社会福祉法人・元理事長 約960万円を不正流用の疑いで3度目の逮捕【新潟】

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特別養護老人ホームなどを運営する新潟市の社会福祉法人の元理事長・徳山啓聖容疑者(86)が、自身の預金口座に法人の資金を流用したとして、社会福祉法違反の疑いで再逮捕された。徳山容疑者は容疑を否認している。

新潟県新潟市で特別養護老人ホーム「新潟あそか苑」などを運営する社会福祉法人「啓真会」の元理事長、徳山啓聖容疑者(86)が、法人の資金を私的に流用した疑いで再逮捕された。

2018年5月から2020年1月までに、21回にわたって合わせて約960万円を啓真会の預金口座から自身の口座に流用した疑い。

容疑者は、2022年2月と3月にも同様の疑いで逮捕されており、今回で3回目の逮捕となった。

警察の調べに対し、容疑を否認している。

啓真会は、2020年までに新潟市が行った特別監査で、徳山容疑者と50代の元理事らが総額1億1500万円に上る法人資金を不正に利用していたとして改善勧告を受け、同年3月に徳山容疑者らを解任した。

また、容疑者らに対し被害額の全額返済を求める民事訴訟を起こし、2020年11月に徳山容疑者に総額1億円余りの返還を命じる判決が言い渡されたことなどをホームページ上で報告している。