施設高齢者の預金不正引き出しか 元職員を逮捕【東京都】

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警視庁は2021年12月8日、東京都立川市の高齢者介護施設に入居する男性のキャッシュカードを使い、現金約850万円を不正に引き出したとして、この施設に勤務していた介護福祉士、松本昌伸容疑者(42)を窃盗の容疑で逮捕したと発表した。松本容疑者は、容疑を認めているという。

逮捕されたのは、東久留米市弥生1丁目の介護福祉士、松本昌伸容疑者。松本容疑者は、2021年8月2日から9月8日の間、勤務していた立川市の高齢者介護施設に入居する高齢男性のキャッシュカードを使い、ATMで不正に現金を引き出した窃盗の疑いが持たれている。

男性が亡くなった後に施設関係者が気づき、警察に相談。事件が発覚した。松本容疑者は、23回にわたって現金約850万円を引き出したとされる。

調べに対し、松本容疑者は「間違いない」と容疑を認めているという。警察は、松本容疑者が男性からキャッシュカードを盗んだ疑いもあるとして捜査を進めるとともに、ほかの入居者についても被害がないか確認するとしている。