害者施設職員、水野有幸容疑者(46)。警察によると、水野容疑者は2019年3月6日から7日の間、施設職員として働いていた東浦町の障害者施設で、入所していた当時49歳の重度の知的障害のある男性に対して腹を蹴るなどの暴行を加え、小腸に穴が開くけがを負わせて死亡させた傷害致死の疑いが持たれている。

警察によると、事件当時、水野容疑者は施設内で1人で勤務していた。調べに対し容疑を否認しているという。

水野容疑者は、2019年7月、入所者の50代の男性の腹部を蹴り重傷を負わせたほか、2020年4月には別の80代の入所男性の下腹部を蹴り重傷を負わせたとして、2021年9月、懲役2年4ヶ月の実刑判決が確定している。