症例別のケアプラン文例集です。
作成中の言い回しに迷ったときに「すぐに使える」ケアプラン文例を症例別に集めました。コピーしてそのままお使いください。同じようなケースがあった際に「こんな支援があるのか」と参考にしたり、複数のプランを組み合わせて使うことも可能です。忙しい日々の業務の効率化にぜひお役立てください。
なお、こちらの文例集はあくまでご参考として提供するものであり、文例集のご利用に起因してなんらかの損害が生じた場合であっても、責任は負いかねますのでご了承ください。
記事の末尾で文例PDFを無料ダウンロードできます。ぜひご利用ください。
ケアプラン文例 転倒・骨折予防
ケアプラン文例としてニーズの高い「転倒・骨折予防の支援文例」をまとめました。自室からトイレまでの手すり設置工事、訪問看護による入浴方法の指導等、幅広く役立つ文例をご覧ください。
転倒・骨折予防の支援が入った第2表文例

転倒・骨折予防の支援の第2表文例です。解決すべき課題、長期・短期目標など、コピーしてお使いください。
訪問介護
解決すべき課題 (ニーズ) |
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骨折後、一人で立ち上がることが出来ないのでトイレに行くのを手伝って欲しい。 | 骨折後も自宅で過ごしていくことが出来る。 | 介助により自宅のトイレに行くことが出来る。 | 自宅での排泄介助 立ち上がり、トイレまでの移動、トイレへの移乗を安全に介助する |
自宅で自立してずっと過ごしたい。 | 地域の方に助けてもらいながら、外出も気軽に出来るような健康的な生活を続ける。 | ・近隣のコンビニやスーパーマーケットまで買い物にいける。 ・筋力・歩行状態を維持する。 |
①自宅から近隣のコンビニ・スーパーまで付き添いを行う。 ②欲しい物の購入の支援を行う。 (支払時など) ①専門職の指示のもと、機能訓練を行う。 ②他利用者さんとの交流を楽しむ。 ③職員の送迎で安心して外出する。 |
歩行が不安定で心配だが買い物・外出が出来るようになりたい。 | 買い物や外出で楽しみのある生活が出来る。 | 介助を受けて安心して買い物・外出が出来る。 | 買い物同行 転倒に注意してスーパーまで付き添う |
歩行時に転倒の不安があるので部屋の整理を手伝って欲しい。 | 清潔な環境で転倒せずに生活出来る。 | 室内の整理整頓を行うことで障害物がなく安全に室内を移動することが出来る。 | 室内の整理整頓 移動しやすいように導線を確保する |
訪問看護
解決すべき課題 (ニーズ) |
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骨折して一人でお風呂に入れなくなってしまった。安全にお風呂に入りたい。 | 自分で安全に入浴することが出来る | 1人でお風呂に入る環境を整えることが出来る | ・骨折後の足に留意した入浴介助 ・入浴方法の指導、アドバイス ・入浴時の環境整備の必要あればケアマネに報告 |
機能訓練・リハビリ
解決すべき課題 (ニーズ) |
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リウマチによる歩行困難からくる転倒をせずに安心して生活を続けたい。 | 自宅での生活を継続出来る。 | 転倒を防止し、安心して移動することが出来る。 | 下肢筋力低下予防の訓練 歩行訓練 |
安全に移動したい。 | 屋内外を安全に移動できる。 | 居室内での移動が安全にできる。 | 歩行訓練、下肢筋力維持、増強訓練 |
下肢筋力の低下があるも、認知症による危険認識の低下により何もつかわずに不意に立ち上がる等の行動がみられる為、転倒のリスクが高い。 | 転倒せず安定して歩行することができる。 | 下肢筋力を維持し、ふらつきなく歩行することができる。 | リハビリ計画書に沿ったリハビリ:関節可動域訓練、下肢筋力強化、起立訓練、歩行器歩行訓練 |
施設内を一人で歩けるようになりたい。 | 施設内を杖を使って歩けるようになる。 | 施設内を職員と杖で歩けるようになる。 | トイレなどの移動時は職員と杖で歩いてトイレに行く |
歩行が不安定で転倒が心配、リハビリで体力・筋力をつけたい。 | 歩行が安定する。 | リハビリをする機会を確保し、身体を動かすのが楽になる。 | リハビリ計画書に沿ったリハビリメニュー提供 自宅でも出来るリハビリメニュー作成 |
おすすめ文例
デイサービス・通所リハビリに関するケアプラン文例を集めたページです。
例:デイサービスに「お手伝いに行く」目標がある方への支援、通所リハ時の褥瘡の処置等
例:デイサービスに「お手伝いに行く」目標がある方への支援、通所リハ時の褥瘡の処置等
デイサービス・通所リハビリ
解決すべき課題 (ニーズ) |
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リハビリを続けて、足腰が弱らないようにしたい | 日々の運動やリラクゼーションを行い、筋力の維持に努める | 通所リハビリテーションに通い、運動の機会を確保して、活動量を維持する | 個別リハビリテーション |
骨粗しょう症で骨が弱っているので、骨折しないで生活したい。 | 安全に歩く習慣がつくことで骨密度を上げることが出来る | 転倒に気を付けながら歩くことが出来る | スタッフとの歩行訓練 転倒しないように足を上げて歩けるよう声掛けを行う 段差がある際も声掛けする |
足が思うように動かしにくく膝の痛みもある。筋力や体力をつけ現状の身体状態を維持したい。 | 外出の機会を確保して筋力、体力をつける事ができる。 | 定期的に運動する機会が持て体力や筋力を維持向上する事ができる。 | バイタル測定、マシントレーニングや集団体操・運動、専門職の指導のもと個別メニューに応じたトレーニングの実施など。 |
体をもっと動くようにして、自分の思う通りに動かしたい。 | 近所のスーパーまで買い物に行く。 | 畑で野菜を育て、成長を楽しむ。 | デイケアでのリハビリ、入浴の支援、個別機能訓練等 定期的な診察、体調や病気のことなどの相談等 |
歩くときにふらついてしまい転ぶことが心配。転ばないように生活したい。 | 転倒せずに自信をもって歩くことが出来る。 | 歩行時のふらつきを減らすことができる。 | 杖を使った歩行訓練 運動プログラムへの参加 家で出来るリハビリメニュー作成 |
歩行が不安定になっており、転倒が増えてきた。下肢を鍛えて、転倒を防止したい。 | 下肢筋力の向上により、安定した歩行ができる。 | 転倒をせずに過ごす事が出来る。 | 理学療法士の指導によるリハビリテーション |
福祉用具・住宅改修
解決すべき課題 (ニーズ) |
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トイレに行く際に転びそうになることがあるが、自分でトイレに行きたい。 | 自分の力でトイレに行くことが継続出来る。 | 手すりにつかまり転倒せずにトイレへ行けるようになる。 | 自室からトイレまでの手すり設置工事 |
トイレやベッドへの移動など自分の思う通りにやりたい。 | ベッドから車いすへ自分で移る。 | 介助の元移乗を行い、自力で車いすを操作し、施設内を移動する。 | 車いす、特殊寝台・付属品、センサー等のレンタル |
パーキンソン症状による振戦・歩行障害等が顕著で転倒リスクが高いため、安全・安心に在宅生活を送れるようにしたい。 | 転倒に注意し、安全に歩行・移動ができる。 | 安全に生活できるよう、環境を整備する。 | 手すりの取り付けや段差解消等の環境整備 |
筋力の衰えが顕著で室内での移動、歩行は 何かにつかまらなければできない | 杖などで歩行、移動ができる | 歩行の不安なく 捕まって移動できる | 歩行器、杖のレンタル |
筋力の低下や腰痛によりトイレでの動作が困難になってきたが、一人で安全に排泄を行いたい。 | 介助を受ける事無く、安全にトイレにて排泄をする事が出来る。 | 便座への立ち座りがスムーズに行える。 | 洋式トイレ用フレームのレンタル及びメンテナンス |
住みなれた自宅で穏やかに過ごしたい。 | 事故なく過ごせる。 | 必要時の介助を受けることができる。 | 歩行器貸与(移動時にしっかり掴まることができるようにするため) |
住み慣れた部屋で生活でき、できるだけ歩行能力を維持したい。 | 転倒せずに自宅での生活を続けることが出来る。 | 歩行器につかまりトイレまでと室内を移動できる。 | 歩行器貸与 歩行時に不具合がないかモニタリング 歩行器のメンテナンス |
膝の痛みが強く、足が思うように動きにくいが転倒する事無く安全に湯船に浸かりたい。 | 自宅で安心して入浴をする事ができる。 | 浴槽の出入りを安全に自分で行うことができる。 | 浴室出入り口部に手すり設置の住宅改修工事。 浴槽への出入り時の負担軽減、転倒やケガの予防が図れるように浴槽台、浴槽手すりの福祉用具購入。 |
病識がなく歩けると思ってしまい転倒ばかりしている。幸い骨折には至らないが怪我は多い。 | 寝室の導線を工夫し転んでも安心できる環境で過ごせる。 | 床材を変更し転倒しても痛い思いをせずにすむ。 | 住宅改修工事と天井手すりのレンタル |
歩行不安定時に転倒の危険を防止するため手すりを設置したい。 | 安心して家の中を歩くことが出来る。 | 廊下と風呂入り口に手すりをつけ、転倒を防止する。 | 廊下・風呂入り口の手すり設置工事 |
立ち上がり動作や移動時の足元のふらつきがあり転倒の可能性がある。 | 立ち上がり動作や室内移動時の歩行を安心して行える。 | 手すりを安全に使用する。 | トイレ用手すり、台所から居室への通路に手すりのレンタル。 |
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居住系・施設系サービス
解決すべき課題 (ニーズ) |
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移動時、杖では危ないので歩行器を使用したい。 | 歩行器を使用し、1人で施設内での移動が安全に出来る。 | 介護者付き添いにより安全に歩行器を使用出来る。 | 歩行の際は歩行器使用、使い方について適宜声掛け 慣れるまで転倒防止のため歩行に付き添う |
右大腿骨頸部骨折より退院してきたが、認知症状により、危機意識は低く、転倒リスクは高い。可能な限り転倒を減らせるように生活環境を整える必要がある。 | 痛い思いをせずに、生活が続けられる。 | 生活環境を整え、可能な限りの外傷を防げている。 | ベッド下にフットコールを設置することで、端座位になった際、職員が起きだしたことに気づける。 |
腰痛や関節痛があり体を動かし難いので、転倒せず安全に生活したい。 | 転倒を予防できる。 | 筋力を維持する為に日課の散歩を継続できる。 | 体操等を実施し運動の機会を提供する。 |
自分で歩いて孫に会いに行ったり受診ができるよう日頃から足腰を鍛えておきたい。 | 継続的に杖歩行ができ、転倒しないよう気をつけたい。 | 杖歩行ができ、近くの公園まで往復することができる。 | スタッフによる散歩の支援 |
足腰の筋力を維持して、いつまでも自分の足で歩きたい。 | 転倒なく歩行ができる | 職員の見守りの上に歩行ができる | ・下肢筋力の維持 ・歩行の見守りや声掛け ・転倒予防 ・センサーの設置と対応など |
大腿骨骨折手術後の痛みがあるので、痛みを軽減したい。 | 手術後の痛みが軽減するまで、無理な加重をせずに過ごすことが出来る。 | 右足に体重をかけないでトイレに移乗できる。 | ・移乗時の支援 ・左足が地面にしっかりついたことを確認して体を支え移乗する |
歩きたいという気持ちがあるが足がついていかず転倒の危険がある。安全に配慮した適度な歩行訓練がしたい | 歩きたいという気持ちが満たされる | 安全に配慮した歩行運動が出来る | 移動手段としてでなく、ご本人の気持ちを満たすための短距離歩行を職員が横に付き添い実施する |
