アセスメントの文例集です。
作成中の言い回しに迷ったときに「すぐに使える」ケアプラン文例を症例別に集めました。コピーしてそのままお使いください。同じようなケースがあった際に「こんな支援があるのか」と参考にしたり、複数のプランを組み合わせて使うことも可能です。忙しい日々の業務の効率化にぜひお役立てください。
なお、こちらの文例集はあくまでご参考として提供するものであり、文例集のご利用に起因してなんらかの損害が生じた場合であっても、責任は負いかねますのでご了承ください。
アセスメント文例
文例としてニーズの高い「アセスメント文例」をまとめました。起き上がり、立ち上がりのADL領域や、コミュニケーション能力・認知機能のアセスメント等、幅広く役立つ文例をご覧ください。

ADL
起き上がり
ベッド柵をつかんで起きようとするが、手の力が足りず途中から体を起こすことができないので、介助者が背中を支える介助が必要。 |
筋力低下のため自分で手足を動かすことが出来ず、自力での起き上がりができない。 |
マットや介助バーにつかまりながら、ゆっくりと体を起こすことが出来る。途中でめまいを起こすので介助者が体を支えることがある。 |
認知症があり、起き上がりの指示が入らず起き上がることが出来なかったが、ご家族によると、普段はベット柵につかまり起き上がることができているとのこと。 |
体動時に呼吸苦が出現するため一人では起き上がりができない。 |
手すりをしっかり握る事で起き上がりは可能。 |
自立ではあるが、腰痛により時間を要す。介助者が手伝うと余計に痛い為、拒否。 |
特殊寝台のギャッチアップ機能を自分で操作し、上手く起き上がっている。 |
畳の上に布団を敷いて寝ていたが、起き上がり困難により特殊寝台導入。導入後は自分で起き上がりが可能となった。 |
自分で起き上がろうとしても、腕の力が入らず途中で止まってしまう。介助者が少し力を貸す事で起き上がり可能。 |
進行性核上性麻痺 胃ろう 糖尿病 自発的な動きなく寝返り不能 全介助 |
立ち上がり
椅子の座面に手を付き、加重しゆっくり立ち上がる。 |
テーブルにつかまって膝を立て、膝を押さえながらゆっくりと伸ばすことで立ち上がることが出来る。 |
手すりにつかまって立ち上がることが出来るが、途中で膝折れしてしまうことがある。 |
自宅では布団に寝ているため、柱まで這って行き柱につかまって立ち上がる。つかまるところがあれば立ち上がることが出来る。 |
つかまり立ちの際に足が前に滑ってしまう。介助者が足を押さえることによって何とか立ち上がることが出来る。 |
下肢筋力低下のため自分で立ち上がることはできない。介助者が体を支えてゆっくりと介助する必要がある。 |
立ち上がり:椅子の座面に手を付き、加重しゆっくり立ち上がる。 |
痛みで身体をあずける場所がなく、上体を自由に起こしたり、下げたりの調整が必要。また立ち上がり時に支えが必要である。→特殊寝台と付属品を貸与し、状態に応じて安楽な姿勢を確保できるようにする。 |
立ち上がり可能ではあるが、ふらつきがある為、見守りが必要。 |
手すりやテーブルに荷重をかけて立ち上がり可能。腰痛により時間を要す。 |
何かにつかまる事で立ち上がり可能ではあるが、椎間板ヘルニアの痛みがあり、時間を要す。 |
手すり等につかまれば、自立可能ではあるが、気力の低下により介助を依頼する事が増えてきた。 |
パーキンソン病による傾きが酷くなってきた為、見守りが必要。 |
圧迫骨折後の痛みにより、立ち上がるまでに時間を要す。 |
下肢に力が入らず、自分の足で支える事が出来なくなった。 |
手すり等につかまる事で立ち上がり可能。つかまる事が出来ない場所では一部介助が必要。 |
移乗
持病の脳梗塞後遺症の影響で片麻痺があり動作に影響を抱えている。 |
常時ベット上で寝たきりの生活をしている。通院時のみリクライニング車いすに移乗し、全介助にて移動している。 |
椅子への移乗は何もつかまらずに自分で出来る。 |
椅子への移乗は、テーブルにつかまりながら自分で出来る。 |
移乗はつかまりながら一人で出来るが、ふらつきがあるため見守りのもと行っている。 |
ポータブルトイレへの移乗は、介助バーをつかまりながら自力で行えている。 |
本人は手すりにつかまって、介助者がお尻を支えることによって移乗出来る。 |
移乗動作は自力で行えるが、認知症があり理解できないことがあるため、介助者が声掛け説明をして移乗を行っている。 |
移乗時にバランスを崩してしまうことが多く、介助者が腰を支えて行っている。 |
移乗の際、右足に力が入らず滑ってしまうので、介助者が右足を押さえる介助をして移乗している。 |
移乗の際に左の膝が折れて座り込んでしまうため、介助者が左膝を前から押さえながら両腕を少し支えて移乗している。 |
ベッド上で寝たきりの状態であり、体重が重いため(●キログラム)、移乗はリフトを使用している。 |
手すりをしっかり握る事で移乗は自立。 |
スライディングボードを使用し移乗を行っている。 |
ゆっくりであれば、ベッドから車いすへの移乗は一人で可能。ただし、膝折れの可能性がある為、見守りが必要。 |
立位
何もつかまらなくても立位を保つことが出来る。 |
片手でテーブルにつかまれば立位を保つことが出来る。バランスが取れれば手を離すことも出来るが、何かあった時につかまれるものが近くにないと危険。 |
両手でシルバーカーにつかまれば立位を保つことが出来る。 |
ふらつきがあり、介助者が体を支えても10秒程度しか立位を保つことができない。 |
手すりにつかまってもらい、介助者が体を支えれば数分程度立位を保つことが出来る。 |
両下肢筋力の低下のため、介助者が支えても立位を保つことが出来ない。 |
寝たきりの状態で、立位をとっていない。 |
膝の拘縮が強く、立位姿勢をとることが出来ない。 |
手すりを握れば立位可能だが、膝折れする事もある。 |
自立も可能ではあるが、膝折れの可能性があり、側での見守りが必要。 |
封入体筋炎 下肢自力で動かせず全介助 上肢の筋力も乏しく立位時の加重も不可 |
座位
何もなくてもベッドで端座位を保つことが出来る。 |
座面を手で押さえるようにしてバランスをとれば5分程度座位を保つことが出来る。 |
背もたれ付きの椅子であればバランスをとって座位を保つことが出来る。 |
椅子のひじ掛けにつかまれば1時間程度座位を保つことが出来る。 |
身長が低く、座ると床に足がつかず不安定になるため足置き台を設置することで座位を保つことが出来る。 |
体が左側に傾いてしまい座位を保つことができない。クッションなどで体重をかけられるように調整すると10分程度可能だが、介助者が定期的に体位を調整する必要がある。 |
全身に拘縮があり、丸まった姿勢のため座位を保つことができない。 |
常時ベッド上で寝たきりなので、座位をとっていない。 |
起き上がるとめまいがするため、座位をとることができていない。 |
リクライニング車いすの背もたれを倒した状態であればなんとか座位を保つことが出来る |
背もたれがあれば、長時間の座位保持可能。 |
背もたれ等の支えがあれば座位可能ではあるが、だんだんと左側に傾く為、長時間の座位は困難。 |
歩行
現在はトイレまで歩行可、円背ではあるが自宅内の移動はでき、屋外では杖歩行。 2年前より介護認定を受けているが、本人の拒否によりサービスの利用実績はない。主介護者は長男の嫁ではあるが、長男は15年前に他界している。本人の生活状況は耳が遠く、排尿はトイレ以外でも玄関先や近隣の敷地など勝手におこなってしまうなど問題が多く、ご家族は日中独居での生活には限界を感じていいる。 |
支えなしで、室内外移動できる。入浴は、手の届かない範囲で介助が必要。着替えは、準備と一つ一つ順番に、渡すと着替えることができる。 |
室内移動は主に伝い歩行、屋外は何とか独歩だが不安定。頻繁に転倒が見られている。歩幅も狭く、足取りは遅く、あまり足が上がらない状況。階段は何とか登れるが、大きな段差は手すりがないと転倒の危険がある。起居動作は手すりが必要な状態。 |
屋内は壁や家具に伝う。屋外は杖や歩行器を使用。5mの連続歩行は可能。特に見守りは必要ない。 |
何にもつかまらずに自力歩行が出来る。 |
屋内は家具などにつかまって伝い歩きすることが出来る。屋外は歩行器を使用して歩くことが出来る。 |
前傾姿勢のため、歩行器を使って体を支えながら歩行する。 |
円背があり、膝を押さえながら前傾姿勢で歩行するため、前方がよく見えず、慣れていないところは一人で歩くことが出来ない。 |
手を後ろに組んでバランスをとりつつ歩行する。 |
手引きで歩くことが出来るが、すぐ疲れてしまい数メートルごとに座り込んでしまう。 |
段差のない屋内は歩行器で歩いているが、不安定なため見守りが必要である。屋外は段差を超えることができないため、体を支える介助が必要になる。 |
杖を使用すれば介助なしで歩くことが出来るが、ふらつきがあるため見守りが必要になる。 |
自力歩行はつかまらず可能だが、認知症のためどこに進んでいいのかわからず、そのため常に介助者による誘導の下歩行している。 |
下肢筋力の低下があり立位が保てないため歩行はできない、移動についてはすべて車椅子を使用している |
心不全があり自力での歩行を禁止されているので、移動は車いすで介助者がすべて押している。 |
近視にて見守り、ふらつきがあるため介助者がすぐに介助できる。 |
室内移動は主に伝い歩行、屋外は何とか独歩だが不安定。頻繁に転倒が見られている。歩幅も狭く、足取りは遅く、あまり足が上がらない状況。階段は何とか登れるが、大きな段差は手すりがないと転倒の危険がある。起居動作は手すりが必要な状態。 |
摺足歩行ではあるが馬蹄型歩行器を使用する事により概ね安定した歩行可能。 |
室内は机や柱、壁を伝って移動できる。屋外は玄関外の手すりを使用し、その後歩行器で歩行している。 |
食事は家族と台所でしたい。歩行器で移動予定であるが、居室から台所までに敷居の段差がある。→スロープで段差解消を継続して、歩行器移動がスムーズになるようにする。 |
自宅内は家具や手すりを伝い、屋外は歩行車を使用している。 |
膝痛の訴えはあるが、歩行は安定している。 |
リハビリではPT介助にて歩行訓練をしているが、日常生活の中での歩行は出来ていない。 |
歩行不安定。時々転倒をしており杖等の使用を勧めているが使用に抵抗がある。 |
車いす移動
車いすを自走している。狭いところや方向転換など一部介助者の介助が必要なことがある。 |
屋内は車いすを自走しているが、屋外の平らでない場所は手に力が入らず自走することが出来ないので介助者が押して移動している。 |
認知症があり自分で車いすを自走することが出来ない。介助者がすべて車いすを押して移動している。 |
施設内は車いすを自走しているが、屋外は介助が必要。 |
40年以上に及びリウマチ罹患で下肢が変形し歩行困難。上肢も力が入らず車いすの操作はできない。移動手段は何があるか。 |
屋内は広い場所であれば自走可能。屋外は主に介助が必要。 |
自走可能ではあるが、周囲を確認しない為注意が必要。 |
自走する能力はあるが、気力の低下により、介助を依頼する事が増えてきた。 |
通所サービス利用時は自走している。自宅内は狭くて難しい為、家族が介助している。 |
施設内自走しているが、周囲を見ずに動く為、注意が必要。 |
自走可能ではあるが左手の力が弱く、左斜めに進んでしまう。 |
手は使わず、足で漕いで自走している。殆ど介助を受ける事は無い。 |
屋内は自走可能。外出時は介助を要す。時々、歩行器代わりとして押している事がある為、注意が必要。。 |
麻痺・その他身体状況
既往により右上下肢に軽度の麻痺があり。 |
高齢であり又脳梗塞後遺症で右片麻痺が残存している為、通所リハビリで歩行訓練・筋力強化訓練等を行うことで、見守りがあれば屋外は杖歩行可能である。 |
持病の脳梗塞後遺症の影響で片麻痺があり動作に影響を抱えている。 |
調理はしているが(包丁は左手)圧迫骨折後でしゃがむ、両手鍋で横移動は困難。立位保持は5分。椅子に座って休みながら行う。 |
既往により右上下肢に軽度の麻痺があり。 |
高齢であり又脳梗塞後遺症で右片麻痺が残存している為、通所リハビリで歩行訓練・筋力強化訓練等を行うことで、見守りがあれば屋外は杖歩行可能である。 |
左半身に麻痺があり 動かすことができない 右は動かせる |
脳梗塞後遺症により左片麻痺あり。 |
パーキンソン病の進行に伴い、身体の傾きが酷くなってきた。 |
循環改善のためのマッサージや浮腫や疼痛軽減、緩和できる部分運動を行う。 |
腰椎椎間板ヘルニアにより腰から臀部にかけての痛み継続中。 |
脂漏性湿疹有り。頭皮を掻きむしり、出血の跡が多数有る。 |
子供の頃からアトピーがある。入浴後に軟膏塗布が必要。 |
乾燥と痒みで1日2回の軟膏塗布が必要。背部の塗布には介助が必要。 |
幼児期からアトピー性皮膚炎がある。皮膚科医処方の軟膏を毎日塗布中。 |
皮膚疾患・褥瘡
脂漏性湿疹有り。頭皮を掻きむしり、出血の跡が多数有る。 |
子供の頃からアトピーがある。入浴後に軟膏塗布が必要。 |
乾燥と痒みで1日2回の軟膏塗布が必要。背部の塗布には介助が必要。 |
幼児期からアトピー性皮膚炎がある。皮膚科医処方の軟膏を毎日塗布中。 |
セルフネグレクトで入浴が一年以上できていない。 |
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衣類の着脱
更衣時、バランス不安定。 |
衣類の着脱は自分で行うことが出来る。 |
衣類の着脱は自分で行うことが出来るが、何を着ていいかわからないので、介助者が衣類を準備して声かけを行っている。 |
介助者が上着を広げると腕を上げて袖を通そうとする。 |
上着の片方に袖を通したあと、もう片方の腕に通しやすいように介助者が上着を引っ張ることによってもう片方の腕も通すことが出来る。 |
衣服を着る順番が分からず、裏表を間違ってしまうこともあるので、介助者が着る順番に衣類を広げて渡し、声掛けを行っている。 |
自分でズボンを上げようとするが、立って片足立ちしてしまい転倒の危険があるので、介助者が見守り座位でできるように声かけをしながらズボンを履いている。 |
声掛けによりズボンを上げることが出来るが、上げ方が十分でないため、介助者が毎回ズボンを引き上げている。 |
指が十分に動かず、ボタンを留めることが出来ないため介助者がボタン留めを行っている。 |
認知症があり、着脱動作が理解できず協力動作得られない。全介助にて着脱を行っている。 |
拘縮が強く、介助者が2名対応で着脱動作を行っている。 |
ベット上で寝たきりの状態であり、衣類着脱は入浴時に寝たまま行われている。筋力が弱く自分で寝返りすることも出来ないので、着脱動作も全介助にて行っている。 |
同居の長女は有識者で休みが少ない。他に身内はいない。 |
更衣時、バランス不安定。 |
上着は自立可能。ズボンの着脱に介助が必要。 |
入浴
入浴は背中のみ介助必要 |
入浴動作は自分で行うことが出来る |
洗身と洗髪は自力で行うことが出来る。浴槽をまたぐ際に右足が上がらないので、介助者が足を支える介助を行っている。 |
洗身について、体の前面は自分で洗うことが出来るが、右肩の可動域制限があり後ろ側に手が届かないため、背中とお尻を介助者が洗っている。 |
現在はデイサービスで入浴している。介助者がタオルを渡してジェスチャーをすると腕と腹部のみじぶんで洗うことが出来る。その他は介助者が洗っている。 |
入浴を嫌がることが多く、介助者が足湯を提供しながら20分程度話をすることで入ることが出来る。洗身動作は自分で出来るが、足先など洗い残しが多いので介助者が洗っている。 |
洗髪の声掛けをすると「洗わない」ということが多いが、介助者がやさしく声をかけながら髪をお湯で濡らすと嫌がらずに介助を受け入れる。 |
認知症があり、タオルを渡してもそのまま頭に載せてしまうので、介助者が全身を洗っている。 |
自力歩行が出来ないため、入浴は車いすでリフト浴対応している。 |
四肢に拘縮があり、自分で洗うことが出来ないため、介助者が全身を洗っている。 |
寝たきりで座位が保てないため、ストレッチャーのまま入れる特殊浴槽を使って入浴している。 |
入浴は背中のみ介助必要 |
入浴 : ひとりで入浴出来ているが洗身が不十分なため家族が声がけしている |
デイサービスにて入浴介助を受けている。手の届く範囲は自身で洗身可能。 |
自宅で奥様が介助している。一緒に転倒するリスクあり。 |
セルフネグレクトで入浴が一年以上できていない。 |
排泄
排泄動作について、トイレまでの誘導(声かけ)とズボンの上げ下げは、介助が必要である |
自分でトイレへ行き排泄が出来る。 |
ズボンの上げ下ろし、トイレットペーパーで拭く動作、トイレを流すことも自分で出来る。 |
尿取りパッドを使用しているが、パッドの交換は自分で行うことが出来る。 |
排泄動作は自分で出来るが、排便の際に手が届かず拭き残しがあるため、介助者がお尻を拭く介助を行っている。 |
自分でトイレへ行き排尿出来るが、時折間に合わず尿汚染がある。長時間トイレに行っていない時は介助者が声かけを行っている。 |
自分でトイレへ行き排尿出来るが、間に合わないことが多く、リハビリパンツを着用している。汚れや匂いに気付かず自分では交換しないため、介助者が1日2回声掛けし、着脱を介助している。 |
ポータブルトイレを使用し自分で排尿できるが、後始末できないため介助者が行っている。 |
ズボンがうまく下がらずに汚れてしまうため、介助者がズボンの上げ下げの介助を行っている。 |
ふらつきがあり自分ではズボンを下げられないため、介助者がズボンの上げ下げ、お尻を拭く介助を行っている。 |
リハビリパンツと尿取りパッドを使用しており、1日3回介助者がパッド交換を行っている。 |
尿意があり自分でトイレへ行って排尿するが、毎回トイレが尿で濡れているため、都度介助者が後始末を行っている。 |
認知症によりトイレの場所がわからないため、毎回介助者がトイレへ誘導して排泄している。 |
バルンカテーテルを留置しているため、1日3回介助者が尿廃棄を行っている |
ベッド上で寝たきりの生活をしており、排泄はすべてオムツを使用している。オムツ交換は介助者が全介助で行っている。 |
自立ではあるが、トイレ内を汚す事が多々ある。マットを濡らす事も多く、片付けが家族の負担になっている。 |
尿意、便意共に曖昧。オムツ内にて排泄。3時間おきに交換している。 |
食事
箸を使い、自分で食事が出来る。 |
箸を使い、自分で食事が出来るが、早食いになりむせてしまうことがあるため、介助者が声かけを行っている |
大きいものは一口大の大きさにすることで、フォークを使って自分で食事が出来る。 |
左半側空間無視があるため、食事を本人より右側にセットすることによって自分で摂取することが出来る。 |
最初は自分で食べ始めるが、途中で箸が止まってしまうため、介助者が声掛けをすることで完食できる。 |
スプーンを使用して食べることが出来るが途中で食べることをやめてしまうため、途中から介助者が食事介助している。介助することで完食できる。 |
手の震えがあり、みそ汁等を自分で飲むことが出来ないため、汁物は介助者が介助して飲んでいる。 |
むせこみがあるため、飲み物はとろみをつけて提供している。 |
口腔内右側に食べ物がたまってしまうため、介助者が毎食3回程度取り出している。 |
自分でスプーンをもって食べようとはしない。介助者がスプーンを口まで持っていくを食べることが出来るので毎回全介助で食事している。 |
介助者がスプーンを渡すと数口は自分で食べることが出来るが、スプーンを置いてしまうため、再びスプーンを渡す介助が必要。 |
食べる動作が理解できず、スプーンを渡してもテーブルをたたいてしまうので、毎回介助者が介助して食事している。食欲はあり全部食べることが出来る。 |
嚥下障害があり胃瘻造設しているため、介助者が栄養剤を注入している。 |
痛みや倦怠感があり、食事や睡眠がとれない。 特に食事はほとんど摂取できず、動くこともしんどい。受診もしんどくなってきた。自宅で点滴治療ができるならぜひとも希望する→自宅で訪問看護を行い、栄養、水分管理を行う。また状態を報告し、医師との連携を図る。 |
ベッドに端座位になりテーブル上の食事を自力で摂取する |
麻痺による利き手変更でお箸が上手く使えず、スプーンとフォーク使用。 |
口腔衛生
準備には介助が必要だが、自身で歯を磨く事が可能。 |
上下共に総入歯を使用。本人でブラシを使用して、磨く事が出来るが、家族による物品の準備や声掛け、促しが必要。 |
洗顔、歯磨きを自力で行っている。 |
上下共に総入歯を使用。本人でブラシを使用して、磨く事が出来るが、家族による物品の準備や声掛け、促しが必要。 |
部分義歯あり。介助者が声掛けと準備をすれば歯磨き、義歯の浸け置きも自分で出来る。 |
自分では義歯の取り外しが出来ず、介助が必要。 |
洗面台まで同行し、準備をすれば、自分で歯を磨く事は可能。 |
義歯はなく、自歯があるが、歯を磨く習慣がなく、虫歯や口臭があり口腔内の衛生を保つ必要がある。 |
上下部分義歯。取り外しは自分で行うが、洗浄は家族が行う。歯磨きは自分で行う。 |
アルツハイマー型認知症で義歯の手入れできない。毎日のデイサービスで昼食後だけでも口腔ケアの機会を提供し、食事の楽しみを損なわないようにする。 |
誤嚥性肺炎を防ぐためにも毎食後の口腔ケアは欠かせないが、自分では行き届かない。声掛けと指示が必要。定期的に歯科にもかかると理想的。 |
服薬
服薬管理も服薬動作も自立している。 |
のみ忘れなく自分で服薬することが出来ている。 |
服薬カレンダーにセットすることで、忘れずに飲むことが出来ている。 |
服薬カレンダーで管理しているが、時々のみ忘れがあるので声掛けが必要である。 |
薬をのみ忘れてしまうことが多く、介助者が朝に電話して服用を確認している。 |
薬を飲むことは忘れているが、水を準備して声掛けすることで自分で服用することが出来る。 |
一方化された袋を開け、手のひらに出す介助をすると自分で飲むことが出来る。 |
錠剤を飲むことが出来ないので薬局にて粉砕されている。介助者がトロミをつけてスプーンで口に持っていくことで飲むことが出来る。 |
認知症があり、内服薬は介助者が管理している。毎食後に介助者が袋から出して手のひらに載せることで服用出来る。 |
手渡しをすると破棄する事がある為、飲み込むまでの確認が必要。 |
服薬せずに隠す事がある為、必ず確認が必要。口の中に入れても、吐き出す事があり、飲み込むまで確認。 |
昔から粉薬が苦手で、服薬ゼリーを使用している。 |
手渡しをすると破棄する事がある為、飲み込むまでの確認が必要。 |
整容
介助者が櫛を渡すと、自分でとかすことが出来る。 |
介助者が蒸しタオルを渡すと自分で拭くことが出来る。 |
認知症があり、タオルを渡しても拭くことが出来ないため、介助者が蒸しタオルにて顔を拭いてる。 |
手の爪は自分で切ることが出来るが、足は届かないので介助者が切っている。 |
認知症があり爪切りを理解できないので、介助者が全介助にて爪切りしている。 |
準備には介助が必要だが、自身で歯を磨く事が可能。 |
以前は毎日髭剃りをしていたが、促さないとしなくなった。 |
IADL
買い物
近所の店に買い物に出かけ、必要なものを買うことが出来る |
スーパーが遠く移動が困難なため、宅配サービスを使って日用品を購入している。 |
ご本人が買うもののリストを作るが、スーパーまで歩いていくことが難しく、介助者が代わりに購入する |
近所のスーパーに買い物に行っているが、同じものを何度も買ってきてしまうので介助者が定期的に冷蔵庫の整理をしている。 |
選び支払う事は可能だが買い物に行く事が出来ない |
買い物に同行する事は無いが、欲しい物を家族に伝える事はある。 |
以前は家族と一緒に買い物に行き、清算は本人がしていた。最近は精算機の機械での支払いが多く、操作が出来ずに支払いは家族が手伝う事が増えた。 |
欲しい物を家族に伝えて購入依頼。同行はしない。 |
金銭管理
手のひらから服用すると薬が口からこぼれてしまうことが多く、介助者が錠剤をスプーンに載せて渡すことで自分で口の中に入れることが出来る。 |
銀行への預け下ろしは家族がやっているが、お金の管理は自分ですべてやっている。 |
目が悪いため、お金を数える支援が必要だが、計算はできるので金銭管理は自分で行っている。 |
通帳は家族が管理しており、手元にある数千円のみ自己管理している。 |
お小遣い程度は自分で管理しているが、銀行のお金は家族が管理している。 |
お金があるとすぐに使ってしまうため、家族が少額ずつ渡している。 |
計算が出来ないので金銭管理はすべて家族が行っている。 |
金銭管理は家族が行っており、本人の財布にはいつも2,000円程度入っているが、使う機会はない。 |
認知症があり金銭管理が出来ないため、すべて家族が行っている。 |
通帳は家族が管理し、少額を自己管理している。収支は把握している。 |
多額を引き出し、何処に置いたか分からなくなった事がある。その後はカードは本人所持だが通帳を家族が所持し、定期的に記帳して確認している。 |
その他IADL
調理はしているが(包丁は左手)圧迫骨折後でしゃがむ、両手鍋で横移動は困難。立位保持は5分。椅子に座って休みながら行う。 |
歩行器を使ってゴミだしにいくことはできる。 |
家事全般は、一人では難しいが、誰かが一緒に声掛けし手順を伝えると出来る。 |
歩行器を使ってゴミだしにいくことはできる。 |
家事全般は、一人では難しいが、誰かが一緒に声掛けし手順を伝えると出来る。 |
同居の夫が、物を持ってくる等簡単なことであれば伝えれば行えるが、調理や洗濯等家事一切は行う習慣がなく、夫もやる意思がない為協力は困難。 |
独居生活。半身麻痺も幸い利き手は自由。重い買い物と掃除洗濯の家事支援必要。他者依存心は低い。 |
独居生活。半身麻痺も幸い利き手は自由。重い買い物と掃除洗濯の家事支援必要。他者依存心は低い。 |
自宅内は杖、つかまり移動であるが、転倒なく移動が継続できるよう筋力を向上できる訓練を行う。 理学療法士の元、歩行訓練、バランス訓練、物理療法などを定期的に受けることができ、や自宅でできるストレッチなどを指導受ける。 |
アルツハイマー型認知症。独居生活。ADLはほぼ自立。IADLに支援必要。人見知りなく性格は穏やかで、掃除洗濯ゴミ出しのヘルパーで今のところ過不足なし。 |
その他
コミュニケーション
失語症があり、思った言葉がでてこないことがあるが、こちらの話すことはある程度理解できる |
家族を笑顔に出きるような受け答えが出きる。 ありがとう。またね、やっといたよ |
先天的に視覚聴覚言語に障害あり、触手話でのコミュニケーションで生活が成り立っている。触覚と嗅覚しか残されていない。空間認識力が抜群で今のところADLはほぼ自立。 |
疾患から、言葉が出にくく、時折、ストレスを感じている。本人が伝えたい内容等を考慮する必要がある。 |
失語症があり、思った言葉がでてこないことがあるが、こちらの話すことはある程度理解できる |
家族を笑顔に出きるような受け答えが出きる。 ありがとう。またね、やっといたよ |
先天的に視覚聴覚言語に障害あり、触手話でのコミュニケーションで生活が成り立っている。触覚と嗅覚しか残されていない。空間認識力が抜群で今のところADLはほぼ自立。 |
短期記憶の保持が困難。5~10分前の会話や出来事も忘れることが多い。 孫が来ていると幻覚や幻聴があり自宅内や玄関を探し回ることが毎日ある。 |
疾患から、言葉が出にくく、時折、ストレスを感じている。本人が伝えたい内容等を考慮する必要がある。 |
意思の疎通が難しくできない。こちらの言うことは理解できず自分の要求は通そうとする |
難聴で聞こえにくく、元々口数も少ない。身振り手振りでの意思表出が多い。 |
失語症により言葉を発する事は出来ないが筆談や身振り手振りで意思を伝える事は可能。 |
先天性の聴覚障害あり手話でのコミュニケーションと筆談。込み入った話し合いには手話通訳者の派遣要請。 |
脳出血の後遺症で高次脳機能障害があり、言葉でのコミュニケーションが成り立たない場合がある。視覚的な情報は有効で絵や写真で思いを汲み取る試みをしていく。 |
認知機能
短期記憶の保持が困難。5~10分前の会話や出来事も忘れることが多い。 孫が来ていると幻覚や幻聴があり自宅内や玄関を探し回ることが毎日ある。 |
独居でここ数か月で物忘れがひどくなっている。薬を飲み忘れる事が多く、カレンダー式を利用しているがそれも出来ない。主治医へ相談し一日一回昼に処方して貰い訪問介護で対応する事にした。 |
受診をしておらず、認知症状はあるが診断を受けていない。 |
CMとの簡単な会話には問題なく答えられるが、複雑な質問になると、そわそわして、そばにいるご家族様を頻繁に振り返るなど不安なご様子がみられる。 |
物事を覚えていられず 一日になんども同じことを 繰り返し聞いたりする なのでなかなかすすまないことが多くある |
認知機能低下著名。30分前に食べた食事を忘れ、何度も催促する。 |
アルツハイマー型認知症のため直前のことはすぐに忘れてしまい、記憶に留まらない。新聞は読めて計算もでき、過去の話については答えることはできる。 |
他社との交流
地域活動(自治会長、民生委員)に参加された経緯があり、地域との交流が今でもある |
定年後に転居してきたため深いかかわりは無し。地区の寄り合いなど参加せず孤立している。 |
会社勤めで関わる機会なかったが、地域に貢献したいと定年退職後は民生委員として〇年勤め、地域の防犯見回りもされていた。20 △□年の脳梗塞発症で役を退任したが、地域からは防犯見守り活動にリハビリ兼の活動復帰お誘いがある |
地域活動(自治会長、民生委員)に参加された経緯があり、地域との交流が今でもある |
定年後に転居してきたため深いかかわりは無し。地区の寄り合いなど参加せず孤立している。 |
会社勤めで関わる機会なかったが、地域に貢献したいと定年退職後は民生委員として〇年勤め、地域の防犯見回りもされていた。20 △□年の脳梗塞発症で役を退任したが、地域からは防犯見守り活動にリハビリ兼の活動復帰お誘いがある |
子供は県外で、ここ数年帰郷されていない。電話も本人とはやり取りはしないが、隣人にはよく電話をして本人の様子を聞いている。 町内会の役員を長く勤めていたこともあり、近所の人とは顔見知りであり、挨拶は良くしている。 家を行き来きする友人が近所にいる。 |
一日家におりテレビをみて 外にでることがない ヘルパーさんとが唯一のかかわりである |
友だちはおらず、昔から近所との関わりもない。 |
昔から人見知りがある。デイサービスでも自ら他者に話しかける事は無いが、相手から話しかけられると応じる。 |
意思疎通難しいが愛犬との戯れで癒やされている |
デイサービスにて交流あり。積極的に話しかけている。 |
介護力
近視にて見守り、ふらつきがあるため介助者がすぐに介助できる。 |
同居の夫が、物を持ってくる等簡単なことであれば伝えれば行えるが、調理や洗濯等家事一切は行う習慣がなく、夫もやる意思がない為協力は困難。 |
同居の長女は有識者で休みが少ない。他に身内はいない。 |
長女、長女の娘と同居。長女と長女の娘はご本人にはあまり関心がない。 隣県に住む長男が時々訪問している。 長女、長男とも就労あり、身の回りのことや通院などを支援することは困難。入退院の時などは関わりを持たれる。 |
精神疾患のある長女(共依存と)同居。大腿骨骨折後要介護3の認定。経済事情脆弱。介護サービスへの抵抗感あり。 |
夫が主介護者として、調理や排泄介助等を行う。同居している長男は就労の為、積極的な協力は難しい。夫も高齢で有る為、体調等を注意していく必要がある。 |
長男と同居ではあるが、仕事で朝は早く帰りも遅い。平日の日中は独居状態。 |
キーパーソンは離れて暮らす長男夫婦。本人、夫、長女の三人暮らしだが夫は認知症に対する理解力が乏しい。長女は長男との関係性が良くない事もあり、口は出すが協力はない状態。 |
要介護2の妻を携帯持たないリウマチの夫が介護。精神的な支えのみ。限度額いっぱいの訪問介護でぎりぎりの在宅生活。 |
居住環境
最近引っ越してきた。室内には段差ないが、エレベータから玄関までの間に3段段差あり。 |
室内は狭く ベッドを置くと 一人が立てる範囲しかない |
エレベーターのない公団住宅の2階に居住。パーキンソン病の進行で歩行困難となり受診さえできなくなっている。 |
玄関アプローチは段差17センチの階段12段。車いす昇降断念し訪問介護の2人介助か訪問入浴を検討。 |
集合住宅の2階に居住している。手すりがなく、階段の上り下りは転倒リスクがある。 |
自宅内のは段差が多く、手すりもない。 |
坂の途中の戸建て住宅に居住中。坂道で何度も転倒している。 |
小さな段差が多く躓きやすい。 |
高台の戸建て。外階段が13段あり外出をためらっている。 |
築年数が古く、自宅に風呂がない。トイレも段差のある和式トイレであるため補高便座を使用している。 |
特別な環境
家族が数日に1回訪問し、内服薬の準備をしていると話するが、している様子なし。 |
コロナ感染を懸念し、外出控えあり。 |
家族が数日に1回訪問し、内服薬の準備をしていると話するが、している様子なし。 |
家族の金銭搾取(本人の年金搾取)と不適切なケアー(介護放棄)が疑われる |
過干渉な長女がすぐに先回りして自立の機会を奪っている。 |