アセスメント文例

書き込みをするケアマネジャー

すぐに使える!ケアプラン文例集

アセスメントの文例集です。

作成中の言い回しに迷ったときに「すぐに使える」ケアプラン文例を症例別に集めました。コピーしてそのままお使いください。同じようなケースがあった際に「こんな支援があるのか」と参考にしたり、複数のプランを組み合わせて使うことも可能です。忙しい日々の業務の効率化にぜひお役立てください。

なお、こちらの文例集はあくまでご参考として提供するものであり、文例集のご利用に起因してなんらかの損害が生じた場合であっても、責任は負いかねますのでご了承ください。

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アセスメント文例

文例としてニーズの高い「アセスメント文例」をまとめました。起き上がり、立ち上がりのADL領域や、コミュニケーション能力・認知機能のアセスメント等、幅広く役立つ文例をご覧ください。

アセスメント表イメージ

起き上がり

アセスメント文例
認知症があり、起き上がりの指示が入らず起き上がることが出来なかったが、ご家族によると、普段はベット柵につかまり起き上がることができているとのこと。
特殊寝台のギャッチアップ機能を自分で操作し、上手く起き上がっている。
体動時に呼吸苦が出現するため一人では起き上がりができない。
数か月前まで起き上がることが出来ており、ベッドから転落する危険性もあったが、多系統萎縮症の急激な進行により起き上がることは殆ど出来なくなっている。
進行性核上性麻痺 胃ろう 糖尿病 自発的な動きなく寝返り不能 全介助
畳の上に布団を敷いて寝ていたが、起き上がり困難により特殊寝台導入。導入後は自分で起き上がりが可能となった。
手すりをしっかり握る事で起き上がりは可能。
自力での起き上がりは困難な上、ゆっくりとした介助しないと腰痛から痛みの訴えをされる。 また、起き上がった際にベッド柵を掴んで頂かないとバランスが悪く後ろに倒れる可能性がある。
自立ではあるが、腰痛により時間を要す。介助者が手伝うと余計に痛い為、拒否。
自分で起き上がろうとしても、腕の力が入らず途中で止まってしまう。介助者が少し力を貸す事で起き上がり可能。
筋力低下のため自分で手足を動かすことが出来ず、自力での起き上がりができない。
起き上がる能力は残ってるが、職員に対する依存心が強く起き上がろうとされない。 ご本人の起き上がる気持ちをいかに引き出していけばよいか今後も検討が必要。
一度転倒してからは状態が落ちてベッドからの起き上がりが困難であったが、機能訓練士のリハビリなどを得て、手摺をんで起き上がる事は出来るようになっている。
マットや介助バーにつかまりながら、ゆっくりと体を起こすことが出来る。途中でめまいを起こすので介助者が体を支えることがある。
ベッド柵を掴んで起き上がることは可能であるが、ご自分が立ちあがり困難であることを認識せずに起き上がるとすぐに立ちあがろうとするため、転倒転落のリスクは非常に高い。 ベッド横のコールマット設置は必須である。
ベッド柵をつかんでの起き上がりは可能であるが 、座位のバランスが悪く、立位を保てないことを認識せずに立ち上がろうとされるため転倒、転落の危険性が高く現時点ではコールマット対応が必要。

立ち上がり

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立ち上がり可能ではあるが、ふらつきがある為、見守りが必要。
立ち上がりは可能だが、すぐにバランスを崩してしまうためお一人では困難。 職員が軽くご本人を支えつつご自分の力で立って頂く必要がある。
立ち上がり:椅子の座面に手を付き、加重しゆっくり立ち上がる。
立ちあがりが出来ず全介助を要する。 その際、ご本人に職員に噛みつくなどの問題行動が観られるので注意が必要。 出来ればご本人のケアは二人介助で対応した方が望ましい。
痛みで身体をあずける場所がなく、上体を自由に起こしたり、下げたりの調整が必要。また立ち上がり時に支えが必要である。→特殊寝台と付属品を貸与し、状態に応じて安楽な姿勢を確保できるようにする。
手すり等につかまれば、自立可能ではあるが、気力の低下により介助を依頼する事が増えてきた。
手すり等につかまる事で立ち上がり可能。つかまる事が出来ない場所では一部介助が必要。
手すりを持ったり、テーブルに荷重をかける事で椅子からの立ち上がりは可能だが、床からの立ち上がりが困難。
手すりやテーブルに荷重をかけて立ち上がり可能。腰痛により時間を要す。
手すりにつかまって立ち上がることが出来るが、途中で膝折れしてしまうことがある。
自宅では布団に寝ているため、柱まで這って行き柱につかまって立ち上がる。つかまるところがあれば立ち上がることが出来る。
左手に強い拘縮があり、右手で手すりを掴んで頂きながら職員の一部介助で立ちあがる。 また、ADLに日内変動があり体調の悪いときは立位をとることは困難。
腰椎椎間板ヘルニアの痛みにより立ち上がりに時間を要す。介助者が手伝うと、痛みが増す為、時間がかかっても自身で立ち上がりたいと言われている。
何かにつかまる事で立ち上がり可能ではあるが、椎間板ヘルニアの痛みがあり、時間を要す。
何かにつかまる事で自立ではあるが、右下肢免荷により左足のみで支えている為、転倒リスクあり。
下肢に力が入らず、自分の足で支える事が出来なくなった。
圧迫骨折後の痛みにより、立ち上がるまでに時間を要す。
テーブルにつかまって膝を立て、膝を押さえながらゆっくりと伸ばすことで立ち上がることが出来る。

移乗

アセスメント文例
立位は殆どとれずベッドから車椅子への移乗は全介助にて対応するが、そのことを事前にご本人に伝えておかないと、移乗の際にベッド柵をむなどの行為をされることがあり、事故に繋がる恐れがある。
立ち上がりの際に膝に痛みの訴えがあり、ベッドから車椅子への移乗の際は基本的な動作は見守りで良いが、急な座り込みや膝折れなど注意が必要で、ご本人をいつでも支えられるよう手を添えておく必要がある。
立ち上がりに不安定な部分があり、ベッドから車椅子への移乗の際は一部介助を要するが、自分の力で移りたいとの気持ちが強く、コールを押さずに自分で移ろうとされる。 ご本人のお気持ちと、リスクマネジメントの観点から本人にとってより良いケアマネジメントを模索していかなくてはならない。
本人は手すりにつかまって、介助者がお尻を支えることによって移乗出来る。
常時ベット上で寝たきりの生活をしている。通院時のみリクライニング車いすに移乗し、全介助にて移動している。
手足に拘縮があり移乗は全介助を要するが、その際ご本人が職員に噛みついたり、つばを飛ばすなどの行動障害がある。 そのためご本人のケア全般は職員二人介助にて対応した方が良い。
手すりをしっかり握る事で移乗は自立。
車椅子やベッドへの移乗は協力動作がなく全介助にて行うが、ご本人の体重を考慮すると移乗の際は二人介助が望ましい。 また、個人所有の車椅子はアームレストとフットレストが取り外し可能なため、移乗の際は外した方がご本人にも職員にも負担が少ない。
持病の脳梗塞後遺症の影響で片麻痺があり動作に影響を抱えている。
左半身に麻痺があるが右半身でベッドの手摺や車椅子をつかんで自立した移乗が可能で、トイレもトイレの右横に設置した手摺をつかんで移乗することが出来る。 移乗に関しては現時点で失敗の報告を受けてはない。
介助者である奥様に腰痛が発生した為、スタンディングリフトを使用している。
右半身麻痺の為、ベッドや車椅子、トイレへの一人での移乗は難しく、一部介助が必要。 その際、ご本人が一人では難しいということを理解しており、適宜コールを押されるため転倒転落のリスクは低い。
右下肢免符により左足で体重を支えて移乗。転倒リスクあり見守りが必要。
移乗動作は自力で行えるが、認知症があり理解できないことがあるため、介助者が声掛け説明をして移乗を行っている。
移乗時にバランスを崩してしまうことが多く、介助者が腰を支えて行っている。
移乗の際に左の膝が折れて座り込んでしまうため、介助者が左膝を前から押さえながら両腕を少し支えて移乗している。
移乗に介助が必要であるが、体重が重く女性の介助では困難。スタンディングリフトを使用している。
椅子への移乗は、テーブルにつかまりながら自分で出来る。
ポータブルトイレへの移乗は、介助バーをつかまりながら自力で行えている。
ベッドから車椅子への移乗に関しては全介助にて対応するが、ご本人の体が比較的大きい上、立位を取れないために、移乗時の事故や職員の負担を考慮して職員二人介助での対応を基本とする。
スライディングボードを使用し移乗を行っている。

立位

アセスメント文例
両手でシルバーカーにつかまれば立位を保つことが出来る。
両下肢筋力の低下のため、介助者が支えても立位を保つことが出来ない。
片手でテーブルにつかまれば立位を保つことが出来る。バランスが取れれば手を離すことも出来るが、何かあった時につかまれるものが近くにないと危険。
封入体筋炎  下肢自力で動かせず全介助 上肢の筋力も乏しく立位時の加重も不可
膝の拘縮が強く、立位姿勢をとることが出来ない。
寝たきりの状態で、立位をとっていない。
手すりを握れば立位可能だが、膝折れする事もある。
手すりにつかまってもらい、介助者が体を支えれば数分程度立位を保つことが出来る。
自立も可能ではあるが、膝折れの可能性があり、側での見守りが必要。
何もつかまらなくても立位を保つことが出来る。
何かにつかまることで5秒程度の立位可能。ただし、膝折れのリスクがある為、すぐに支える事が出来る距離での見守りが必要。
右下肢免荷の必要性があり立位時は左足で体重を支えている。転倒リスクあり見守りが必要。
ベッドや椅子からの立ち上がりは可能だが、バランスが悪くお一人では転倒の危険性が高い。 立ち上がって動く際は、居室ならコールを押して、共有スペースなら職員を呼んで頂くよう伝えて納得してもらう必要がある。
ふらつきがあり、介助者が体を支えても10秒程度しか立位を保つことができない。
おすすめ文例

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利用サービス別、領域・状態別のモニタリング文例を集めました。

座位

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背もたれ付きの椅子であればバランスをとって座位を保つことが出来る。
背もたれ等の支えがあれば座位可能ではあるが、だんだんと左側に傾く為、長時間の座位は困難。
背もたれがあれば、長時間の座位保持可能。
体が左側に傾いてしまい座位を保つことができない。クッションなどで体重をかけられるように調整すると10分程度可能だが、介助者が定期的に体位を調整する必要がある。
全身に拘縮があり、丸まった姿勢のため座位を保つことができない。
身長が低く、座ると床に足がつかず不安定になるため足置き台を設置することで座位を保つことが出来る。
常時ベッド上で寝たきりなので、座位をとっていない。
車椅子上での座位を保つことが困難で、時間とともに右に傾いたり前屈したりしてしまう。 現在クッションを入れ傾きに対応しているが、今後リクライニング型車椅子に移行するか、服薬している精神科の薬を調節するか検討が必要。
車椅子上での座位は可能であるが、短時間で身体の傾きが見られ、クッションで傾きを防ぐ必要がある。
座面を手で押さえるようにしてバランスをとれば5分程度座位を保つことが出来る。
起き上がるとめまいがするため、座位をとることができていない。
何もなくてもベッドで端座位を保つことが出来る。
椅子のひじ掛けにつかまれば1時間程度座位を保つことが出来る。
リクライニング車いすの背もたれを倒した状態であればなんとか座位を保つことが出来る
ベッド端座位は可能であるが、そのまま食事をするなどの長時間になると保持出来ず後ろに倒れてしまう。 椅子や車椅子に座っていれば、バランスを崩すことなくある程度の長時間座位を保持出来る。

歩行

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歩行不安定にて歩行状態からは歩行器の使用が望ましいと思われるが、ご本人の認知症の進行から歩行器を正しく使用することが困難と思われる。 安全に配慮する為には、歩行器は使用せず職員が横に付き添いご本人に歩いて頂く必要がある。
歩行不安定。時々転倒をしており杖等の使用を勧めているが使用に抵抗がある。
歩行車を使用して自立して歩かれるが、パーキンソン病の既往があり刻み歩行で歩き、日によって歩行状態に変動があるために、ご本人の調子が悪いときは車椅子を使用するなど臨機応変の対応が必要
歩行車を使用しての歩行が可能であるが、認知症の症状が高いことに加え、膝の痛みがあるため職員の付き添いが必要。 定期的に整形外科にて膝にヒアルロン酸注射を施行して痛みの軽減に努めている。
歩行はゆっくりだが自立。病院受診等の外出時は杖を使用しているが、忘れて帰って来る事が何度かあった。
歩行すること自体は可能であるが、バランスが悪くお一人では困難な為、職員の付き添いが必要となる。 また、居室内でコールを押さずに自分でトイレなどに行こうとする傾向がある為、コールを押すことが定着するまでは居室にコールマットを敷いて対応する。
膝痛の訴えはあるが、歩行は安定している。
肺癌が大腿骨に転移。骨折防止の為にステンレスを入れたが折損。手術は拒否した為右下肢免荷の必要があり歩行は出来なくなった。
馬蹄形歩行器を使用して歩行されるが、右大腿骨頸部に痛みの訴えがある。 ご本人の体重増加傾向にて、食事量を調節して、下肢への負担を軽減させる必要がある。
馬蹄形歩行器を使用しての自立した歩行が可能ではあるが、白内障の影響にて左眼が殆ど見えておらず、居室内や共有スペースを移動しやすいように環境を整える必要がある。
段差のない屋内は歩行器で歩いているが、不安定なため見守りが必要である。屋外は段差を超えることができないため、体を支える介助が必要になる。
多点杖を使用する事により、屋内、屋外共に安定した歩行可能。
前傾姿勢のため、歩行器を使って体を支えながら歩行する。
前傾姿勢で摺り足歩行。時々つまづく事はあるが転倒する事は無い。外出時は一本杖使用。
摺足歩行ではあるが馬蹄型歩行器を使用する事により概ね安定した歩行可能。
心不全があり自力での歩行を禁止されているので、移動は車いすで介助者がすべて押している。
職員付き添いであれば杖でも歩行可能である。 一人での歩行であれば馬蹄形歩行器が望ましいが、ご本人が後ろにバランスを崩す事がありリスクはある。
小刻み、摺り足歩行。自宅内の小さな段差でもつまずく様になっている。
手を後ろに組んでバランスをとりつつ歩行する。
室内移動は主に伝い歩行、屋外は何とか独歩だが不安定。頻繁に転倒が見られている。歩幅も狭く、足取りは遅く、あまり足が上がらない状況。階段は何とか登れるが、大きな段差は手すりがないと転倒の危険がある。起居動作は手すりが必要な状態。
自力歩行はつかまらず可能だが、認知症のためどこに進んでいいのかわからず、そのため常に介助者による誘導の下歩行している。
自宅内は壁や家具を伝い歩き、屋外はシルバーカー、買い物時は店舗用カート使用。
自宅内は左手に杖、右手は壁や家具を持ちながら、ゆっくりとどうにか歩行している。屋外歩行は困難。
支えなしで、室内外移動できる。入浴は、手の届かない範囲で介助が必要。着替えは、準備と一つ一つ順番に、渡すと着替えることができる。
現在はトイレまで歩行可、円背ではあるが自宅内の移動はでき、屋外では杖歩行。                 2年前より介護認定を受けているが、本人の拒否によりサービスの利用実績はない。主介護者は長男の嫁ではあるが、長男は15年前に他界している。本人の生活状況は耳が遠く、排尿はトイレ以外でも玄関先や近隣の敷地など勝手におこなってしまうなど問題が多く、ご家族は日中独居での生活には限界を感じていいる。
何にもつかまらずに自力歩行が出来る。
屋内は壁や家具に伝う。屋外は杖や歩行器を使用。5mの連続歩行は可能。特に見守りは必要ない。
円背があり、膝を押さえながら前傾姿勢で歩行するため、前方がよく見えず、慣れていないところは一人で歩くことが出来ない。
リハビリではPT介助にて歩行訓練をしているが、日常生活の中での歩行は出来ていない。

車いす移動

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認知症があり自分で車いすを自走することが出来ない。介助者がすべて車いすを押して移動している。
通所サービス利用時は自走している。自宅内は狭くて難しい為、家族が介助している。
手は使わず、足で漕いで自走している。殆ど介助を受ける事は無い。
車いすを自走している。狭いところや方向転換など一部介助者の介助が必要なことがある。
自走可能ではあるが左手の力が弱く、左斜めに進んでしまう。
自走可能ではあるが、認知症状の進行によりブレーキのかけ忘れが増えてきた。また、解除せずに動こうとして車椅子が動かずに、壊れていると訴える事もある。
自走可能ではあるが、周囲を確認しない為注意が必要。
自走する能力はあるが、気力の低下により、介助を依頼する事が増えてきた。
施設内自走しているが、周囲を見ずに動く為、注意が必要。
施設内は車いすを自走しているが、屋外は介助が必要。
左半身に麻痺があるが、右半身の手足を使用して車椅子の自操が可能。また、左側のブレーキに棒状の筒を取り付けることで、ブレーキも自立して行う事が出来る。
屋内は車いすを自走しているが、屋外の平らでない場所は手に力が入らず自走することが出来ないので介助者が押して移動している。
屋内は自走可能。外出時は介助を要す。時々、歩行器代わりとして押している事がある為、注意が必要。
屋内は広い場所であれば自走可能。屋外は主に介助が必要。
ゆっくりとしたペースで車椅子の自操は可能だが、体力的に長距離の自操は困難な様子。 介助者としては出来得る限りご本人の自操する力を活用しながら、体力的に難しい部分を補うように介入していく必要がある。

麻痺・その他身体状況

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脳梗塞後遺症により左片麻痺あり。
視床下部の出血により全身に麻痺が残っているが、調子が良いときはコミュニケーションも可能で食事の際の嚥下も良好。 体調には日内変動があり、調子が悪い時は食事も無理に提供するのは危険性が高い。
左半身に麻痺があり 動かすことができない 右は動かせる
高齢であり又脳梗塞後遺症で右片麻痺が残存している為、通所リハビリで歩行訓練・筋力強化訓練等を行うことで、見守りがあれば屋外は杖歩行可能である。
既往により右上下肢に軽度の麻痺があり。
右半身に麻痺があり、利き手ではない左手で食事をするため、介助用の箸とフォーク、スプーン、介助用の皿を使用することで自立した食事をすることが出来るが、若干の食べこぼしがありエプロン必要。 皿の位置の調節もご自分で可能。
以前に左手を骨折された際に、暫く左手を固定していたが、その影響で左手の拘縮が悪化、完全に動かすことが出来なくなる。 そのため、衣服などは伸びる素材のものなどを使用した方が、ご本人に負担がかからずに良い。
左足の拘縮が著明で膝が内側に大きく曲がった状態で固まっている。 その為左鼠径部に皮膚トラブルが起きやすく、オムツカバー着用中であるが、装着が難しく排泄物が漏れて衣服まで汚染することがある。 毎日の鼠径部を含めた陰部洗浄と、衣服汚染の際は速やかに更衣して清潔を保ち、皮膚トラブルを予防する必要がある。
腰椎椎間板ヘルニアにより腰から臀部にかけての痛み継続中。
パーキンソン病の進行に伴い、身体の傾きが酷くなってきた。

皮膚疾患・褥瘡

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幼児期からアトピー性皮膚炎がある。皮膚科医処方の軟膏を毎日塗布中。
仙骨と背部に褥瘡あり。皮膚科医よりエアーマットを勧められた。
車椅子上で一時間程度の座位を保つことは可能であるが、臀部の褥瘡が完治していない為、長時間の離床は患部を悪化させる恐れがあり、ご本人からも痛みの訴えがある。 その為、現時点では食事の際だけ短時間離床し、患部にかかる圧を抑え治癒に努める。
脂漏性湿疹有り。頭皮を掻きむしり、出血の跡が多数有る。
子供の頃からアトピーがある。入浴後に軟膏塗布が必要。
乾燥と痒みで1日2回の軟膏塗布が必要。背部の塗布には介助が必要。
臥床の際はエアマットを取り入れ、定期的な体位交換とおむつ交換時の陰部洗浄を行い、皮膚トラブルを防ぐことが出来ている。
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衣類の着脱

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認知症があり、着脱動作が理解できず協力動作得られない。全介助にて着脱を行っている。
入浴の際などほぼ自立して更衣出来ているが、ポケットのなかにティッシュや携帯電話を入れたり、脱いだおむつをそのまま洗濯籠に入れることがあるため、職員の介入は必要。
全介助にて対応する必要があるが、左腕の拘縮が強く、伸縮性の低い衣服では更衣介助の際、ご本人に痛い思いをさせてしまう。 伸縮性が高く大きめの衣服を用意することが望ましい。
声掛けによりズボンを上げることが出来るが、上げ方が十分でないため、介助者が毎回ズボンを引き上げている。
上着は自立可能。ズボンの着脱に介助が必要。
上着の片方に袖を通したあと、もう片方の腕に通しやすいように介助者が上着を引っ張ることによってもう片方の腕も通すことが出来る。
自分でズボンを上げようとするが、立って片足立ちしてしまい転倒の危険があるので、介助者が見守り座位でできるように声かけをしながらズボンを履いている。
指が十分に動かず、ボタンを留めることが出来ないため介助者がボタン留めを行っている。
更衣時、バランス不安定。
拘縮が強く、介助者が2名対応で着脱動作を行っている。
介助者が上着を広げると腕を上げて袖を通そうとする。
衣類の着脱は自分で行うことが出来るが、何を着ていいかわからないので、介助者が衣類を準備して声かけを行っている。
衣類の着脱は自分で行うことが出来る。
衣服を着る順番が分からず、裏表を間違ってしまうこともあるので、介助者が着る順番に衣類を広げて渡し、声掛けを行っている。
ベット上で寝たきりの状態であり、衣類着脱は入浴時に寝たまま行われている。筋力が弱く自分で寝返りすることも出来ないので、着脱動作も全介助にて行っている。

入浴

アセスメント文例
浴槽からの立ち上がりが困難となり、浴槽台を福祉用具にて購入。
認知症があり、タオルを渡してもそのまま頭に載せてしまうので、介助者が全身を洗っている。
入浴動作は自分で行うことが出来る
入浴を嫌がることが多く、介助者が足湯を提供しながら20分程度話をすることで入ることが出来る。洗身動作は自分で出来るが、足先など洗い残しが多いので介助者が洗っている。
入浴は背中のみ介助必要
入浴に関する一連の動作は概ね自立だが、洗髪後に洗身をしたにも関わらず、再度洗髪をしようとする。
入浴に関する一連の動作は1人で行えるものの、動くと血中酸素濃度が低下し、呼吸苦となる為、介助を要す。
入浴に関する一連の動きは可能ではあるが、どこを洗ってどこを洗っていないのかが分からなくなる。しかし、介助者が教えると不機嫌になる。
入浴 : ひとりで入浴出来ているが洗身が不十分なため家族が声がけしている
男性職員の入浴介助に対しては拒否が見られるが、入浴後の拭き上げなどは男性職員による対応でも拒否はない。 その為洗身洗髪に関しては当面女性職員が対応し、ご本人の様子を見ていく必要がある。
洗髪の声掛けをすると「洗わない」ということが多いが、介助者がやさしく声をかけながら髪をお湯で濡らすと嫌がらずに介助を受け入れる。
洗身洗髪に関してある程度はご自分で可能かと思われるが、依存心が強く介助者に全面的に頼る傾向が見られる。 ご自身の意欲を引き出すためにも、必要最低限の介助を心懸ける必要がある。
洗身について、体の前面は自分で洗うことが出来るが、右肩の可動域制限があり後ろ側に手が届かないため、背中とお尻を介助者が洗っている。
洗身と洗髪は自力で行うことが出来る。浴槽をまたぐ際に右足が上がらないので、介助者が足を支える介助を行っている。
寝たきりで座位が保てないため、ストレッチャーのまま入れる特殊浴槽を使って入浴している。
自力歩行が出来ないため、入浴は車いすでリフト浴対応している。
四肢に拘縮があり、自分で洗うことが出来ないため、介助者が全身を洗っている。
血圧が低値にて清拭もしくはシャワー浴、どちらで清潔を保持するか、ご本人の体調を考慮して都度看護師と検討して対応する必要がある。 シャワー浴を施行するにも、リクライニング型のシャワーチェアーにて角度を倒して施行することが望ましい。
デイサービスにて入浴介助を受けている。手の届く範囲は自身で洗身可能。

排泄

アセスメント文例
夜間帯は睡眠を優先して眠前薬を服薬し、夜用パットをあててオムツ内で排泄し、日勤帯ではご本人にコールを押していただき一部介助でポータブルトイレに誘導し排泄する。 また、日勤帯でも失禁されることがあり、漏れるのが怖いとの本人の訴えがあり、日勤帯でも基本夜パットを装着している。
便座の高さがご本人には低すぎて、移乗の際に一部介助を要する。福祉用具を購入して便座の高さを上げることで自立した移乗が可能かと思われる。
便意・尿意共になし。テープ式オムツを着用し、介助者が3時間おきに交換している。
布の下着を着用。時々失禁あり。パットは使用拒否。
排泄動作は自分で出来るが、排便の際に手が届かず拭き残しがあるため、介助者がお尻を拭く介助を行っている。
排泄動作について、トイレまでの誘導(声かけ)とズボンの上げ下げは、介助が必要である
排泄の際、手摺りをんで立つことが可能であるが、立位のバランスが悪くズボンの上げ下ろしに関しては職員の一人介助では難しい場合がある。 その際はコールを押して他の職員を呼び、無理をせず二人介助にて対応する。
排尿時は自立。排便時は上手く拭く事が出来ずに介助を要す。
排尿困難にて一日3回の導尿が必要だが、パットでの失禁やトイレ誘導時の排尿もあり、適宜排尿の量を記録に残し、定期の泌尿器科受診の際に医師に報告する。
排尿はバルーンを留置して対応中であるが、ご本人はそのことを認識せずトイレに行こうとされてしまうため、その都度排尿のためにトイレに行く必要はないことをお伝えする必要がある。
認知症によりトイレの場所がわからないため、毎回介助者がトイレへ誘導して排泄している。
尿取りパッドを使用しているが、パッドの交換は自分で行うことが出来る。
尿意があり自分でトイレへ行って排尿するが、毎回トイレが尿で濡れているため、都度介助者が後始末を行っている。
尿意、便意共に曖昧。オムツ内にて排泄。3時間おきに交換している。
日中は歩行器でトイレまで移動し、不調な時や不安な夜間はポータブルトイレで排泄予定。→居室からトイレまでに段差があり、段差を解消し、トイレまでの移動をスムーズにする。また朝、ポータブルトイレの片づけを家族が行う。
動作緩慢で間に合わない事がある為、リハビリパンツを着用している。
自立ではあるが、トイレ内を汚す事が多々ある。マットを濡らす事も多く、片付けが家族の負担になっている。
自分でトイレへ行き排尿出来るが、時折間に合わず尿汚染がある。長時間トイレに行っていない時は介助者が声かけを行っている。
時々失禁がありパットを使用している。交換は自分で行っている。
基本自立にてトイレに行かれるが、失禁がある為リハビリパンツを着用している。 本来ならパットも必要であるが、ご本人がパットをトイレに流すなどの危険性があるため、リハビリパンツのみで対応する必要がある。
一連の動作は自立可能ではあるものの、立位が不安定で転倒のリスクがあるため、見守りを行っている。
ポータブルトイレを使用し自分で排尿できるが、後始末できないため介助者が行っている。
ふらつきがあり自分ではズボンを下げられないため、介助者がズボンの上げ下げ、お尻を拭く介助を行っている。
バルーンを使用している。排便はオムツ内で行い、介助者が交換している。
ズボンがうまく下がらずに汚れてしまうため、介助者がズボンの上げ下げの介助を行っている。

 

食事

アセスメント文例
嚥下状態に問題は無いが、ご本人が義歯を装着することに拒否が強く、食事形態を変更(主食をお粥、副食をソフト食)して提供している。 今後、ご本人の意向に変更があれば都度食事形態を検討していく。
嚥下障害があり胃瘻造設しているため、介助者が栄養剤を注入している。
麻痺による利き手変更でお箸が上手く使えず、スプーンとフォーク使用。
箸を使い、自分で食事が出来るが、早食いになりむせてしまうことがあるため、介助者が声かけを行っている
箸を使い、自分で食事が出来る。
脳梗塞の後遺症の麻痺により聞き手交換した事で食べこぼしが多い。食事の際はエプロン使用。
特定疾患により除々に食事の際の介助量が上がってきている。 介助用の大きな皿に主食や副食を少量づつ盛り、職員見守りの下ご本人に自力摂取を促している。
痛みや倦怠感があり、食事や睡眠がとれない。 特に食事はほとんど摂取できず、動くこともしんどい。受診もしんどくなってきた。自宅で点滴治療ができるならぜひとも希望する→自宅で訪問看護を行い、栄養、水分管理を行う。また状態を報告し、医師との連携を図る。
大きいものは一口大の大きさにすることで、フォークを使って自分で食事が出来る。
食事をかきこむように口に入れて、水で流し込むように摂取されるため、定期的に嘔吐することがあり誤嚥性肺炎の危険がある。 食事の度にご本人にゆっくりと食べるように声かけをしているが、聞こうとされない。 また、間食も多く体重も増加傾向にあるため、主食の量を減らして様子を見ている。 今後も誤嚥性肺炎のリスクについては、ご本人に伝えていき、それ以外の対応についても、各専門職を交えて検討していく。
食べる動作が理解できず、スプーンを渡してもテーブルをたたいてしまうので、毎回介助者が介助して食事している。食欲はあり全部食べることが出来る。
食べこぼしが多く一部介助は必要であるが、ご本人が最後まで自分の力で食べようという意志が強くあり、可能な限り自力摂取を促している。
食べこぼしが多く、エプロンを使用している。
手の震えがあり、みそ汁等を自分で飲むことが出来ないため、汁物は介助者が介助して飲んでいる。
自立して食事をされ、本人の希望で食事形態は常食で水分にトロミもつけないが、ムセは頻回に見られる。 食事形態やトロミの有無については、嚥下状態を観察しつつ検討する必要がある。
自助食器と自助スプーンなどを使用して基本自立にて食事をされるが、細やかな指の動きが出来ないため、皿の入れ替えや麺類を摂取するときは全介助など、適宜職員の介入を必要とする。
左半側空間無視があるため、食事を本人より右側にセットすることによって自分で摂取することが出来る。
間食が非常に多く体重も増加傾向にある為、あえて主食の量を減らしているが、その件に関して時折り不満を訴えられる事がある。 今後もご本人の希望と体重や栄養状態を観察しながら、食事の量をどうしていくか管理栄養士を交えて都度検討していく。
一部介助で食事をして来られたが、食べこぼしの多さや車椅子上での座位保持の困難さがあり介助量は増やした方がよい。 自助スプーンと蓋付きのストローで飲むコップを購入して、座位はクッションで調整、ご本人に大きめのエプロンをつけて頂き様子を見る。
ベッドに端座位になりテーブル上の食事を自力で摂取する
スプーンを使用して食べることが出来るが途中で食べることをやめてしまうため、途中から介助者が食事介助している。介助することで完食できる。
スプーンとフォーク使用。主食は軟飯、副食は粗刻み。

口腔衛生

アセスメント文例
部分義歯あり。介助者が声掛けと準備をすれば歯磨き、義歯の浸け置きも自分で出来る。
能力としては自分で歯磨きに関する一連の動作は可能と思われるが、面倒との理由でずっと磨いていない。
促して準備を行えば、歯磨きを行う。部分義歯の洗浄は面倒との理由で水洗いしかしない。
洗面台まで同行し、準備をすれば、自分で歯を磨く事は可能。
洗顔、歯磨きを自力で行っている。
身体に強い強張りが出るときは嗽をすることが困難となるため、介助によるブラッシング程度の対応でないと難しい。 比較的調子が良く強張りが見られない時は、全介助にて口腔ケアを施行する。
上下部分義歯。取り外しは自分で行うが、洗浄は家族が行う。歯磨きは自分で行う。
上下共に総入歯を使用。本人でブラシを使用して、磨く事が出来るが、家族による物品の準備や声掛け、促しが必要。
準備には介助が必要だが、自身で歯を磨く事が可能。
自分では義歯の取り外しが出来ず、介助が必要。
誤嚥性肺炎を防ぐためにも毎食後の口腔ケアは欠かせないが、自分では行き届かない。声掛けと指示が必要。定期的に歯科にもかかると理想的。
義歯はなく、自歯があるが、歯を磨く習慣がなく、虫歯や口臭があり口腔内の衛生を保つ必要がある。
ご本人一人に口腔ケアをして頂くと、歯ブラシなどの使用形跡がなく、されない場合が多い様子で、食後は都度声掛けし口腔ケアの準備をする必要がある。 口腔ケア自体はご自分でされるので、訪問歯科と連携しつつ口腔内の清潔保持に今後も努めていく。
ご本人から口腔ケアをしようとする意思はないが、職員が洗面所に誘導しセッティングをすれば、後は拒否なく自立にて口腔ケアをされる。 磨ききれていない箇所などは月に2回の訪問歯科でフォローしていく。
アルツハイマー型認知症で義歯の手入れできない。毎日のデイサービスで昼食後だけでも口腔ケアの機会を提供し、食事の楽しみを損なわないようにする。

服薬

アセスメント文例
薬を飲むことは忘れているが、水を準備して声掛けすることで自分で服用することが出来る。
薬をのみ忘れてしまうことが多く、介助者が朝に電話して服用を確認している。
服薬管理も服薬動作も自立している。
服薬せずに隠す事がある為、必ず確認が必要。口の中に入れても、吐き出す事があり、飲み込むまで確認。
服薬カレンダーにセットすることで、忘れずに飲むことが出来ている。
服薬カレンダーで管理しているが、時々のみ忘れがあるので声掛けが必要である。
認知症があり、内服薬は介助者が管理している。毎食後に介助者が袋から出して手のひらに載せることで服用出来る。
認知症。短期記憶なし、見当識障害あり、BPSDなし。 カツラへの執着あり、入浴時も装着したがる。
昔から粉薬が苦手で、服薬ゼリーを使用している。
錠剤を飲むことが出来ないので薬局にて粉砕されている。介助者がトロミをつけてスプーンで口に持っていくことで飲むことが出来る。
手渡しをすると破棄する事がある為、飲み込むまでの確認が必要。
一方化された袋を開け、手のひらに出す介助をすると自分で飲むことが出来る。
のみ忘れなく自分で服薬することが出来ている。

整容

アセスメント文例
認知症があり爪切りを理解できないので、介助者が全介助にて爪切りしている。
認知症があり、タオルを渡しても拭くことが出来ないため、介助者が蒸しタオルにて顔を拭いてる。
手の爪は自分で切ることが出来るが、足は届かないので介助者が切っている。
介助者が蒸しタオルを渡すと自分で拭くことが出来る。
介助者が櫛を渡すと、自分でとかすことが出来る。
以前は毎日髭剃りをしていたが、促さないとしなくなった。
ご自分で更衣をすることは出来るが、季節感のない服を選んだり、不要な重ね着をされるため、一部ではあるが職員の介入は必要。

買い物

アセスメント文例
欲しい物を家族に伝えて購入依頼。同行はしない。
買い物に同行する事は無いが、欲しい物を家族に伝える事はある。
選び支払う事は可能だが買い物に行く事が出来ない
近所の店に買い物に出かけ、必要なものを買うことが出来る
近所のスーパーに買い物に行っているが、同じものを何度も買ってきてしまうので介助者が定期的に冷蔵庫の整理をしている。
近所のスーパーに一人で買い物に行くが、前日と同じものを買ったり、自宅に有るものを買ったりしている。期限切れが多く、家族が処分に困っている。
以前は家族と一緒に買い物に行き、清算は本人がしていた。最近は精算機の機械での支払いが多く、操作が出来ずに支払いは家族が手伝う事が増えた。
スーパーが遠く移動が困難なため、宅配サービスを使って日用品を購入している。
ご本人が買うもののリストを作るが、スーパーまで歩いていくことが難しく、介助者が代わりに購入する

金銭管理

アセスメント文例
目が悪いため、お金を数える支援が必要だが、計算はできるので金銭管理は自分で行っている。
認知症があり金銭管理が出来ないため、すべて家族が行っている。
通帳は家族が管理しており、手元にある数千円のみ自己管理している。
通帳は家族が管理し、少額を自己管理している。収支は把握している。
多額を引き出し、何処に置いたか分からなくなった事がある。その後はカードは本人所持だが通帳を家族が所持し、定期的に記帳して確認している。
手のひらから服用すると薬が口からこぼれてしまうことが多く、介助者が錠剤をスプーンに載せて渡すことで自分で口の中に入れることが出来る。
計算が出来ないので金銭管理はすべて家族が行っている。
銀行への預け下ろしは家族がやっているが、お金の管理は自分ですべてやっている。
金銭管理は家族が行っており、本人の財布にはいつも2,000円程度入っているが、使う機会はない。
お小遣い程度は自分で管理しているが、銀行のお金は家族が管理している。
お金があるとすぐに使ってしまうため、家族が少額ずつ渡している。

その他IADL

アセスメント文例
本人自体のADLが低く、居室内の片付けはご自分では困難にて介助を要するが、強い物盗られ妄想があり、不要に思えるものでも処分することが難しい。 居室内の品物の処分や整理に関しては基本ご家族にて、本人を交えて判断して頂くのが望ましい。
訪問介護支援時に、本人に洗濯をしてもらっているが、毎回、洗剤の量や操作方法を介護員に確認している。
歩行器を使ってゴミだしにいくことはできる。
独居生活。半身麻痺も幸い利き手は自由。重い買い物と掃除洗濯の家事支援必要。他者依存心は低い。
電話の掛け方が分からなくなってきた。教えても押し間違えがある。
調理はしているが(包丁は左手)圧迫骨折後でしゃがむ、両手鍋で横移動は困難。立位保持は5分。椅子に座って休みながら行う。
洗濯機を回す事は自らしているが、回した事を忘れて、家族が気付くまでそのままになっている事が増えてきた。
洗濯の際、洗剤の適量がわからなくなった。液体ボトルが数回で空になる量を入れており、家族がすすぎ直しをしている。
自宅内は杖、つかまり移動であるが、転倒なく移動が継続できるよう筋力を向上できる訓練を行う。 理学療法士の元、歩行訓練、バランス訓練、物理療法などを定期的に受けることができ、や自宅でできるストレッチなどを指導受ける。
自宅の固定電話を使用して家族や病院へ自分で電話をする事が出来る。
高齢者向けの携帯電話所持。登録している家族へはかけることは可能。自分で番号を押してかける事は出来なくなった。
携帯電話所持。自分からかける事は出来ないが、掛かってきた電話を受け取る事は可能。
携帯電話を所持しているが、使い方が分からなくなってきており、度々、家族に聞く様になった。
家族が携帯電話を購入したが使用方法を覚える事が出来なかった。固定電話は使用可能。
家事全般は、一人では難しいが、誰かが一緒に声掛けし手順を伝えると出来る。

コミュニケーション能力

アセスメント文例
脳出血の後遺症で高次脳機能障害があり、言葉でのコミュニケーションが成り立たない場合がある。視覚的な情報は有効で絵や写真で思いを汲み取る試みをしていく。
難聴で聞こえにくく、元々口数も少ない。身振り手振りでの意思表出が多い。
先天的に視覚聴覚言語に障害あり、触手話でのコミュニケーションで生活が成り立っている。触覚と嗅覚しか残されていない。空間認識力が抜群で今のところADLはほぼ自立。
先天性の聴覚障害あり手話でのコミュニケーションと筆談。込み入った話し合いには手話通訳者の派遣要請。
重度の難聴であるが、ジェスチャーや手話で意思疎通を図ることが出来る。また、喜怒哀楽が激しく出る傾向があり、表情からもある程度読み取る事が出来る。
若い頃から社交的だった。デイサービスでも交流を楽しんではいるが、認知症の進行と共に同じ話を繰り返す様になった。
疾患から、言葉が出にくく、時折、ストレスを感じている。本人が伝えたい内容等を考慮する必要がある。
失語症により言葉を発する事は出来ないが筆談や身振り手振りで意思を伝える事は可能。
失語症があり、思った言葉がでてこないことがあるが、こちらの話すことはある程度理解できる
自宅でも通所先でも良くお話をされるが、話の辻褄が合わない事が増えてきた。同居のお孫様は段々、話し相手をしなくなっている。
自らコミュニケーションを取ろうとするが、言葉がなかなか思い出せなく、発するまでに時間を要す事が増えてきた。
歳相応の物忘れと難聴はあるものも、コミュニケーション自体は可能。 ただ、気難しい面があり、意外な場面で急に立腹するような面があるため、立腹された時は記録に残して情報を職員間で共有し、ご本人とコミュニケーションをとる上で注意する必要がある。
元々社交的で話し好き。デイサービスでも積極的に他者に話しかけるが、認知症の進行と共に同じ話を繰り返すようになり、周りに嫌がられる事が増えてきた。
家族を笑顔に出きるような受け答えが出きる。 ありがとう。またね、やっといたよ
意思の疎通が難しくできない。こちらの言うことは理解できず自分の要求は通そうとする

認知機能

アセスメント文例
物事を覚えていられず 一日になんども同じことを 繰り返し聞いたりする なのでなかなかすすまないことが多くある
脳卒中の既往と、それに伴う左半身麻痺があるが認知機能は問題なく保たれている。 ただ、現役の頃に社会的な地位を持っておられたことや、ご兄弟も亡くなり子供もおらず、知人がキーパーソンといった状況と、現在他者の介助なしには日常生活が送れないという現状が、ご本人の性格に複雑な影響を与えている。 必要以上に介助に入ると自尊心を傷つけられたと感じる傾向が強く、配慮が必要。
認知機能低下著明。買い物の際は長女様の見守りの元、本人に支払いをしてもらう様にしているが、どうしていいか分からず、財布を見ながら動作が止まっている事も増えた。
認知機能低下著名。30分前に食べた食事を忘れ、何度も催促する。
独居でここ数か月で物忘れがひどくなっている。薬を飲み忘れる事が多く、カレンダー式を利用しているがそれも出来ない。主治医へ相談し一日一回昼に処方して貰い訪問介護で対応する事にした。
短期記憶の保持が困難。5~10分前の会話や出来事も忘れることが多い。 孫が来ていると幻覚や幻聴があり自宅内や玄関を探し回ることが毎日ある。
受診をしておらず、認知症状はあるが診断を受けていない。
使い慣れているはずの洗濯機の操作方法が時々分からなくなる。口頭指示途中で思い出す事は可能。
アルツハイマー型認知症の緩徐な進行で、記憶障害と見当識障害が顕著。同居家族が疲弊している。
アルツハイマー型認知症のため直前のことはすぐに忘れてしまい、記憶に留まらない。新聞は読めて計算もでき、過去の話については答えることはできる。
CMとの簡単な会話には問題なく答えられるが、複雑な質問になると、そわそわして、そばにいるご家族様を頻繁に振り返るなど不安なご様子がみられる。
10年通ったデイサービスが倒産し、次を探すが本人が納得できず、空白の時間ばかりが過ぎていく。

他者との交流

アセスメント文例
友だちはおらず、昔から近所との関わりもない。
定年後に転居してきたため深いかかわりは無し。地区の寄り合いなど参加せず孤立している。
地域活動(自治会長、民生委員)に参加された経緯があり、地域との交流が今でもある
昔から人見知りがある。デイサービスでも自ら他者に話しかける事は無いが、相手から話しかけられると応じる。
重度の難聴により、他入居者が不快に感じる行動をとり非難を受けても聞き取れていない場合が多い。 その都度、職員が介入し注意すべきことは伝え、ご本人を受け入れられない入居者と、食事の際に同じ席にならないよう配慮する。
自分を優先してもらえていないと感じると(食事の配膳やコール対応が後回しにされるなど)すぐに立腹し行動に表してしまう。 その為、食事の同席者にはご本人の性格を大らかに受け止められる方が望ましい。 職員もご本人のことを理解した上での配慮が必要になる。
自尊心が高く、自分を否定する言動をされるとすぐに立腹して関わりを断とうとする。 その為居室にこもりがちで、他の入居者とあまり関わろうとされない。
子供は県外で、ここ数年帰郷されていない。電話も本人とはやり取りはしないが、隣人にはよく電話をして本人の様子を聞いている。 町内会の役員を長く勤めていたこともあり、近所の人とは顔見知りであり、挨拶は良くしている。 家を行き来きする友人が近所にいる。
元々社交的でデイサービスでも自分から話しかける事が多い。しかし、短気な性格からか、意に沿わない事を言われるとすぐに大声を出す。
感情が高ぶり他者とトラブルになることが多いため、その都度食事の際の同席者を変更したり、状況に応じては居室に食事を配膳するなど臨機応変に対応しトラブルを最小限にするよう努めた
会社勤めで関わる機会なかったが、地域に貢献したいと定年退職後は民生委員として〇年勤め、地域の防犯見回りもされていた。20 △□年の脳梗塞発症で役を退任したが、地域からは防犯見守り活動にリハビリ兼の活動復帰お誘いがある
介護度の高い他の入居者をからかうような言動が度々見られるが、注意をしても悪いと感じず繰り返してしまう。 その為、一部の入居者から拒絶されているが、受け入れてくれる方もおり、他入居者との関わりにおいて時に職員の介入が必要。
一日家におりテレビをみて 外にでることがない ヘルパーさんとが唯一のかかわりである
意思疎通難しいが愛犬との戯れで癒やされている
デイサービスにて交流あり。積極的に話しかけている。
コミュニケーションをする能力自体は備わっているが、自尊心が高く好き嫌いが激しく出る傾向にある。 食事の際の同席者や、ご本人の自尊心を損なわない声かけの仕方に配慮が必要。

介護力

アセスメント文例
要介護2の妻を携帯持たないリウマチの夫が介護。精神的な支えのみ。限度額いっぱいの訪問介護でぎりぎりの在宅生活。
夫が主介護者として、調理や排泄介助等を行う。同居している長男は就労の為、積極的な協力は難しい。夫も高齢で有る為、体調等を注意していく必要がある。
同居の夫が、物を持ってくる等簡単なことであれば伝えれば行えるが、調理や洗濯等家事一切は行う習慣がなく、夫もやる意思がない為協力は困難。
同居の長女は有識者で休みが少ない。他に身内はいない。
同居で無職の長男がキーパーソンで介護や家事を行っているが発達障害がある。また、些細な事で本人やサービス事業所の職員に対して怒鳴る事もある。
長男と同居ではあるが、仕事で朝は早く帰りも遅い。平日の日中は独居状態。
長女、長女の娘と同居。長女と長女の娘はご本人にはあまり関心がない。 隣県に住む長男が時々訪問している。 長女、長男とも就労あり、身の回りのことや通院などを支援することは困難。入退院の時などは関わりを持たれる。
精神疾患のある長女(共依存と)同居。大腿骨骨折後要介護3の認定。経済事情脆弱。介護サービスへの抵抗感あり。
近視にて見守り、ふらつきがあるため介助者がすぐに介助できる。
キーパーソンは離れて暮らす長男夫婦。本人、夫、長女の三人暮らしだが夫は認知症に対する理解力が乏しい。長女は長男との関係性が良くない事もあり、口は出すが協力はない状態。

居住環境

アセスメント文例
築年数が古く、自宅に風呂がない。トイレも段差のある和式トイレであるため補高便座を使用している。
寝室は2階であったが、階段昇降が困難となり、リビングにベッドを移動した。
小さな段差が多く躓きやすい。
集合住宅の2階に居住している。手すりがなく、階段の上り下りは転倒リスクがある。
室内は狭く ベッドを置くと 一人が立てる範囲しかない
自立居室にいた頃は部屋中に物が積まれており、その為動線がせまく足取りは悪いが周りの物につかまりながら独歩にて移動しておられたが、今回居住環境を介護居室に移動されたことで動線が広くなり周りにつかめる物がすくなくなった為、逆に一人で歩いて移動する事が困難となった。
自宅内のは段差が多く、手すりもない。
坂の途中の戸建て住宅に居住中。坂道で何度も転倒している。
最近引っ越してきた。室内には段差ないが、エレベータから玄関までの間に3段段差あり。
高台の戸建て。外階段が13段あり外出をためらっている。
公団住宅の4階。EVなしで独居。片麻痺で階段昇降困難。
玄関から門扉まで10段の階段がある。手すりに荷重をかけ、ゆっくり移動。時間を要す。
玄関アプローチは段差17センチの階段12段。車いす昇降断念し訪問介護の2人介助か訪問入浴を検討。
建て増しを繰り返しているため、室内は段差が多い。玄関から道路までの距離が短く基礎が高いため、玄関前階段が4段ある。介助やつかまる物が無ければ移動は困難。
エレベーターのない公団住宅の2階に居住。パーキンソン病の進行で歩行困難となり受診さえできなくなっている。

特別な状況

アセスメント文例
本人は認知症状が著明となってきたが、パーキンソン病の夫と二人暮らしで夫の介助をしている。
尿管に腫瘍があり、以前はそこからの血尿とADL低下が著名であったが、現在は尿管にカテーテルを入れることで状態は改善している。 しかし、あくまで病状を根治するための処置ではないため、今後急激な状態低下を起こす可能性がある。
過干渉な長女がすぐに先回りして自立の機会を奪っている。
家族の金銭搾取(本人の年金搾取)と不適切なケアー(介護放棄)が疑われる
家族が数日に1回訪問し、内服薬の準備をしていると話するが、している様子なし。
ご家族(娘様)が海外で生活しておられるため、緊急時などに対応することが難しい。 緊急時は近くに住む姪子様に対応を依頼し、娘様と情報提供の仲介をお願いする。
コロナ感染を懸念し、外出控えあり。
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