マイナ保険証で救急業務の迅速化へ、消防庁が実証事業

マイナンバーカードを活用した救急業務の迅速化・円滑化に関する令和6年度実証事業の実施消防本部の決定(3/12)《総務省消防庁》ほか

総務省消防庁は、「マイナ保険証」を活用した救急業務の実証事業に乗り出す。救急搬送される傷病者のマイナ保険証をカードリーダーで読み取り、既往歴などを確認しながら医療機関を選定し、業務の迅速化・円滑化につなげる。実証で得られた結果などを踏まえ、2025年度中の運用開始を目指す。実証事業は5月中旬から開始。67の消防本部、計660隊が参加する。

現状の救急活動は、傷病者の情報聴取を救急隊員が主に口頭で行っている。しかし、既往歴や受診した医療機関名など搬送先の選定に必要な情報を本人や関係者が正確に把握していない場合や、聞き取りが困難な状況があり、これらの場合では、情報が不足した状態で搬送先を選定している。

実証では、救急隊が傷病者のマイナ保険証をカードリーダーで読み取り、厚生労働省のオンライン資格確認等システムにアクセス。既往歴や受診した医療機関名、薬剤、特定検診などの情報を閲覧し、傷病者に適応する搬送先医療機関の選定を行う。意識がないなど同意取得が困難な場合について、消防庁担当者は「プライバシー保護の観点から、実施可否については最終調整中」と話している。

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マイナンバーカードを活用した救急業務の迅速化・円滑化に関する令和6年度実証事業の実施消防本部の決定
資料 令和5年度救急業務のあり方に関する検討会報告書(案)

関連資料

[医療提供体制] 救急業務の在り方で報告書公表 総務省消防庁検討会