介護施設でクラスター多発続く 専門家組織、地方での感染急拡大にも警鐘

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《 専門家組織で挨拶する後藤厚労相(4月7日撮影)》

新型コロナウイルス対策を助言する厚生労働省の専門家組織(アドバイザリーボード)が13日に会合を開いた。直近の感染状況などの分析を新たに公表。引き続き介護施設でクラスターが多発していることなどを踏まえ、改めて国や自治体に対策の徹底を求めた。【鈴木啓純】 

専門家組織の資料によると、直近1週間の全国の新規感染者数は10万人あたり約274人。先週比1.06と増加傾向が続いている。直近の感染状況については、国内で地域差が生まれていると説明。特に地方で急拡大している地域があるとし、最大限の警戒を呼びかけた。

新規感染者数の増加要因としては、オミクロン株の「BA.2」系統への置き換わりが進んだこと、まん延防止等重点措置の解除で接触機会が増えたことなどがあげられた。

厚労省の最新の報告によると、高齢者施設のクラスター発生件数は11日0時までの直近1週間で119件。前週から微増となっており、依然として非常に厳しい状況が継続している。

高齢者施設 直近の週毎クラスター発生件数

専門家組織は今回、「介護施設での対策の徹底が必要」と重ねて強調。その上で「職員などへの積極的な検査が必要」「外部からの医療支援体制を確保し、感染が確認された際の迅速な介入が重要」などと指摘した。