高齢者へのオンライン診療をてこ入れへ 規制改革の論点

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規制改革推進会議 医療・介護・感染症対策ワーキング・グループ(4/27)《内閣府》

規制改革推進会議の医療・介護・感染症対策ワーキング・グループは4月27日、規制改革に関する次の答申に向けて本格的な議論を始め、オンライン診療のさらなる推進を論点に挙げた。デジタル機器に明るくない高齢者などの利用を促すため、通所介護(デイサービス)の施設や公民館などの身近な場所でサポートできる環境の整備を目指す。

医療DX(デジタルトランスフォーメーション)の基盤整備や、先端的な医薬品・医療機器の開発促進など5つのテーマごとに内閣府の規制改革推進室が医療・介護分野の論点を整理した。

オンライン診療に関しては、高齢者による利用へのてこ入れを促す一方、不適切事例への取り締まりの確保も盛り込んだ。本来は適応外のダイエットに糖尿病治療薬を使用するいわゆる「GLP-1ダイエット」などを 想定しており、オンラインか対面かにかかわらず不適切な診療にどのような監督を行えるか、過去の執行実績を踏まえて確認する必要があるとしている。

オンライン診療以外では、都道府県ごとの地域医療構想に沿った医療提供体制の再編を促すため、医療提供者などが役割分担を話し合う地域医療構想調整会議の透明性の向上を論点に挙げた。住民などの監視機能を発揮して議事運営の適正化につなげるため、議事や協議内容を原則公表するよう働き掛けを強めるべきだとしている。

規制改革の答申には厚生労働省と合意できたメニューを盛り込み、それを基に政府が規制改革実施計画を閣議決定する。