
福祉用具購入について、10万円までなら1割負担購入できるとのことで、勝手に購入してしまう方があります。
支給申請も家族がされています。福祉用具購入は給付管理もプラン位置づけの義務もないので、ケアマネが許可する必要性もありません。しかし、全く相談なしに購入し、福祉用具業者も業者で、なんの連絡もなく、ほいほいと売ってしまうのはいかがなもんでしょう?
案の定、購入しても使用していないものがあり、家族は「いつか使うから、あればいざという時、安心でしょ?」と得意げ。
相談してほしかったことを告げると、
FA:「ケアマネさんの許可がいるの?どうして?」
CM:「10万円買えるというものではなくて、本当に必要な状況かどうか
相談していただけたら、無駄な買い物はしなくて済んだと思うので
すが。保険の無駄使いにもなってしまいます。」
FA:「そしたら、介護認定受けたら誰でも購入助成するような謳い文句
宣伝しなくていいじゃないの。」
CM:「…。」
何も返答できませんでした。こんな調子で、10万円いっぱいまで、何を買おうか、パンフレットを眺めておられます。
皆さんは、福祉用具購入時、どこまで介入されますか?
また、ケアマネへの相談の必要性について、どう説明されていますか?
※旧ケアマネドットコムから運営事務局が移行したQ&Aです。
【投稿日】
09/08/13 17:47
【投稿者】
ウーロン
(在宅)
種別:在宅
経験年数:17年
サービス:居宅介護支援事業所
保有資格:介護支援専門員(ケアマネジャー資格)
介護支援専門員(ケアマネジャー)
福祉系資格
介護福祉士
まさに、ケアマネ不要論の真髄ですね。
文中、「プランの位置づけがない」とのことですが、確かに「プラン」など必要ないものですよね。ご利用者、又は、そのご家族が「必要だと思う」ものを購入すれば良いのです。あまりにもわかりやすい理屈ですよね。
仮に、ケアマネに相談されて、ケアマネがその必要性を否定したとしても、ケアマネにそれを強制する権限はありません。また、ご家族がケアマネの忠告を聞き入れる義務もありません。
もっとも、それを言ったら、ヘルパーやデイサービスを利用するにも、「プラン」は必要ありません。
まさに、ケアマネ不要論そのものです。
文部省の国賊、寺脇研が提唱した「ゆとり教育」が見直されたように、ケアマネの必要性も同様に見直されるのでしょう。「ゆとり教育」を見直すのに20年間という歳月を費やしたことを考えれば、ケアマネが見直されるのには、あと「10年」ほどかかるでしょうか?
私は、「早くキャリアアップをして、転職できるようにしないとまずいな」と思っています。
なお、冒頭申し上げた「プラン」ですが、私の地域では、「適当な理由付けをした」、つまりは「形式的な紙切れ」は、用意する必要があると、言われています。保険者に確認されたほうが良いと思います。
09/08/13 19:43
lums3jiee
(在宅)
福祉用具購入の理由書もご家族さんが保険者へ提出されているのですか?
すごいですね(^_^;)
福祉用具の必要性は最終的にはご家族・ご本人で決めてもらってもいいと思いますが
10万円を越えてしまうと自費になってしまうので~
後でADLが変化して【早急にこれが必要】ってなっても、自費になる事もあります!必要な物を必要な時に購入するのがベストです!
と、説明しています!
また、同じような物を続けて買ったりすると保険者から指摘があって、すんなり許可が出ない事もあるみたいです(例えば前回、簡易Pトイレ買ったのに、今回家具調Pトイレ購入したいなど)
自費で買うのは自由ですが、介護保険で9割の補助を受けているという自覚がほしいですね...
09/08/13 23:42
シャア
「適当な理由付けをした、形式的な紙切れ」とは、すなわち、「サービス計画書」のことです。「サービス計画書」は、どうでもいい、ばかばかしいものですから、揶揄して、「適当な理由付けをした、形式的な紙切れ」と表現しました。
つまりは、私の地域では、福祉用具購入の際も、サービス計画書は作成しているということです。保険者に確認された方が良いと申し上げてた理由です。わかりずらい表現をして、失礼しました。
ところで、この「紙切れ」を作って、一体何に使うのでしょうね?
09/08/14 05:52
lums3jiee
(在宅)
投稿を読んでちょっとびっくりしました。
行政によって違うんですかね?私の場合は、用具の購入・住宅改修についても計画書に記載して必要性については担当者会議の中で確認、という認識です。(少し前に購入・改修の計画書記載も義務化になったような気がします。福祉用具の担当者からは、必ず計画書に記載してくださいね、と言われます。)
計画書は、利用者の言葉を書面に起こして支援者間で目標の共有・統一性を図ると信じていました・・・計画書自体も必要だろうけど、その際に行う担当者会議が私にとってはありがたい存在です。作成したプランが利用者の意に叶っているか、また、各事業所での利用時に本人がどんな顔を見せて支援を受けているのか知るいい機会だと思っています。
今回は、購入されてしまったのでどうしようもないけど、今後の為にも福祉用具の業者さんに「○○さんが用具を購入するときは一声かけて」等伝えたほうが良いのではないでしょうか?
09/08/14 13:33
ポケモン
(在宅)
ご利用者様が、福祉用具を購入されたくなったとき、「普通は・・・」、ケアマネに相談に来ます。
仮に、直接購入しようとした際でも、「普通は・・・」、販売した福祉用具事業者より、ケアマネに連絡が入るものです。
この2つのハードルを越えてでも、ケアマネ抜きで、福祉用具を購入されようとするには、それなりの理由があったのではないでしょうか?
「普通は・・・」ですので、私の場合、「普通」だったのでしょう。ご利用者様の相談抜きで、直接購入されたことはありません。
区分変更申請でも同様の問題が起こります。
ケアマネが知らない間に、ご家族が変更申請をしていることがあるそうです。それを知らないケアマネは、請求時に請求してしまいますから、返戻。そこで、変更申請を初めて知ったなどということがあるそうです。
しかし、これも、私は経験していません。「普通は・・・」何か変わったことがあれば、ご家族から相談に来ますし、サービス事業所からも連絡が入ります。
議論の視点を変えてみたらどうですか?
なお、親投稿のお返事を忘れていましたが、「ケアマネへの相談の必要性について、どのように、ご利用者様に説明するか」ですが、私は、最初に「すべての介護保険のサービスを利用する場合、その仲介役として、必要な書類を作成したり手続きを代行させていただいたりしています。」と説明します。
最初に、併設のデイサービスの相談員と一緒に訪問してサービス担当者会議をしたりすると、ご利用者様は、それぞれの役割がわからなくなります。ですから私は、「この者はデイサービスのみの窓口担当」「私は、介護保険全体の調整仲介役です」と説明します。
この程度の説明で、大きなトラブルは、経験していないと記憶していますが・・・。
09/08/15 08:10
lums3jiee
(在宅)
「普通は・・・」、いくら1割(安価)で購入することができても、必要のないものは、買いません。このご利用者様は、必要のないものまで、購入されようとしているのですか?
あなたが、客観的に見て、その不必要性が、明らかな根拠を持って立証できるのであれば、こういう言い方はいかがでしょうか?
「保険で福祉用具は購入するのは、ご利用者様の権利です。しかし、介護保険は広い意味での社会保険です。助け合いのために多くの人が拠出したお金を、必要のないものを購入するために浪費するのは、問題があります」
ところで、その必要性ですが、今回の事例に関して、対象の福祉用具は、あなたの目で見て、本当に必要なのでしょうか?
よくわからないのは、「明らかに必要のないものを購入したこと」を問題にしているのか?、それとも、「その必要性が認められるも、ケアマネの自分を無視して購入したこと」を問題にしているのか?
この両者の違いであなたの立場は大きく変わってくるはずです。もし、必要性が認められるのであれば、ガタガタ騒ぐと、あなたの方がかっこ悪い印象を持たれるでしょう。逆に、必要のないものであれば、前述の社会保険としての機能を説明して、購入を思いとどまるように、おだやかな働きかけをする必要があるでしょう。
09/08/15 09:13
lums3jiee
(在宅)
特定福祉用具の購入について、
1:居宅サービス計画作成届が出されている場合
1)居宅サービス計画が作成されている場合
⇒この場合は、居宅サービス計画に特定福祉用具の必要性と個別用具の選択根拠が、サービス担当者会議の協議を経た結果として記載されていないと特定福祉用具購入日は算定されません。
2)居宅サービス計画が作成されていない場合
⇒支援サービスを何ら使っておらず、単に届け出だけがなされている場合には、特定福祉用具の購入のためだけにケアプランを作成して福祉用具事業所と利用者を交えて担当者会議を行って購入に至る方法と、居宅サービス計画と無関係に、直接事業所と購入を考える方法があります。
2.居宅サービス計画作成届が提出されていない場合
前着2)と同じ扱いとなります。
いずれにしても特定福祉用具購入にかかる理由書はだれかが記載することになります。その記載内容が必要性を偽って記載して保険給付を受けたのであれば、それは保険者に通告義務が課せられています。
09/08/15 09:50
兼任CM
(在宅)
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