入所者にガムテープで拘束繰り返す 事業者に行政処分【山形県】

イメージ画像山形県は2022年4月1日、高畠町の有料老人ホームで、入所者の体をガムテープで拘束する虐待があったとして、この施設を運営する「株式会社はな」に対し、3ヶ月間指定を停止する行政処分を行った。

行政処分を受けたのは、高畑町の有料老人ホーム「株式会社はな訪問介護事業所」を運営する「株式会社はな」。この施設では、夜間にオムツを外してしまう利用者に対し、オムツを何枚も重ね履きさせガムテープで固定し、上から服を着せ、さらに服の上からタオルを巻いてガムテープで留めるという身体拘束を繰り返したとされている。この行為は、法人の代表や介護職員全員の共通認識のもと、少なくとも3ヶ月以上にわたって行われていたという。

このため県はこの事業者に対し、2022年4月1日からの3ヶ月間事業所の指定を停止する行政処分を行った。