重度訪問介護事業者への補助で公募開始 国交省

重度訪問介護事業者・居宅介護事業者の人材確保を支援、障害者支援施設・グループホームの人材確保を支援(11/13)《国土交通省》

国土交通省は13日、訪問系介護サービスを行う事業所の新設や開設後の人材確保にかかる費用を補助する事業の公募を開始した。自動車事故による重度後遺障害者を介護する家族が高齢化して「介護者なき後」への不安が増していることや、訪問系介護サービス業界が厳しい人手不足となっていることへの支援で、自動車事故の被害者が介護者なき後も安心して生活を送れる環境を整備する狙いがある。

補助の対象は、自動車事故による重度後遺障害者が利用しているか、利用する予定がある重度訪問介護事業者や居宅介護事業者。

補助の上限額は、開設(増設)の初年度が300万円で、次年度以降は200万円。人材雇用費や求人情報発信費、研修などの経費が対象となる。公募は2024年1月9日まで。事業の実施期間は採択日から同3月31日までとなっている。

また、国交省では障害者支援施設やグループホームについても同様の公募を同じ期間で受け付けている。

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重度訪問介護事業者・居宅介護事業者の人材確保を支援
障害者支援施設・グループホームの人材確保を支援

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