救急搬送困難事案、地域によっては高いレベル 厚労省

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新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(第105回 11/9)《厚生労働省》

厚生労働省が9日に公表した第105回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボードの感染状況の分析・評価では、救急搬送困難事案について「非コロナ疑い事案、コロナ疑い事案ともに、全国的には足元で増加傾向となっており、地域によっては高いレベルのところもみられる」としている。

新規感染者数については「全国的に増加傾向となっており、すべての地域で今週先週比が1を上回っている」と説明。

全国の年代別の新規感染者数も取り上げており「人口あたりでは10歳代を始めとして若い世代ほど多くなっている」と言及。新規感染者数が多い地域では「特に10歳代以下の増加が大きい」としている。

今後の感染状況については「大都市における短期的な予測などでは、地域差や不確実性はあるものの、増加傾向が続き、今夏のような感染拡大につながる可能性がある」と説明。社会経済活動の活発化による接触機会の増加などが感染状況に与える影響にも注意が必要としている。