傷害致死罪の元介護職員に 懲役12年の判決【岐阜県】

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岐阜県高山市で、介護施設に入所していた女性2人が死傷し、元職員の男(36)が傷害致死の罪に問われた裁判で、岐阜地方裁判所は2022年3月8日、この男に懲役12年の有罪判決を言い渡した。

高山市の介護施設「それいゆ」に勤務していた元職員、小鳥剛被告は、2017年に女性入所者2人に対して暴行を加え死傷させたとして、傷害致死と障害の罪に問われている。

裁判で、小鳥被告は無罪を主張。一方検察側は、被害女性と最後に接触したのは小鳥被告であり、他の人物による犯行は考えられないとして、懲役12年を求刑していた。

判決で岐阜地裁は、「小鳥被告が強い力で暴行したのは明らかだ」などとして、求刑通り、小鳥被告に懲役12年の有罪判決を言い渡した。