デルタ株による感染者も検出、重症例も発生 厚労省

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新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(第68回 1/20)《厚生労働省》

厚生労働省は、第68回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(20日開催)の感染状況の分析・評価などを公表した。デルタ株からオミクロン株へと置き換わりが進んでいるが、デルタ株による感染者も検出されていると解説。「デルタ株による感染はより重症化しやすく、実際に重症例も発生している」と記載している。

感染状況については、全国で新規感染者数が急速に増加していることに伴い「療養者数が急増し、重症者数も増加している」と説明。多くの地域でオミクロン株への急速な置き換わりが進んでいるが「引き続き、デルタ株も検出されている」と言及している。

厚労省によると、1月12日時点の全国の入院者数は6,621人で、1週間前と比べて4,371人増えている。全国の受入確保病床数に対する割合は16.0%(1週間前は5.5%)。都道府県別では、沖縄(45.7%)が最も高く、以下は、島根(44.6%)、山口(44.1%)、和歌山(37.9%)、滋賀(35.5%)、広島(31.2%)、鳥取(29.1%)、京都(27.0%)などの順だった(1月11日時点)。

全国の重症者数(1月12日時点)は、1週間前と比べて257人多い410人となっている。都道府県別では、東京(208人)が最も多く、大阪(144人)がこれに次いだ。

今後の見通しと必要な対策については、現在の若年層中心の急激な感染拡大が継続する場合「健康観察者や自宅療養者の急増への対応も含め、軽症・中等症の医療提供体制等が急速にひっ迫する可能性がある」と説明。「さらに、今後高齢者に感染が波及することで重症者数の増加につながる可能性もある」としている。

また、一般医療におけるICUや病棟の場では「入院患者における新型コロナ陽性者の発生することや、感染により基礎疾患が増悪することで、入院を要する感染者が増加することにも注意が必要」との見解を示している。