利用者に身体的拘束 事業所に行政処分【神奈川県】

介護ベッド神奈川県相模原市は2021年10月1日、相模原市中央区の障害福祉サービス事業所「生活ホームフロイデ」を運営する一般社団法人「相模原市手をつなぐ育成会」について、利用者に身体的拘束を行う虐待をしたとして、この事業所への新規利用者の受け入れを1年間停止する行政処分を行ったと発表した。

行政処分を受けたのは、相模原市中央区上溝の障害福祉サービス事業所「生活ホームフロイデ」を運営する一般社団法人「相模原市手をつなぐ育成会」。

発表によると、この事業所では2021年の2月ごろから6月にかけて、複数の従業員が利用者の女性に対し、正当な理由もなくミトンをかぶせた左手と左太ももをひもで縛り付ける身体的拘束を行う虐待をしていたという。女性利用者の家族が、太もも裏の不自然なけがを発見して明らかになった。

このため相模原市は、障害者総合支援法に違反したとして、この法人に対し同事業所への新規利用者の1年間受け入れ停止の行政処分を行った。