兵庫県警宝塚署は2022年2月17日、高齢者施設への入居希望者に偽の見積書を提示して約50万円をだまし取ったとして、宝塚市のサービス付き高齢者向け住宅「なごみの家 宝塚旭町」の元職員の男(48)を、有印私文書偽造・行使と詐欺の疑いで逮捕した。調べに対し、容疑を認めているという。
逮捕されたのは、宝塚市の元高齢者施設職員の男。男は2018年、宝塚市のサービス付き高齢者向け住宅「なごみの家 宝塚旭町」で勤務中、妻の入居について申し込みをした市内の80代の男性に対し、虚偽の入居費を記した見積書を提示して、2回にわたり合わせて約50万円をだましとったとして、有印私文書偽造・行使と詐欺の疑いが持たれている。
施設からの連絡を受けた男性が被害届を提出。警察によると、男は別の入居希望者に対しても同様の詐欺行為を行っていたという。
実際の入居費は約40万円で、差額の10万円を私的に利用しようとしたとみられており、調べに対し男は容疑を認め、「金に困ってやった」と供述しているという。