ケアプラン文例 パーキンソン病

歩行器でリハビリをする高齢女性

すぐに使える!ケアプラン文例集

症例別のケアプラン文例集です。作成中の言い回しに迷ったときに「すぐに使える」ケアプラン文例を症例別に集めました。コピーしてそのままお使いください。同じようなケースがあった際に「こんな支援があるのか」と参考にしたり、複数のプランを組み合わせて使うことも可能です。忙しい日々の業務の効率化にぜひお役立てください。

なお、こちらの文例集はあくまでご参考として提供するものであり、文例集のご利用に起因してなんらかの損害が生じた場合であっても、責任は負いかねますのでご了承ください。

記事の末尾で文例PDFを無料ダウンロードできます。ぜひご利用ください。

ケアプラン文例 パーキンソン病

ケアプラン文例としてニーズの高い「パーキンソン病への支援文例」をまとめました。通所リハでの身体機能維持や、体調に合わせた介護の提供、言語聴覚士による発声練習等、幅広く役立つ文例をご覧ください。

パーキンソン病への支援が入った第2表文例

居宅サービス計画書 第2表イメージ

パーキンソン病の支援の第2表文例です。解決すべき課題、長期・短期目標など、コピーしてお使いください。

ご本人・ご家族・インフォーマルサービス等

生活全般の
解決すべき課題
(ニーズ)
長期目標
短期目標
サービス内容
病状が安定し、苦痛なく過ごせる。 服薬管理がきちんとできる。 定期的に主治医の診察を受けることができる。

家族の送迎、付き添いにより2週間おきの受診ができ、相談や指導を受ける。 
 服薬処方してもらった薬を飲み忘れなく、貼り忘れなく行える。

 

機能訓練・リハビリ

生活全般の
解決すべき課題
(ニーズ)
長期目標
短期目標
サービス内容
住み慣れた家で、リハビリをしながら、自分が1人でできる間は過ごしていきたい。 リハビリを継続的に行い、身体機能を維持し、転倒なく日常生活動作が行える デイサービス等の在宅サービスを利用してリハビリの機会を確保できる ・個別機能訓練
・日常生活動作の指導
・全身状態の観察等
身体に力がはいりこわばってしまうが、転ばないで生活したい。 転倒せずに自宅で安心した生活が出来る 転ばない環境を作ることが出来る ・自宅の環境整備
・日常生活動作の指導
・機能訓練
進行性の病気であるが、少しずつでもリハビリをして、自分の出来ることを維持したい。 服薬コントロールを行いながら、リハビリを続けて行い、身体機能が維持できる 身の回りのことを、自分の力で行い、生活リズムを維持する ・個別リハビリテーション
・リラクゼーション
・日常生活動作の指導など
病状の悪化を予防し不安なく生活をおくりたい。 現在ある身体機能を悪化させない様に生活を継続できる。 リハビリを活用する事で、身体能力を維持し屋内外をスムーズに移動できる。 ・健康状態の把握
・服薬確認
・リハビリの実施及び指導
・日常生活への指導、助言
・主治医及び各事業所との連携
離れの長男に朝の時間を使わせたくない。一人でベッドから起き上がりたい。 起居動作が一人でできるようになる。 定期的な専門家によるリハビリと自分なりの努力を欠かさない。 PTによる身体機能訓練、励まし リハビリ会議での情報共有
話すことは好きだが、声が小さいため 相手に伝わりにくい。スムーズに会話ができるようになりたい。 食事時間内に、食事を終えることができる 毎日一回は 歌を歌ったり、音読をする 発声練習
嚥下訓練
文字盤を併用して会話の練習をする
嚥下機能低下し、胃瘻を造設した。誤嚥のリスク高いが、できるだけ食事を口から食べたい。 誤嚥性肺炎を起こさない。 適切な姿勢で食事する。 発声訓練して飲み込みの機能を鍛える。 ・適切な姿勢での食事介助
・経管栄養の管理
・嚥下機能訓練

 

訪問看護

生活全般の
解決すべき課題
(ニーズ)
長期目標
短期目標
サービス内容
家で過ごせる時間も大切にしていきたい。 夫の助けなしでもトイレに行ける。 手すりを持って転倒せず玄関あたりまで行ける。 家の中での動作のリハビリや訪問看護による身体機能の把握、服薬や生活指導、バイタルサインの確認 手すりのレンタル、ベッド、付属品の貸与、福祉用具の購入等の相談
身体が動かなくなってきているので辛い。また旅行に行きたい。 妻と共に、不安なく旅行に行ける状況を作る事ができる。 期間:6ヶ月 下肢機能が向上し20m歩く事ができ、自分でできる事が増える。 期間:3ヶ月 身体機能及び疾患の管理 ADL及びIADLのリハビリ 歩行能力を向上させるリハビリ

 

おすすめ文例

イメージ画像

転倒・骨折予防に関するケアプラン文例を集めたページです。
例:自室からトイレまでの手すり設置工事、訪問看護による入浴方法の指導等

 

福祉用具・住宅改修

生活全般の
解決すべき課題
(ニーズ)
長期目標
短期目標
サービス内容
住み慣れた部屋で生活でき、できるだけ歩行能力を維持したい。 転倒せずに過ごせる 歩行器につかまりトイレまでと室内を移動できる 歩行器貸与
身体の傾きにより、歩行時にバランスを崩す事が増えてきたが、介助を受ける事無く自宅内を自由に移動したい。 歩行器を使用する事で、自宅内を安全に安心して移動する事が出来る 歩行時のバランスを保ち、転倒を防ぐ事が出来る 福祉用具(歩行器)貸与及びメンテナンス
朝の起床に家族の時間を使いたくない。自分で起き上がりたい。 自身で起き上がりができる。 用具の活用で寝起きし易くなる。 介護用ベッドのレンタル
朝の動作に妻を巻き込んでしまい心苦しい。一人で起き上がりたい。 妻の手を借りずに寝床から起き上がることができる。 用具の活用方法に慣れて的確なリモコン操作ができる。 特殊寝台とその付属品のレンタル

 

デイサービス・通所リハビリ

生活全般の
解決すべき課題
(ニーズ)
長期目標
短期目標
サービス内容
パーキンソン病による振戦が酷くなっており、食事が上手く口に運べない事が増えてきた。元々、食べる事が好きなので、食事を美味しく楽しく自己摂取したい。 自助具を上手く活用し、介助がなくても食事が出来る事で食事時間が楽しくなる。 部分的な介助を受けながら、溢さずに食事を摂取する事が出来る。 介護職員による、食事のセッティングや一部介助、見守り等。
パーキンソン病の進行により、バランス感覚が悪化し自宅内の歩行も不安定になっている。歩行時の転倒を防ぎたい。 リハビリの継続により、転倒をせずに安定した歩行が出来る様になる。 自宅内では車いすを使用せずに過ごす。 理学療法士による専門的なリハビリテーションをうける
パーキンソン病の進行により歩行が不安定になってきた。リハビリを受けて身体機能の低下を防ぎ、在宅生活を継続したい。 筋力やバランス感覚の維持・向上を図り、在宅生活を継続する。 定期的にリハビリを受け、転倒をせずに過ごす事が出来る。 理学療法士によるリハビリテーションの提供
パーキンソン病の進行のため自分で入浴するのが難しくなったが、定期的にお風呂に入りたい。 定期的に入浴し、清潔を保ち生活出来る 安全に入浴することができる デイサービス内での入浴
本人の状態に合わせた入浴介助
可能な限り病気の進行を防ぎ、少しでも長く在宅生活を継続したい。 筋力をつけ、ADLを維持する事で自宅での生活を安全に送る事が出来る。 転倒の危険無く、自宅内の歩行が出来る。 理学療法士による専門的リハビリテーション
生活日常動作が現状維持できる。 転倒事故なく過ごせる。 筋力維持ができ、柔軟性が高められる。 全身の動きがスムーズになるよう、また可動域が少しでも広がり、筋固縮が進まないように様々なストレッチを組み合わせて行う。

 

訪問介護

生活全般の
解決すべき課題
(ニーズ)
長期目標
短期目標
サービス内容
手の震えがあり、うまく食事が出来ないことがある。安心しておいしく食事を取りたい。 食事を楽しみたくさん食べることで、体力を維持することが出来る 手伝ってもらいながら自分で食事をすることが出来る ・食事の準備
・食事介助
歩行が難しく一人での通院はできないが、定期的に通院したい。 定期的に通院し、症状が安定する 介助を受けて通院することが出来る ベットからの移乗介助
車椅子の移動介助等
病院内の移動介助

 

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タブレットを使い外出先でケアプラン作成や支援経過が入力でき、パソコンに連動するため事業所に戻る必要が無くなります。
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居住系・施設系サービス

生活全般の
解決すべき課題
(ニーズ)
長期目標
短期目標
サービス内容
パーキンソン病のため、動作が緩慢で細かい動きが難しいが、できることを続けながら、自分らしく暮らしたい 趣味である読書を続けることができる 車椅子座位で過ごす時間を設ける ・離床促しのお声掛け
・ベッド⇔車椅子の移乗介助
・居室内動線の確保
※パーキンソン病による寡動、振戦、筋固縮に対する知識をもった介護専門職により、ご本人様のできること・したいことを尊重した支援をおこないます。
足が思うように進まなくなり腰痛もあるが、可能な限り出来ることは自分でしたい 安全に配慮して出来ることは自分ですることで、現在の能力を維持出来る 出来ない部分のみ介助を受けて生活出来る 居室内での排泄や整容などが、ご自分で難しい時はコールを押して頂きお手伝いする 食事の際、居室から食堂までの歩行が難しい時は、居室に配膳するか車椅子にて誘導する
体調に合わせた介護をお願いしたい。 これからもできることに取り組むことができる 体調に合わせた介護を依頼することができる ・日常生活の介護全般 (病状に日内変動がある為に必要に応じて) ・必要な補助具や福祉用具の提供 ・運動の促しなど
薬が効いていない時間だけ介助を受け、出来るところは自分でやっていきたい 出来るかぎり今の生活を維持できる 自分で出来ることを続ける
日常生活動作の介助
本人にできそうなところは声掛けしてやってもらい、難しいところだけ職員が介助する

 

医療的サービス 通院・服薬支援

生活全般の
解決すべき課題
(ニーズ)
長期目標
短期目標
サービス内容
病状の進行を少しでも緩やかにしたい 定期的な病院受診と服薬のコントロールができる 運動をして、足腰の筋力や体幹のバランス感覚を意識する 定期受診
服薬コントロール
個別リハビリテーション
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