モニタリング文例

車いすの女性とケアマネジャー

すぐに使える!ケアプラン文例集

モニタリングの文例集です。

作成中の言い回しに迷ったときに「すぐに使える」モニタリング文例を症例別に集めました。コピーしてそのままお使いください。同じようなケースがあった際に「こんな言い回しがあるのか」と参考にしたり、複数の文例を組み合わせて使うことも可能です。忙しい日々の業務の効率化にぜひお役立てください。

なお、こちらの文例集はあくまでご参考として提供するものであり、文例集のご利用に起因してなんらかの損害が生じた場合であっても、責任は負いかねますのでご了承ください。

モニタリング文例

文例としてニーズの高い「モニタリング文例」をまとめました。利用サービス別、状態別のモニタリングです。幅広く役立つ文例をご覧ください。

居宅サービス計画書 第2表イメージ

 

サービス別のモニタリング文例

 

訪問介護

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1日中居間のソファーに座って外を眺めて過ごす。 今までできていたことが少しずつできなくなっているという。 最近は洗濯物をたたむように促してもどうたたむのかわからなくなっているとのこと。混乱しない範囲でお願いするのが良いことを助言した。
パーキンソン病で振戦等の症状で掃除が十分に行なえないことに本人苛立ちを感じていたが、週二回の床掃除等を訪問介護を利用して行った結果、「掃除に対する負担がなくなった。気持ちが軽くなった。掃除以外にできることを探したい。」と自律心の向上も観られた。
自立を目標に、取り組んでいるが時によって気持ちに、ムラがある。概ね共に行う支援ができているので、声かけで意欲維持できるように心がけ、支援を見守る。
膝の痛みが強く、買い物や掃除が出来なくなっていたが、ヘルパーによる買い物代行や掃除により、ご本人の困りごとが解決し、ご本人の自立した生活が継続できている。
調子の良いときは簡単な皿洗いが出来たこともあったが、体調に波があり、2週間以上何もできないこともあった。自宅での一人暮らしを継続させていくには、今後もヘルパーによる支援を継続していく必要がある。
ケアプランで決めた場所以外の掃除を依頼されることが頻繁にあり、介護保険では難しいことを説明しているが、なかなか理解できていない。自費での対応も可能であることは説明し、必要に応じて自費サービスの導入も検討していく必要がある。
服薬管理が十分にできず、残薬がかなりある。お薬カレンダーを活用し、ヘルパーによる見守り、声掛けが今後も必要だと思われる。
最近残薬が多く、薬の飲み忘れがある。主治医や薬剤師に、現在の処方の見直し、飲むタイミングの変更などを相談し、無理なく服用出来るように支援していく必要がある。
ヘルパーによる食後の服薬声掛けの継続で、飲み忘れがなくなってきている。
ヘルパーが見守りをしながら、ズボンの上げ下ろしや、便器からの立ち座りを確認している。陰部のふき取りも声かけや見守りが必要な状態であり、今後もサービスを継続していく。
ヘルパーの入浴介助により入浴し清潔を保つことができている。背中など手が届かないところはヘルパーが洗うが、声掛けにより自分で洗えるところは洗うことができている。今後もサービスを継続していく。
ポータブルトイレを使用し自分で排尿、排便できている。後片付けができないためヘルパーの介助が必要になる。

 

おすすめ文例

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領域別のアセスメント文例を集めました。
例:起き上がり、立ち上がりのADL領域や、コミュニケーション能力・認知機能のアセスメント等

 

デイサービス

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デイサービス・ショートステイの併用については慣れてきている。これまで、これまで危険な行為が多く見られたが、毎日、利用する事で体力のバランスがとれ、デイサービス帰宅後は穏やかに生活出来ている。本人からは、今日も楽しく遊ばせて頂きましたとの挨拶があるとの事。
予定通りデイサービスに通うことができている。 以前より表情も明るくなり まわりの方と和やかに会話している。
自宅で引きこもりの生活となっていたが、週一回の通所介護を利用し、交流が途絶えていた方と再会できたと本人より話がある。利用回数を増やすことも考えたいと意向があったため、訪問の都度確認し通所介護事業所とも連携を図っていく。
通所介護の利用により、他者との交流機会の確保はできており、本人も楽しみにされている。
毎日、家に閉じこもっているため、デイサービスを利用する事により、心身ともにリフレッシュする
デイサービスで定期的に入浴することで身体の清潔が保たれている。
サービスに慣れるまでは混乱があり、洗身動作を職員が介助していたが、入浴動作の自立のためにも、自分で洗えるところは自分でやってもらう。
デイサービスを利用することで、生活の中で役割や生きがいが持てるようになってきている。
デイサービスのご利用にも慣れ、気の合う仲間が出来て笑顔が増えた。デイサービスの日を楽しみしており、普段も生き生きと生活できている。
以前より歩行が不安定になり、デイサービスの利用に消極的になっている。隣に座っている利用者が使っているシルバーカーを見て「どこで買えるの」とデイサービスの職員に何度も訪ねていたとのことだった。安定した移動のための支援を検討する。
デイサービスを週2回利用することで、長女さんの休む時間を確保できている。ご本人にデイサービスの話を伺うと「そんなに楽しくない」と言うが、長女さんによると、利用日はお迎えの1時間前から玄関で楽しみに待っているとのこと。

 

ショートステイ

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家族が仕事の間は自宅で過ごしている状況が続いていたが、ショートスティを利用することで、知人と交流できる機会を得られた。また、家族も本人が自宅にいる際は、心配な思いをされていたようだが、ショートスティを利用することで、心身の負担が軽減できたと満足していた。
施設の職員が親切だったと満足されている。ご家族もゆっくり出来た様でレスパイトに繋がった。
ショートステイを利用することで、長女さんの介護負担が軽減され、ゆとりを持ちながら在宅介護が続けられるようになってきている。今後も定期的なショートステイ利用を継続する。
主介護者である夫も高齢のため、大きな介護負担がある。ショートステイを利用したことで「何かあったら頼る場所がある」と安心したご様子だった。今後も定期的にショートステイを利用して在宅生活を継続していく必要がある。
独居であり、ご自宅が古く雨漏りがある。台風などの災害時はショートステイを利用して安全を確保する必要がある。
独居のため、「怖い、何かあった時には一人でいたくない」という希望がある。安心出来る生活を継続していくために、不安が強い時はショートステイを利用することも検討していく。
ショートステイ利用初日は「早く帰りたい」とおっしゃっていたが、デイサービスで顔なじみだった利用者さんが同じショートステイにいたことで、一緒にテレビを見たりおしゃべりして過ごしていた。今後もご本人の様子を見つつサービスを継続する。

 

訪問看護

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短期目標:服薬を忘れず体調良く暮らせる
体調変化はない。 訪看の受け入れ悪く、訪問時間も忘れて時間変更2回あった。 服薬カレンダーに日にち違いの分(過日の分)を差し込んでいたと報告ある。 どこから出てきたものか判別できないとの事。 認知症状なのか経過観察中。
癌末期の宣告を受け、今後の生活に対する不安を訴えていた為、訪問介護を利用し適時相談とアドバイスを受けることで、混乱期から脱出できたかと感じるような精神状態であった。 本人からも「分からないことが多かったが、親切に教えてくれて、今後の生活に前向きになった。」と言葉が聞かれた。 病状進行に伴い適時相談援助できる体制を今後も継続していく。
看護師の訪問により確実にインスリンが出来ている。自己注射の練習も行っているが、認知症により理解が難しい。

 

福祉用具

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体力の低下に伴い、臥床傾向で仙骨部に発赤が観られ痛みも出現していたが、床ずれ防止用具を使用することで発赤が改善し痛みも消失した。 その後、リビングでテレビ鑑賞される際に使えるようなクッションも借りたいと訴えがあったため、後日検討することとした。
下肢筋力の低下により玄関のあがりがまちの移動は不安定で転倒のリスクは高いが、手すりにしっかりつかまることで安定して移動をすることができている。
自力でトイレに行くことが出来る。段々と歩けなくなって困る。 自宅内外での転倒予防に努める。 起き上がり・立ち上がりで歩行する際に、つかまるものが欲しい。 身体レベルに応じた福祉用具をレンタルする。 福祉用具を利用しながら、安全に生活できるようにする。
車いすの自走にも慣れてきた様子。ただ、ブレーキのかけ忘れがあるとのご家族からの指摘あり。ご本人も自覚があり、ご本人、ご家族共に注意をして頂き事故を防いで頂く必要がある。
下肢筋力の低下があり、床からの手ちあがりは困難な状態、電動ベットを導入したことで、自力での立ち上がりが出来ご本人の自身にもつながっている。電動ベッドのレンタルを今後も継続していく必要がある。
入浴したいが手すりがないため介助してほしいのと希望があった。自宅の浴室環境を確認し、必要であれば手すり設置を検討する。
パーキンソン病による小刻み歩行があり、自宅内での転倒回数が増えている。夫と一緒に散歩をしていたが、転倒後に夫が起こすことができなかったことをきっかけに散歩をすることができていない。居室内の安全な移動、および日課である夫との散歩を継続するために車いすが必要になる。
電動ベッドの操作も覚え、安全に操作できている。今後もベッドのレンタルを継続する。

 

居住系・施設系サービス

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他の利用者さんに近づいて、食器を下げるのを手伝っておられる。 時には他の利用者さんから手伝いを嫌がられているため、職員が間に入り、喧嘩を防ぐようにしている。
洗濯物をたたんでくださる。 他の利用者さんの洗濯物をたたむ場合、「これは私のもの。」と言われ、周りの方から「違うよ。」と言われると、「そんな言い方しなくたって。」としばらく怒っておられるが、時間が経つと忘れてしまっている。
食前にみんなのテーブルを拭くことを自分の役割と自覚され、生き生きと生活できている。テーブルを拭くために歩行機会も増え、2階への移動の際も膝の痛みを訴える回数が減ってきている。
トイレの声掛けをすると「まだ行かないよ」とおっしゃるも、必ず排尿があり、パンツへ失禁することも減ってきている。今後もご本人の羞恥心に配慮しつつ声掛けを行っていく。
自分の部屋と隣の部屋を間違ってしまいトラブルがあった。自分の部屋の前にわかりやすい表札をつけて安心出来るようにする。
洗濯物の声掛けをすると自分で取り込みたたむことが出来ている。大きいシーツなどは職員がたたんでいる。

 

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領域別のモニタリング文例

 

疾患・体調管理

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確実に服薬できる体制を整えることで、血糖コントロールが出来ている。
体重が増加傾向にあり、脳血管疾患や心疾患のリスクが高まる可能性がある。食事や運動により血圧や血糖を管理していく必要がある。
通院介助を受けて忘れずに定期通院が出来ている。主治医の指示のもと病状管理が出来ており、ご本人も精神的に安心して生活出来ている。
訪問看護の処置により、褥瘡が改善傾向にある。このままサービスを継続する。
訪問看護により血圧を管理しながら入浴が出来ている。浴後の処置も行っており、皮膚状態も改善している。
褥瘡が悪化傾向にあるため、主治医の指示の下で、栄養状態の管理、医療的処置、体圧分散を行っていく必要がある。

 

口腔衛生

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声掛けがあれば自分で歯磨きすることは可能であるが、介護者が最後に磨き残しがないか確認する必要がある。
介護者が歯ブラシや歯磨き粉、コップに水を入れて準備することで、なんとか自分で歯磨きができる。
義歯の出し入れは自分でできるが、介護者が義歯を預かり洗浄することで口腔内の清潔を保っている。
歯ブラシを渡せば磨く動作をすることができるが、磨き残しが多いため介護者が仕上げ磨きをしている。
認知症があり、早く義歯を外すと不安が強くなってしまうため、寝る直前に義歯をお預かりする必要がある。
総入れ歯のため、食後は義歯を外し洗浄し、本人にはお茶でうがいをしてもらい口腔内衛生を保っている。

 

認知症

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生活意欲の低下がみられ、部屋で横になっている時間が多い。認知症の進行予防のため本人の生活の中に楽しみとなるものを見つけ、生活に対する意欲や活動量を増やしていく必要がある。
一度専門医を受診し、現在の状態について把握し今後の対応について相談する必要がある
認知症の進行により、コミュニケーションが難しくなっている。わかりやすい言葉を選びゆっくり話しかけ、ご本人が理解しやすい環境を作っていく必要がある。
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