3月末時点で介護医療院677施設、3カ月間で15施設の増 厚労省調べ

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介護医療院の開設状況等(令和4年3月末日時点)(6/23)《厚生労働省》

厚生労働省によると、介護医療院の3月末時点での施設数は677施設となり、2021年12月末の662施設から3カ月間で15施設の増にとどまった。類型ごとの内訳は、重篤な身体疾患を持つ高齢者向けの「I型」が468施設、容体が比較的安定した高齢者を受け入れる「II型」が205施設、これらの混合型が4施設。

都道府県別では、福岡が43施設で最も多く、以下は北海道40施設、熊本37施設などの順。これに対し、山梨では2施設、岩手・山形・滋賀ではいずれも3施設にとどまっており、整備状況に地域差がある。

また、677施設のベッド数は計4万1,212床だった。23年度末に経過措置の期限が切れる「介護療養病床(病院)」からの転換が2万7,901床(435施設)で全体の67.7%を占めた。ほかは「介護療養型老人保健施設」が5,075床(97施設)、療養病棟入院料1か入院料2の「医療療養病床」が4,569床(134施設)など。

介護医療院は、医療が必要な要介護の高齢者を受け入れる介護保険施設として18年4月に創設され、厚労省が3カ月置きに整備状況を集計している。

全国ベースでの施設数は21年9月30日時点から12月末時点で43施設増えていた。21年3月末からの1年間では105施設の増。

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>>介護医療院の開設状況等(令和4年3月末日時点)