高齢者への政策や支援、満足度の最高は医療サービス

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令和3年度 高齢者の日常生活・地域社会への参加に関する調査結果(6/14)《内閣府》

高齢者の日常生活の実態を把握するため、内閣府が60歳以上の人を対象に行った調査によると、高齢者に対する政策や支援のうち「満足している」と答えた人の割合が最も高いのは「医療サービス」で、全体の26.5%を占めた。

この調査は、「高齢者の日常生活・地域社会への参加に関する調査」。60歳以上(2021年11月1日現在)の男女4,000人を対象に同年12月6日-24日に実施し、2,435人が回答した(有効回収率60.9%)。調査結果は14日に公表され、同日閣議決定された高齢社会白書に一部が掲載された。

高齢者に対する政策や支援のうち、満足しているものに関する質問では(複数回答)、「特にない」が44.2%を占めた。これを除けば、「医療サービス」(26.5%)が最も高く、次いで「介護や福祉サービス」(21.7%)、「公的な年金制度」(18.6%)などと続いた。「医療サービス」への満足度は、女性(23.0%)よりも男性(30.2%)の方が高かった。

一方、今後特に力を入れてほしい政策や支援では(複数回答)、「介護や福祉サービス」(59.1%)が最も高く、以下は「医療サービス」(55.3%)、「公的な年金制度」(49.7%)などの順だった。

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>>第1章 調査の目的及び方法等

>>9.その他の事柄2/2