アセスメント概要
事例タイトル | 【居宅】認知症の独居掃除へのこだわり -認知症、独居- | |||
事例提供理由 (検討したい内容等) |
介護保険制度の理解をしようとせず、制度で出来る範囲が何年たってもわからない。 しかし、ヘルパーには思った通りの掃除内容を要求し、罵られるヘルパーは長続きしないため、何十人ものヘルパーが関わっている。 本人へ、理解してもらうためにはどの様な対応をしたら良いか? |
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標準項目名 |
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1.利用者の基本情報 2.生活状況、生活歴 3.被保険者情報 4.現在のサービス (およびケアの状況) |
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5.高齢障害者の日常生活自立度 | A1ランク | 6.認知症高齢者の 日常生活自立度 |
IIIa | |
7.主訴 |
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8.認定情報 | 要介護2 | |
9.アセスメントの理由 | 認知症が進んでいるため、制度が理解できずヘルパーが定着しない。 独居のため、今後認知症がもっと進んだ場合、在宅生活に限界がある。 思い込みが強く、受診や服薬を拒否している。 |
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10.健康状態 | 平成11年 狭心症 平成15年 膝関節症・高血圧・変形性脊椎症・骨粗しょう症 「年なんだから当たり前。受診する必要はない」と言い、未受診、服薬していない。 |
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11~23項目より 特記すべき項目 |
屋内の日常生活はなんとか行っている。 夜遅くまでTVを見て、お昼近くに起床、拭き掃除等を行っている。 買い物は、ヘルパーが代行することもあるが、タクシーで出かけるか、隣のスーパーへカートを押して行くことがある。 食事は、野菜等のバランスは良く、お腹がすいたときに食べている。 ヘルパーとの掃除は共に行い、付いて歩いて洗剤の使い方や掃除方法を執拗に指導するが、納得いかないと怒る。 |
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まとめとプランまでのケアマネの動き | 平成16年から現在まで担当しているケースである。 当時は70歳代だったが、80歳になって本人は「90歳に向かっている」と表現し、数年前から物忘れや不穏になる 認知症状が著明となっている。 ケース依頼当初から、本人は、"こだわりのある掃除"を求めている。 ADL低下とともに、思ったように自分で掃除ができなくなり、精神的に不安定になる。 本人にとっては、当たり前の掃除なので、ヘルパーと共に行うことで、安心して在宅生活を継続している。 しかし、思い込みが強く受診をせず、服薬もしていない。 介護保険も理解しようとしないため、ヘルパーへの要求が高くなっている。 今後は、どの様に制度を理解していただくかに支援のポイントがおかれると思う。 |
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