ドットコムAI 介護支援の新たな仲間:ケアマネジャー向けAIチャットの活用術

ケアマネドットコムでは会員の皆様に気軽にAIチャット機能を試していただけるよう「ドットコムAI」をリリースいたしました!

現在、介護業界・ケアマネ業界ではICT/ AIを活用した業務効率化・生産性向上が求められ、デジタル技術を活用できる人材やITリテラシーの向上に注目が集まっています。

ケアマネジャー業務においても、AI技術を活用することで、ケアプランの最適化や未来のニーズ予測、業務の効率化が期待されています。

しかし、AI技術が現場で十分に活用されている例はまだ少なく「どのように業務に活用できるかわからない」という方も少なくありません。

そこでまずは身近に生成AIに触れる機会を提供することで、ケアマネジメント業務における活用イメージを広げていただくことを目的とし「ドットコムAI」をリリースいたしました。

ぜひ「ドットコムAI」との対話を通じて多くのアイディアに触れてみてください。

ドットコムAIとは

ChatGPT(生成AI)を活用したサービスです。ケアマネドットコム上にある知識から参考となる情報を踏まえてChatGPTが受け答えしてくれます。

生成AIってどんな技術?

ChatGPTなどの生成AIは多岐にわたるインターネット上のテキストデータから言葉の使い方や会話の流れを学び、自然な受け答えができるよう作られたプログラムです。

このため、ユーザーの質問に答えるだけでなく、対話の中で複雑な文脈を理解し、それに基づいて回答を生成します。

また生成AIは柔軟で、さまざまなタスクに対応できることが特徴です。情報収集、文章作成・添削、企画・アイデア出し、スケジュール・プラン作成など幅広い用途で活用できるといわれています。

ただし、課題も存在します。例えば、まれに誤った情報や偏った応答を生成することがあります。生成AIが実在しないものを事実のように理路整然と回答する現象は「ハルシネーション(幻覚)」と呼ばれまだ解決策は見つかっていません。

生成AIは膨大なデータから言葉を予測し回答を生成しますが、事実内容の正否や善悪を判断して受け答えをするわけではないため、より高い専門性や正確性が求められる内容について質問する場合は、生成された回答は参考に留め、自分自身で根拠となる事実を確認することが大切です。

こちらで説明したように生成AIには、人間と同様に得意・不得意があります。特徴を理解した上で、最大限に機能を活用していきましょう。

ドットコムAIの活用例

ドットコムAIをケアマネジメントで活用するとしたらどのようなことができるのでしょうか?いくつか活用例を挙げてみました。

ケアプランのアイデアの提示

利用者のニーズやリソースの状況を分析し、ケアプランのアイデアを提示することも考えられます。例えば、利用者の希望や優先順位、利用可能なサービスや施設の情報から分析しケアプランのアイデアを提案します。

リスク予測と予防策の提案

生成AIの技術は利用者のリスク要因や予防策の分析にも活用できます。例えば、利用者の状態像から転倒や誤薬などのリスクを予測し、予防策をいくつか提案することなどです。こうした情報が抽出できると、リスクの軽減や予防を考慮したケアプラン作りに役立つでしょう。

研修、勉強会のアイデア出し

その他、研修や勉強会のテーマや内容のアイデア出しに使用することもできます。例えば、事業所内の会議の題材・内容の選択肢を提示したり、事例検討会で話し合うべきケースの課題や問題点を抽出したりする使い方です。

これ以外にも様々な活用パターンがあると思われます。使いこなすには機能に慣れることも必要ですが、一人で考えるよりも多くのアイデアや広い視点を得られるメリットをぜひ体験してみてください。

活用時の注意点

ドットコムAIを使用する上では注意していただきたい点もあります。

他の生成AIの課題と同様、まれに誤った情報の生成や偏った応答が発生することがあります。自然な対話の流れで一見正しいように見える内容でも事実や法令・専門知識、ローカルルールなどに照らし合わせると異なる場合があります。

そのため最終的に正しいかどうか、適切かどうかの確認や判断は人間が行う必要があります。詳しい注意事項はドットコムAIのページや投稿ガイドラインにも記載されています。生成AIの特徴を理解したうえでご活用ください。

また、質問にあいまいな表現が含まれたり説明不足の場合も、求める回答が得られにくいという特徴があります。

質問で投げかける言葉や説明によって得られる回答の内容・質が変わる例を見てみましょう。

 

まずは「担当者会議の必要性」について、以下のように質問してみます。

 

担当者会議の必要性について丁寧に質問した例

担当者会議の必要性について丁寧に質問した例の回答

上記の通り、会議の必要性や意義を説明する詳しい回答が得られました。

続いて、同じ内容についてケアマネ業務でよく使われる略語を使用して質問してみます。

担当者会議の必要性について略語で質問した例

担当者会議の必要性について略語で質問した例の回答

一見、同じ意味の質問のようですが略語を使った漠然とした問いかけでは、詳しい回答が得られませんでした。

これらの例から分かる通り、より明確で、具体的、詳細な情報を投げかけることにより、ニーズに合った詳しい回答が得られる可能性が高まります。

ドットコムAIに質問してみました

次に、ケアマネ業務に関連したドットコムAIとの対話例をご覧ください。

会議のテーマから詳細なプログラムのアイデアを出す

特定事業所加算の週一回の会議のテーマについてドットコムAIに質問してみるとこのようにいくつかのアイデアを出してくれました。

特定事業加算の週一回会議のテーマについてアイデアを質問

特定事業所加算の週一回会議のテーマについてアイデアの回答

会議や勉強会の内容に悩んだ時の相談役になるかもしれません。

断片的な情報から課題・支援内容のアイデアを出す

次は、ある架空のケースについての情報を伝え支援内容のアイデアを聞いてみました。※氏名、電話番号等個人の特定につながる情報の入力はお控えください

あるケースの断片情報から支援内容を相談

あるケースの断片情報から支援内容のアイデアを回答

質問ではADLやIADLなどの情報が箇条書きでも、回答が生成されている様子がわかると思います。状況が複雑なケースにおいても課題を抽出したり支援の優先度を考察するのに役立つかもしれません。

ドットコムAIでアイデアを広げてみませんか?

ここまでドットコムAIの特徴や注意点についてお伝えしてきました。成長過程にある新技術のため使いこなすには特徴や注意点を理解し、コツをつかむ時間が必要かもしれません。

ぜひ、ご自身でもドットコムAIにいろいろな質問を投げかけてどのような回答が返ってくるか試し、活用のイメージを広げていただければと思います。

ドットコムAIのページへ

ケアマネドットコムのトップページ右上のメニューボタン「≡」からもドットコムAIに入ることができます。

 

そして「業務でこんな風に使ってみた」「こんな発見があった」などケアマネジャー同士で共有してみてくださいね!

「みんなの広場」ページへ

ドットコムAIが少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。

 

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