避難確保計画の作成・活用の手引きの改定版、年度内に公表 国交省

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令和3年度高齢者施設等の避難確保に関する検討会(フォーロアップ会議)(第2回 2/24)《国土交通省》

国土交通省は24日、高齢者施設などの要配慮者利用施設における避難確保計画の作成・活用の手引きの改定案とeラーニングテキストの案を「令和3年度高齢者施設等の避難確保に関する検討会(フォローアップ会議)」に示した。この日の意見を踏まえて見直しを行い、年度内に公表する。

eラーニングテキストは、要配慮者利用施設の関係者が利用者の円滑かつ迅速な避難の確保を図るため、具体事例を通じて適切な判断力・避難行動力を養うことを目的に作成される自習教材。学習編と理解度チェックで構成され、自習の所要時間は30分程度としている。

手引きの改定案は、2021年12月20日に開催の第1回検討会の意見を踏まえて修正されたもの。24日の第2回検討会では、委員から手引きのボリュームが多いことを懸念する声や、用語集があると読みやすくなるなどの意見があった。

また、要配慮者利用施設が立ち退き避難する場合、避難先の設定が大きな課題だとする意見が複数あった。川口淳委員(三重大学大学院工学研究科准教授)は実際に避難確保計画を作成した経験から、適切な避難先が見つからない施設も多いのではないかなどの懸念を示した。佐々木重光委員(岩手県岩泉町危機管理監)は、今後の高齢化社会において、これから施設を設置する許可に当たってはハザードのない所への設置を進めることや、事業主としても避難先を確保する努力義務があるなどとした。