症例別のケアプラン文例集です。
作成中の言い回しに迷ったときに「すぐに使える」ケアプラン文例を症例別に集めました。コピーしてそのままお使いください。同じようなケースがあった際に「こんな支援があるのか」と参考にしたり、複数のプランを組み合わせて使うことも可能です。忙しい日々の業務の効率化にぜひお役立てください。
なお、こちらの文例集はあくまでご参考として提供するものであり、文例集のご利用に起因してなんらかの損害が生じた場合であっても、責任は負いかねますのでご了承ください。
ケアプラン文例 ターミナルケア
ケアプラン文例としてニーズの高い「ターミナルケアの文例」をまとめました。透析通院介助(ヘルパー利用)、透析治療中の方の食事支援等、幅広く役立つ文例をご覧ください。
ターミナルケアを含む第2表文例

ターミナルケアを含む第2表文例です。解決すべき課題、長期・短期目標など、コピーしてお使いください。
訪問看護
解決すべき課題 (ニーズ) |
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家族の不安を減らし、安心して過ごせるようにした。 | 不安が解消され、安心して過ごすことが出来る | サポートできる体制を整え、安心できる環境を作る | 症状緩和に対するアドバイス 家族からの不安に対するアドバイス 病状観察し主治医と連携 緊急時の対応 |
病気の進行があるが、痛みをコントロールしてもらい最後まで住み慣れた家で暮らしたい。 | 最期まで自宅での生活を続けられる | 痛みがコントロールできる | 主治医の指示の下疼痛コントロール 緊急時の対応 |
子供、孫達、友達が来てくれる思い出が沢山詰まった自分の家での生活を続けていきたい。 | 体調を整えながら、子供たちが訪れる我が家で暮らして行く事が出来る。 | 定期的に病状、気持ちの確認を行う。 | 主治医との連携、心身状況と病状確認、内服管理、身体清潔、緊急時連絡先確認、緊急時対応 |
このまま自宅で最後まで過ごしたい | 痛みや苦痛なく穏やかに過ごすことができる | 痛みの状況に応じて適切な医学的管理ができる | 痛みの状態に応じて医師の指示の下適切な投薬を行う 状態に応じて点滴、投薬、処置を行う 疼痛の増悪を防止しながら保清支援を行う 全身状態の観察を行う |
延命はしない。痛みだけとってほしい。 | 痛みなく最期の時間を自宅で過ごせる。 | 疼痛コントロールをして好きな音楽を聞く余裕が持てる。 | 主治医の特別指示で点滴施行 清拭 家族支援 |
医療的サービス
解決すべき課題 (ニーズ) |
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呼吸苦によりA病院へ救急搬送され、右胸水と血小板減少の診断を受けた。退院するので今後は自宅療養を続けたい。 | 体調が安定し自宅での生活が継続出来る | 往診にて体調の変化に対応してもらうことが出来る | 往診による診察、処方指示 |
悪性胸水のため呼吸苦があり、血小板減少の診断を受けた。年末を自宅で過ごしたいという希望がある。 | 症状が安定し、自宅で療養が出来ている。 | 往診にて症状が安定する。 | 往診による診察、処方指示 |
常時呼吸苦がみられ、体を動かすと苦しくなることが多いが、症状を楽にして自宅で過ごしたい。 | 呼吸苦が軽減し、自宅での生活が継続出来る | 在宅での酸素吸入をし、呼吸苦が軽減出来ている | 在宅酸素 |
保険対象とならない治療を続けた。一定の効果はあったが、病状進行し酸素療法が必要となった。あとは自宅で家族に見守られながら暮らしたい。 | 酸素療法を継続し最期まで夫と2人で築き上げた自宅で暮らすことができる | できるだけ苦痛を軽減し代わる代わる来てくれる子供たち、孫たち、ひ孫たちと楽しい時間を過ごすことができる | 病状管理、酸素療法について家族への指示・指導、疼痛管理、等 |
おすすめ文例
ショートステイ(ロング・緊急利用)に関するケアプラン文例を集めたページです。
例:緊急でのショートステイ利用、特養入所待ちのロング利用
例:緊急でのショートステイ利用、特養入所待ちのロング利用
福祉用具・住宅改修
解決すべき課題 (ニーズ) |
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この先も住み慣れた自宅で穏やかに療養生活を送りたい。 | 自宅内の環境を整えることで、心身ともに穏やかに過ごすことが出来る | 寝床の環境を整備することで、身体の負担を軽減し落ち着いた気持ちで療養生活を送ることが出来る | 本人の身体に合ったリクライニングベッド、付属品の貸与 床ずれ防止のためのマットレス貸与 |
ご本人・ご家族・インフォーマルサービス等
解決すべき課題 (ニーズ) |
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病気による呼吸苦や胸水貯留等があるが、自宅で楽しく過ごしたい。 | 自宅で家族と穏やかに過ごすことが出来る | 家族と過ごす時間を持つことが出来る | 家族と一緒に食事をする 行きたい所へ出かける 体調に変化あれば看護師へ連絡しアドバイスを受ける |
家の中にこもりっきりにはなりたくないので、体調がよい時には車いすを使って、自宅周辺を動きたい。 | 外の空気を吸って、気分転換ができ、景色を愛でることができる。 | 自宅で手助けを受けながら入浴ができる。 | 車いすで過ごせるだけの体力をつける できるだけ食事摂取する 栄養の補助をする |
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訪問入浴
解決すべき課題 (ニーズ) |
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起き上がると身体に痛みがある。負担がない方法でお風呂に入りさっぱりして過ごしたい。 | 定期的に入浴し、清潔を保って生活出来る | 身体に負担をかけずに入浴が出来る | 看護師による事前の健康観察 痛みが出ないように状態に合わせて入浴介助する |
口から飲んだり食べたりが難しいが、自宅で最後まで暮したい。 | 医療依存がありながらも、心身機能が低下しないように穏やかに暮す。 | 自宅でも身体の清潔が保てる。 | ①自宅で安全に入浴を行う。 ②バイタルの計測を行い、異常があった場合は代替手段の検討を行う。 ③入浴後、保湿剤を塗布する。 |
居住系・施設系サービス
解決すべき課題 (ニーズ) |
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最期まで自分で食事をおいしく食べたい。 | 毎食時、無理なく起き上がって食事を摂る事が出来る | 仲良しの利用者さんと一緒に椅子に座って食事を楽しむことが出来る | 提供食の喫食状況(記録、申し送り) 体調管理(バイタルサインチェック等) 好きな物の提供(家族支援) 食堂への移動介助 食事時の雰囲気作り(好きな音楽を流す等) 医師や管理栄養士、作業療法士との連携 急変時の対応など |
間質性肺炎の既往があり、動作時に呼吸苦がある。これからは可能な限り苦痛を取り除き、家族や知人と過ごす穏やかな時間を大切にしたい。 | 体調を安定させて穏やかな交流を維持することができる。 | 日中、体を起こして家族と面会する時間がもてる。 | 主治医による定期的な診察 お薬の処方・管理 体調の記録・共有 家族面会の支援 |
