全世代型社会保障会議が「議論の整理」 医療・介護で「ICT活用による人材配置の効率化」を明記

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政府は29日に「全世代型社会保障構築会議」を開き、今後の改革の方向性を示す「議論の整理」を提示した。委員を担う有識者から目立った異論は出ず、会合ではこれをベースに検討を深めていく方針が確認された。【Joint編集部】

政府は「議論の整理」で、医療・介護・福祉サービスの現場でICTを活用していくことの必要性を改めて指摘。これにより「サービスの質の向上、人材配置の効率化などを進めることが重要」と明記した。

来たるべき大きな環境の変化が念頭にある。高齢化に伴うニーズの拡大と同時並行で、サービスの担い手となる現役世代の急激な減少も進んでいく。政府は介護施設・事業所の人員配置基準の緩和も俎上に載せるが、その具体策は慎重に詰めていく考え。今後のテクノロジーの進展や普及の進捗、運用の実態などを見極めつつ、可能な範囲で段階的に実施していく構えだ。

「議論の整理」にはこのほか、「家庭における介護の負担軽減」「介護離職を防ぐ対応」「介護サービス基盤の整備」なども盛り込んだ。給付費の適正化、制度の持続可能性の確保といかに両立させるかが最大の課題。ここでもテクノロジーの活用が重要なポイントになりそうだ。