アセスメント概要
事例タイトル | 【グループホーム】暴力行為が訴えているもの | |||
事例提供理由 (検討したい内容等) |
グループホームに入居して3ヶ月、暴力行為などがあって排泄、入浴の介助が困難な利用者が、落ち着いて暮らせるような援助の方法を検討したい。 | |||
標準項目名 |
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1.利用者の基本情報 2.生活状況、生活歴 3.被保険者情報 4.現在のサービス (およびケアの状況) |
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5.高齢障害者の日常生活自立度 | A2ランク | 6.認知症高齢者の 日常生活自立度 |
IV | |
7.主訴 |
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8.認定情報 | 要介護3 | |
9.アセスメントの理由 | 介助への抵抗が強く、排泄や入浴など衛生状態を維持しにくい。 暴力やイライラが他入居者へ及ぶことがある。 穏やかに暮らしを楽しめるようにしたい。 |
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10.健康状態 | 糖尿病あり、合併症で視力も低下。 | |||
11~23項目より 特記すべき項目 |
歩行はすり足がちで、まれにふらつきあり。 食事は偏食が多く、気が向かないと食べない。 入浴は自宅ではほとんど入らず、清拭も嫌がる。もともとは長風呂。 排泄はリハパン+パット。誘導できれば排尿あり。失禁しても換えさせない。 外へは出かけず閉じこもりがちである。 |
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まとめとプランまでのケアマネの動き | 自宅では夫の暴力もあり、妻の介護負担が大きかった。 デイやショートステイを利用しつつ、入居待ちを継続しており、3月に入居。 権威的なふるまいが身についており、共同生活への戸惑いが本人・職員ともに見られた。 排泄ケアはこれまで自宅でもデイ等でも拒否は強かったが、うまく行った場合から推測し、 (1)本人のプライドを尊重し、「トイレ」や尿便にまつわる言葉を出さないで誘導する、 (2)失禁されたあとの拒否が特に強いため、排泄リズムをつかみ失禁を避ける、 (3)ずっとリハパンだったが、不快と想定し、布のパンツへ戻してみる、等を試すことにする。 入浴も同様に、自宅やデイでは数ヶ月入らないことが続いていたが、無理せずに関係を徐々に深めつつ、本人から「寒い」と訴えあるため充分暖房を効かせるなど配慮する。 食事もムラが大きいが、嗜好とともに視覚障害を念頭に、持ちやすく食べやすい形態を探し、食器なども工夫してみる。 歩行は本人が好まれる様子もあるので、安全確保しつつ、廊下にベンチを置いて途中で休めるようにする。また付き添いながら会話を引き出し、趣味や関心を知る。 外への買物や散歩につなげる。また、他の利用者との話題をとりもったり、本人の知識や関心を活かせるトピックの提供など、活気ある暮らしを模索する。 |
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