愛知県東浦町の障害者施設「なないろの家」で、入所者2人に大けがをさせた暴行の罪に問われていた元職員の水野有幸被告(46)に、名古屋地方裁判所は2021年9月30日、懲役2年4か月の実刑判決を言い渡した。
水野被告は2019年7月と2020年4月、勤務していた東浦町の障害者施設「なないろの家」で、入所者の男性を蹴り2人に大けがを負わせた暴行の罪に問われていた。
これまでの裁判で、水野被告は起訴内容を認め、検察側は「被害を申告できない障害者への虐待。悪質で卑劣だ」などとして懲役3年を求刑していた。
裁判で、名古屋地方裁判所は「圧倒的弱者に対する危険で悪質な犯行だ」として、懲役2年4か月の実刑判決を言い渡した。