新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(第90回 7/13)《厚生労働省》
厚生労働省は、13日に開催された第90回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボードの感染状況の分析・評価などを公表した。病床使用率について、全国的には「総じて低水準にある」としながらも、新規感染者の増加に伴い、大都市などの一部地域で「上昇傾向となった」と分析している。
厚労省によると、6日時点の全国の入院者数は6,547人で、1週間前と比べて1,855人増えている。全国の受入確保病床数に対する割合は15.2%(1週間前は10.9%)で、都道府県別では、沖縄(47.3%)が最も高かった。沖縄県の病床使用率は「全国に比較して高い傾向にある」と解説している。
全国の重症者数(6日時点)は、1週間前と比べて110人多い451人となっている。都道府県別では、東京(263人)が最も多く、大阪(133人)がこれに次いだ。
救急搬送困難事案については「非コロナ疑い事案、コロナ疑い事案ともに、全国的に増加傾向である」と説明。また、熱中症による救急搬送の増加についても、「十分な注意が必要」との見解を示している。