今年度の介護福祉士国試、感染者・濃厚接触者は受験不可 試験センター発表

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社会福祉振興・試験センターは21日、1月30日に筆記試験を実施する今年度の介護福祉士の国家試験について、新型コロナウイルスの感染者、濃厚接触者の受験を認めない方針を公表した。社会福祉士と精神保健福祉士も同じ扱いとする。【北村俊輔】

各試験は当初のスケジュール通りに行い、感染者らのための追試も予定していない。公式サイトで正式にアナウンスした

受験することができないのは、

◯ 新型コロナウイルス感染症に罹患し、退院または宿泊療養などの解除が認められていない

◯ 保健所などから濃厚接触者に該当するとされ、健康観察や外出自粛などの解除が認められていない

◯ 海外から入国し、検疫所が指定した施設、または自宅などでの待機の解除が認められていない

◯ 試験当日に発熱(37.5℃以上)や体調不良があるなど、新型コロナウイルス感染症の疑いがある

のいずれかに該当する受験者。受験手数料は特例で返還される。昨年度も同様の対応がとられ、230人ほどが受験手数料の返還に至っている。

後藤茂之厚生労働相は21日の閣議後会見で、国試に感染者らのための追試が無い理由を問われ、「本試験と同質・同量の内容を担保した試験問題を作る必要がある。これを短期間で作ることは非常に困難」と理解を求めた。

濃厚接触者の受験も認めないことについて、厚労省の担当者は、「介護福祉士国試などの受験者には介護現場で働いている方もいる。試験会場で感染し、それが受験者の勤務先などで拡大してしまうことも考えられるため、できるだけリスクを下げる必要がある」と説明した。