障害者部会、サービス充実へ「中間整理」まとめる 相談体制充実など盛り込む

f:id:caremanecom:20211216094041j:plain

《 社保審・障害者部会(12月3日撮影)》

障害福祉サービスの見直しの議論を進めてきた社会保障審議会・障害者部会が13日、今後の方向性を示す「中間整理」をまとめた。厚生労働省は来年以降の法改正、制度改正に活かしていく方針。【鈴木啓純】

 

中間整理の基底をなす考え方は、

○ 障害者が希望する生活を実現する地域作り

○ 社会の変化に伴うニーズへのきめ細かな対応

○ 持続可能で質の高い障害福祉サービスの実現

の3本柱となっている。

社会保障審議会障害者部会(第124回)

 

厚労省は各論の中で、「住民にとって分かりやすく、どのような相談もまずは受け止める総合的な相談を実施することが必要」と明記。地域で中核的な役割を担う「基幹相談支援センター」の設置を、新たに市町村の努力義務と位置付ける考えを示した。

あわせて、グループホームの整備の推進も打ち出している。重度の障害者を受け入れる体制の強化に加えて、1人暮らしやパートナーとの同居などを希望する障害者の想いに寄り添う観点から、新たなサービス類型の創設を検討していくと書き込んだ。

厚労省は引き続き議論を深めていき、来年半ばまでに最終報告をまとめる予定。その後、障害者総合支援法の改正などにつなげていく計画だ。13日の部会では委員から、「サービスの見直しが利用者主体になっているか、しっかりと確認していかないといけない」「暮らしを支える仕組みの充実に向けた更なる検討が必要」などの声があがった。