介護サービス別のケアプラン文例集です。
作成中の言い回しに迷ったときに「すぐに使える」ケアプラン文例を症例別に集めました。コピーしてそのままお使いください。同じようなケースがあった際に「こんな支援があるのか」と参考にしたり、複数のプランを組み合わせて使うことも可能です。忙しい日々の業務の効率化にぜひお役立てください。
なお、こちらの文例集はあくまでご参考として提供するものであり、文例集のご利用に起因してなんらかの損害が生じた場合であっても、責任は負いかねますのでご了承ください。
ケアプラン文例 グループホーム
ケアプラン文例としてニーズの高い「グループホームの文例」をまとめました。新聞を読む楽しみを続けることへの支援、トイレが分からない際のさりげない支援等、幅広く役立つ文例をご覧ください。
グループホームでの支援を含む第2表文例

楽しみへの支援
解決すべき課題 (ニーズ) |
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足腰が丈夫なのが自慢なのでいつまでも歩いていたい。 | 毎日歩いて、丈夫な足腰を保つことが出来る | 近所の散歩を日課に出来る | 職員と一緒に近所に散歩に出かける。 |
目が見えなくなってしまったが、新聞を読むのを楽しみたい | 好きな新聞を読んで、生活に楽しみを見つける | 新聞を自分で読むことが出来る | "毎朝、朝刊を拡大コピーしてお渡しする 一緒に老眼鏡も渡す 新聞の感想を聞かせてもらう 読んだ後はファイルに綴じていつでも読めるようにしておく" |
家事の支援
解決すべき課題 (ニーズ) |
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お料理が好きだが何を作っているのか忘れてしまい最後まで作れない。これからもお料理を続けて楽しく暮らしたい。 | 夕食の一品を自分で作って食べることが出来る | 夕食づくりを担うことが出来る |
・夕食づくりの際は声掛けし誘う ・冷蔵庫を見て何を作るか相談する ・必要な材料を揃え、どのように切るか声掛けを行いつつ支援 |
自分の役割をもって、自信を持って暮らしたい | 自分の役割をもち、ハリのある生活が出来る | 家事活動を続けることが出来る | "洗濯物干し、畳み、掃除、食事作りなど職員と一緒に行う。 出来ないところのみ介助し、出来るところは見守り、必ず感謝を伝える。 |
お料理が得意なので毎日台所に立っていたい。 | 役割をもって、グループホームで自信を持って暮らすことが出来る | 毎日の食事作りが出来る | 食事準備の時間になったら声掛け 一緒にメニューを考える 手順を一つ一つ説明してわかりやすく調理出来るように支援する |
何をどこにしまったのかわからず部屋が散らかってしまうが、整頓された部屋で暮らしたい。 | 整頓された部屋で気持ちよく生活することが出来る | 自分で居室の整理整頓が出来る | 居室内の物の置き場所を決めて、職員と一緒に週一回の整理整頓行う 出来るところはなるべく自分でやってもらう |
まだまだ自分で家事が出来るので、仕事を任せられ自信をもって生活したい。 | 自分で洗濯をして自信をもって生活する | 声掛けにより、洗濯が自分で出来る | 洗濯機にわかりやすい表示を付け、手順ごとに職員が声掛けして洗濯してもらう 洗濯カゴを持ってもらい一緒にベランダに行き干す 洗濯物を畳んだ際は、ほかの入居者の洗濯物を本人まで届けてもらう |
BPSDへの支援
解決すべき課題 (ニーズ) |
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自分の生まれた家を探して迷ってしまうことがある。帰りたい気持ちをわかってほしい。 | さみしい気持ちを和らげながらホームでの生活を続けていける | 家に帰りたい気持ちを受け止め、安心できる |
「家に帰る」と玄関を出た際は、止めずに職員が付き添う |
他の人とのコミュニケーションがうまく取れずに大きな声を上げてしまうことがある。 | 落ち着いた気持ちで過ごせる時間を増やす | 大きな声を上げた後に気持ちを落ち着けることが出来る | 他入居者との会話中に大きな声を上げた際は声掛けし静かな場所へ移動する。 好きなCDをかけながら本人の話を聞く。 |
ティッシュを集めてしまうことがあるが、自分では大事に思っているので、さりげなく清潔を管理してほしい。 | 清潔をたもち、安心して過ごすことが出来る | ティッシュがある程度あるので不安な気持ちにならないで過ごせる | ティッシュをタンスの中にたくさん詰めてしまう場合、さりげなくチェックして汚れているもののみ処分する 汚れているものが多い場合新しいものと交換しておく |
排泄の支援
解決すべき課題 (ニーズ) |
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自分の思うように過ごしていきたい。 | 清潔に過ごしたい | トイレがわからないので声掛けしてほしい | トイレの間隔が空いた時にはトイレ誘導を行う。拒否、抵抗がある場合は時間を置いたり職員交代し、支援にあたる。 |
トイレに行きたいが場所が分からなくなる時がある。トイレの場所を教えてほしい。 | 清潔をたもち、自信をもって生活出来る | 迷わずにトイレで排泄することが出来る | "何かを探している様子の時はさりげなくトイレに誘う。 本人が排泄動作を始めた際は出来ないところのみ介助し見守る。" |
リハビリパンツの中に手を入れてしまい、布団を汚してしまうことがあるが、清潔を保ちたい | トイレで排便が出来るようになる | リハビリパンツの中に排便することを減らす | "朝食後、夕食後にトイレにお連れして座ってしまい、排便を促す パンツが汚れていたらすぐ交換する 布団など汚れていたらすぐに交換する" |
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精神的ケア・見守り
解決すべき課題 (ニーズ) |
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「私、どうしていいのかわからない」 (日常生活において、ご自身の選択する場面で判断に困ることが良くみられ、ご本人も混乱される) | 落ち着いてご自身らしくグループホームでの生活を送ることができる | 落ち着いてご自身が選択できることが出来る | なんらかの選択場面がある時には2つや3つに絞り、今の状況や雰囲気に合わせた事項を伝えながら、選択を促す。 |
100歳まで健康に過ごしたい。 | 自分のことは自分で行いたい | できることは自分で行い、不十分なところは支援する | 自分で下着を洗っている時は、声掛けを行い、拒否がある場合はそのままご自身で行って頂き、後でお預かりする。 |
いつまでも長生きして100歳まで生きる。 | 今の歩行状態を維持したい。 (玄関先からエレベーターまでは連絡通路はあるが凍結する) | 本人が運動の為歩く時は付き添う。 | 玄関先の通路が凍結の際は声掛けをする。納得しない場合は上靴のままでは危ないので外靴に履き替えてもらうよう声掛け支援する。 |
