介護サービス別のケアプラン文例集です。
作成中の言い回しに迷ったときに「すぐに使える」ケアプラン文例を症例別に集めました。コピーしてそのままお使いください。同じようなケースがあった際に「こんな支援があるのか」と参考にしたり、複数のプランを組み合わせて使うことも可能です。忙しい日々の業務の効率化にぜひお役立てください。
なお、こちらの文例集はあくまでご参考として提供するものであり、文例集のご利用に起因してなんらかの損害が生じた場合であっても、責任は負いかねますのでご了承ください。
記事の末尾で文例PDFを無料ダウンロードできます。ぜひご利用ください。
ケアプラン文例 デイサービス・通所リハビリ
ケアプラン文例としてニーズの高い「デイサービス・通所リハビリ利用の文例」をまとめました。デイサービスに「お手伝いに行く」目標がある方への支援、通所リハ時の褥瘡の処置 等、幅広く役立つ文例をご覧ください。
デイサービス・通所リハビリを含む第2表文例

デイサービス・通所リハビリ利用の第2表文例です。解決すべき課題、長期・短期目標など、コピーしてお使いください。
外出・他者との交流
解決すべき課題 (ニーズ) |
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娘が一緒に暮らしてくれるようになり薬を正確に飲めるようになったため喘息発作が出なくなり、歩くことが苦にならなくなった。娘が一緒に外出できない時にも安心して過ごせる機会をもちたい。 | 定期的に外出することができる。また強く外に出たい気持ちになった時にも馴染みのある環境で安心して過ごすことができる。 | 安心して過ごすことのできる居場所をもつことができる。美味しい食事や人との交流、体を動かす機会を持ち心身とも健康に過ごすことができる。 | 送迎、入浴の促しと動作の介助、栄養バランスのとれた食事の提供、機能訓練、レクリエーション等 |
独居生活が困難になり、県外の長女様宅に引っ越しをしたが、知人もおらず、閉じこもりがちになってしまった。 | 同年齢の方達と楽しく過ごす事が出来る。 | 家族以外とのコミュニケーションを取る事が出来る。 | デイサービスでのレクリエーションや趣味活動、交流の場の提供等。 |
足が痛くて一人で出かけられないが、おしゃれをして外出し、気の合う友人とおしゃべりし、楽しみを持って暮らしていきたい。 | 生活に楽しみを持つことにより、毎日を積極的に過ごすことが出来る。 | デイサービスに通い、レクリエーションに参加したりお話をして楽しく過ごすことが出来る。 | 送迎、他利用者とのコミュニケーション、レクリエーションへの参加支援 |
人見知りで、知らないところに慣れるまで時間がかかる。慣れるまで時々手伝ってほしい。 | デイサービスの環境に慣れ、通うことが楽しみになる | 不安なことがあっても声掛けにより安心できる | 送迎時の声掛け 利用時の席にも配慮して案内 戸惑っている様子の時は職員が声掛けし困っていることがあれば対応する |
身体が不自由な方のお手伝いがしたい。 | 皆さんと有意義な時間を過ごすことができる。 | お手伝いをする為に、デイサービスに行くことができる。 | ・日常生活介護全般 ・運動や作業の提供 ・他者交流の提供や配慮 ・介護負担軽減 |
色々な人と話をして楽しく過ごしたい | 馴染みの人が出来て楽しく過ごせる | 楽しい時間を過ごせる | 他者交流支援 行事参加支援 余暇活動支援 |
自分の部屋で横になって過ごすことが多くなってしまった。外出して明るい気持ちで過ごしたい。 | 外出しみんなと交流することで、気分転換できる | 定期的に外出し、交流の機会を持つことが出来る | デイサービスへの送迎 他利用者とのコミュニケーション、レクリエーションへの参加支援 デイサービス職員との会話 |
自宅に閉じこもる事無く、他者との関わりを持ち、生きがいを持って過ごしたい。 | 積極的に他者交流やレクリエーションに参加し、楽しく過ごす。 | 定期的に外出する機会をもうけ、閉じこもりを防ぐ。 | レクリエーション、趣味活動、他者交流の場の提供 |
家族以外の人との関わりにより、生活にメリハリを持ちながら楽しく時間を過ごすことができる。 | 他者との交流や活動参加など楽しみを持ちながら過ごすことができる。 | 週1回の予定からデイサービスに慣れることができる。 | レクレーションや運動などの活動に参加できるような声かけ対応。 楽しく過ごせるように配慮。 利用中の移動には注意し、転倒しないように見守りや必要な介助を行う。 |
家族と、自宅で元気に暮らしていきたい。 | 同年代の方とおしゃべりをしながら、楽しくくらす。 | 交流のできる場所へ行き、心身共に活発になる。 | ①職員の送迎で安心して外出する。 ②栄養のバランスの取れた食事を提供する。 ③入浴の介助を提供する。 ④コミュニケーションの機会を設ける。 |
ウィルスの感染拡大で外出できず、自宅で引きこもることも多い。デイサービスへ通い、気分転換と運動機会を得て、他の利用者と話したい。 | 感染予防しつつ運動機会・社会交流が図れる | 外出機会、運動機会を得るために休まずデイサービスへ通える | デイサービス送迎車の乗降介助 到着後の体調確認 集団体操、レクリエーション機会の参加提供 脳トレ、パズル、音楽療法への参加機会 |
機能訓練・リハビリ
解決すべき課題 (ニーズ) |
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脳梗塞後遺症の片麻痺の為動く方の上肢下肢の筋力が低下している。自分の足で歩きたい。 | 杖の利用で、動かせる方の足を出来るだけ使い歩行することが出来る | 手すりに掴まり片足で椅子からたちあがることができる | デイサービスで専門職と一緒に機能訓練を行う |
体調回復の為に運動を行いたい。 | 体調を回復することができる。 | 専門職と運動をする機会を確保することができる。 | ・運動の計画を作成 ・自宅で出来る運動の指導 ・モニタリングから成果の確認など |
足、腰に痛みと痺れがあり転倒もくりかえしている | 無理なく運動ができ、痛みが軽減され筋力がつく | 適度に無理のない範囲で体を動かし、筋力の低下をふせぐ | 個別の機能訓練と無理のない運動 |
身体を動かす機会がなく筋力の低下が懸念される | 無理なく体を動かし下肢筋力低下をふせぐ | 定期的に運動ができる | 個別プログラムによる無理のない運動を行う。 |
住み慣れた家で、リハビリをしながら、自分が1人でできる間は過ごしていきたい | リハビリを継続的に行い、身体機能を維持し、転倒なく日常生活動作が行える | デイサービス等の在宅サービスを利用してリハビリの機会を確保できる | ・個別機能訓練 ・日常生活動作の指導 ・全身状態の観察等 |
自宅に戻り、一人で暮らしたい。 | 近隣のスーパーまで歩いて買い物に行く。 | 約1km程度歩ける筋力をつける。 | ①職員の付き添いで安心して外出する。 ②体操やレクリエーションを通じて、楽しんでいただく。 ③本人に合ったリハビリメニューを検討し、提供する。 ④食事を提供し、栄養状態が低下しないようにする。 ⑤入浴を行い、清潔に過ごす。 |
四季を感じ、味わいのある毎日を過ごしていきたい。 | 自分で作った季節ごとの飾りを、ベッドの近くに飾る | 物作りに挑戦する。 | デイサービス利用時のレクリエーション 自宅での作業へ向けての指導や助言等 |
体調・疾患管理
解決すべき課題 (ニーズ) |
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血糖値が高いので、これ以上悪くならないようにしたい。 | 身体を動かすことを習慣づけることにより血糖値が安定する。 | 運動の方法を教えてもらい、運動する習慣を作る。 | ・運動療法についてのアドバイス ・運動メニュー作成 ・自宅で行えるように練習 |
臥床時間の増加により褥瘡が悪化してしまった。清潔の保持と、軟膏塗布により褥瘡を治したい。 | 褥瘡が完治し、痛みを感じる事無く過ごす。 | 日々の洗浄、軟膏塗布により褥瘡の改善を目指す。 | 看護師による褥瘡部の洗浄、軟膏塗布、ガーゼ交換 |
臥床時間の増加により褥瘡が悪化してしまった。清潔の保持と、軟膏塗布により褥瘡を治したい。 | 褥瘡が完治し、痛みを感じる事無く過ごす | 日々の洗浄、軟膏塗布により褥瘡の改善を目指す | 看護師による褥瘡部の洗浄、軟膏塗布、ガーゼ交換 |
一日一回のインスリン自己注射が必要である。正確に毎日行い、低血糖を起こすことなく安心して生活したい。 | 低血糖を起こすことなく安心して毎日過ごすことができる。 | 毎日昼食前に、看護師・介護職員の見守りのもと血糖値測定とインスリン自己注射を行うことができる。 | 以下の際の見守り、必要時の声掛け ・血糖値測定、記録 ・インスリン自己注射 |
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入浴の支援
解決すべき課題 (ニーズ) |
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腕がしびれてうまく動かないが、自分で体を洗えるようにしたい。 | 自分で体を洗うことが出来る | 手の届く範囲を自分で洗うことが出来る | 入浴介助中、出来るところは見守り、適宜声掛け 出来ないところのみ介助 |
入浴設備はあるが段差があること、滑りやすいことで利用していない。身体の清潔が心配される | 安心して入浴でき心身の清潔が保たれる | 筋力の衰えを防ぎ安全に入浴ができる | 入浴、食事、個別プログラムによるリハビリテーション、レクリエーション、他社との交流 |
足のしびれがあり転びそうになるが、お風呂が大好きなので、安全にお風呂に入りたい。 | 大好きな入浴を続け、生活に楽しみが持てる | 介助を受けることにより、安全に入浴ができる | 入浴介助 浴槽に入る際は手すりにつかまってもらい、転倒しないよう声掛け見守る |
マンション内のお風呂には段差があり入れないため体の清潔が保てない | 心身ともに清潔な状態を保つ | 身体を清潔に保つ | 入浴の介助 |
ベッドに寝ていることが多く褥瘡が出来てしまった。患部を清潔にして早く治したい。 | 皮膚の清潔を保ち、皮膚トラブルを防ぐことができる | 患部を清潔にして処置を行い、褥瘡を治す | 特殊浴槽での個浴 看護師による患部の消毒および主治医の指示に基づいた処置 |
見守り
解決すべき課題 (ニーズ) |
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田舎に帰りたくなると家を出て外を歩いてしまう。娘が心配している。安全に過ごせる場所に行き娘に安心してもらいたい。 | 田舎に帰りたくなった時に慣れたデイサービスに行き、楽しく過ごすことができる。娘に心配をかけることがなくなる。 | 外に行きたくなった時に定期利用しているデイサービスを臨時利用することで安心して過ごすことができる。 | 入浴介助、栄養バランスのとれた食事の提供、体を動かす機会の提供(臨時利用、利用時間や送迎などは柔軟に対応する) |
家族が仕事に行くと一人になり、心配でしょうがない。 | これからも家族と一緒に生活ができる。 | 見守りのある環境に参加することができる。 | ・日常生活介護と見守り。 ・送迎時の配慮(家族の帰宅時間に配慮) ・自宅の戸締りとストーブやエアコンなどの確認。 ・他者交流や行事の提供。 ・レスパイトケアの実施。 |
