令和5年度厚生労働省補正予算案の概要(11/10)《厚生労働省》
政府が10日に閣議決定した2023年度の補正予算案で、厚生労働省は、介護関連でICT導入などによる生産性向上や協働化を通じて職場環境改善に取り組む事業者への支援に351億円を計上した。厚労省は、介護サービスへの需要が増加する中で人材確保は喫緊の課題だとし、サービス提供の存続にも関わる重要な問題だと位置付けた。
特に小規模法人では単独での人材確保が難しい事業所が多く、経営効率が悪化し、悪循環に陥る傾向がある。それを踏まえ、介護現場での生産性向上や経営の協働化・大規模化を通じた職場環境の改善への取り組みを支援する。
具体的には▽介護ロボットやICTの導入・更新▽地域の複数の事業所での機器導入に向けた研修▽小規模事業者を含む事業者グループが協働して行う職場環境改善-など。
協働の取り組みでは、職員の一括採用や合同研修の実施、事務処理部門の集約、協働化・大規模化に合わせて行う老朽設備の更新への支援などを盛り込んだ。
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令和5年度厚生労働省補正予算案の主要施策集
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