入浴用補助椅子Aを新たな保険給付対象として検討継続 厚労省検討会

イメージ画像介護保険福祉用具・住宅改修評価検討会(令和3年度第2回 3/2)《厚生労働省》

厚生労働省の介護保険福祉用具・住宅改修評価検討会は2日、介護保険の給付対象に加える福祉用具について、新規に受け付けた4件を「否」とし、継続審議の1件を「評価・検討の継続(再)」とする厚労省案を了承した。

新たに提案されたのは、2020年11月1日-21年10月31日に保険給付対象への要望を受け付けた、▽馬乗り型電動車いす▽衝撃吸収マット▽誤嚥予防椅子▽認知機能測定・訓練機器-の4品目。

保険適用の合理性の観点を踏まえた要件1から要件7までの項目に照らし、各構成員が事前に評価した結果に基づく総合的評価の案が示され、いずれも「否」とされた。

継続審議の「入浴用補助椅子A」は、21年3月9日の検討会で、▽簡易浴槽として提案されているが、特定福祉用具購入として認められている入浴補助用具である入浴用いすにシャワーアームが付属した用具である▽示されている利用対象者に対して、どのような介助行為が軽減されて、どの程度介助者の負担軽減につながったのか、具体的な効果や事例を示す必要がある-と評価された。

前年度の検討会で評価検討の継続とされた品目は、必要なエビデンスなどが整理され次第、随時評価検討を実施する。2日に示された総合的評価の案では、追加で提出されたデータは一定程度整理されており、居宅における入浴支援に資するものと評価された。しかし、▽「客観的測定法」として、指標を用いた質問紙等を活用した量的データを分析し、結果を示す必要がある▽簡易浴槽としての有効性・安全性(入浴の代替効果等)を客観的に示す検証が必要である-とされ、評価検討が再度、継続されることになった。

また、21年11月19日の検討会で保険給付対象とすることが決まった排泄予測支援機器について、4月施行に向けて特定福祉用具販売の種目を規定している告示を改正するためのパブリックコメントを終了し、「膀胱内の状態を感知し、尿量を推定するものであって、排尿の機会を居宅要介護者等又はその介護を行う者に通知するもの」と規定することを検討中などの報告があった。

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>>評価検討を要する福祉用具(継続)