介護福祉士を目指す外国人留学生、国家試験の合格率は38% 養成校調べ

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介護福祉士を育てる大学や専門学校などで組織する「日本介護福祉士養成施設協会」は15日、昨年度の卒業生を対象とした「進路調査」の結果を公式サイトで公表した。【Joint編集部】

介護福祉士の国家試験を受けたのは卒業生の94.8%。その合格率は79.8%だった。外国人留学生をみると、国試の受験率は92.0%。合格率は38.0%となっている。

今年3月の養成校卒業生の国試受験状況

この調査は、昨年度に介護福祉士の養成校を出た5561人が対象。外国人留学生については1471人の状況を把握している。

介護福祉士の国試をめぐっては、養成校の卒業生へ新たに義務付けていく方針が既に決定しているものの、昨年の国会で政府が実施を先送りした経緯がある。増加する外国人留学生の合格率の低さが理由の1つで、貴重な人材の多くを母国へ帰す結果を招くという判断があった。国試の義務化は人材の質や社会的評価を高める狙いがあり、その実現に向けて合格率を更に高めていくことが課題となっている。