ケアプラン事例集:【居宅】妻のことはすべて自分が… ~介護を抱え込む夫の気持ちに添いながら~

 アセスメント概要

事例タイトル 【居宅】妻のことはすべて自分が… ~介護を抱え込む夫の気持ちに添いながら~
事例提供理由
(検討したい内容等)
レビー小体病の妻の介護を、1人で担おうとする夫だが、夫もリウマチで健康とはいえない状態。
このままでは、夫が先に倒れてしまうと懸念されるが、頑強に他者の介入を拒み、その理由を掴むことができない事例。
標準項目名
  1. 初回受付:2年前 氏名:O様 78歳 女性
  2. 沖縄の離島出身、会社経営をしていた幼馴染の夫と結婚。
    リタイア後は、2人で各地を旅行したり生活を楽しんでいた。
    会社勤めなどの経験はなく、専業主婦で2女の母である。
    茶道、料理などが好きで楽しんでいた。
  3. 厚生年金 後期高齢者医療
  4. 住宅改修で動線すべてに手すりを設置、特殊寝台購入
    訪問診療
    薬剤師による居宅療養管理指導
    精神科入院(夫のレスパイト目的)
1.利用者の基本情報
2.生活状況、生活歴
3.被保険者情報
4.現在のサービス
(およびケアの状況)
5.高齢障害者の日常生活自立度 ランク A2 6.認知症高齢者の
日常生活自立度
IIIb
7.主訴
本人:
家に居たい。
夫と一緒居たい。
家族:
妻の介護は他者に任せたくない。
すべて自分で行い、必要時には娘を呼ぶ。
8.認定情報 要介護3
9.アセスメントの理由 夫はリウマチの悪化で、歩行時にかなり無理をしているように感じる。
妻は意欲低下と、昼夜逆転、幻視が多く、夜間に症状が増悪する。
夫は疲労しきっており、ケアマネには、弱音ともとれる発言をするが、それでも訪問介護の利用は拒んでおり、共倒れの危険を見ているしかない状態で、介入の方法が見つからない。
10.健康状態 びまん性レビー小体病。
歩行時、側方介助が必要。
11~23項目より
特記すべき項目
寝返り・起き上がりはベッドの手すりを利用して自立できる。
屋内歩行時に、常時、側方からの介助が必要な状態。
排泄はトイレで行えるが、動作のほとんどに介助が必要。
入浴も洗体は全介助。
IADLはすべて夫が行っている。
食事は配膳してあれば、嚥下障害なく自分で摂取できる。
デイサービスの利用には、夫は積極的であったが、数回通所したのち、本人が嫌がり中止。
住環境は、デザイン性に富んだ設計であるが、2階に玄関、トイレ、リビングがあり、中2階に寝室1階に浴室、トイレ、予備室という構造で、階段は半螺旋状。
トイレ、浴室、階段、屋内の動線すべてに手すりを取り付け済み。
特殊寝台はレンタルを嫌い、自費購入。
長女は他県に住み、次女は車で1時間程度の所にいるが、障害児を抱えており日常的には訪問不可。
まとめとプランまでのケアマネの動き 夜間にせん妄、幻視が著しく、夫が充分に睡眠をとることができず、疲れきっている。
服薬の調整が微妙で、訪問診療を月2回と、薬剤師の訪問を受けている。
体調によって処方を変えていかないと、意識レベルや体の動きに支障が出てしまう。
体の動きを優先すると、幻視が増悪してしまい、精神症状を優先すると、体の動きが悪くなってしまう。
夫は、精神症状より体の動きを優先して欲しいという意向。
入浴介助などに訪問介護を勧めるが、「私がやりますから」と夫が拒否している。
夫も何度か動けなくなり、そのたびに「貴女(ケアマネ)の言う通りだ、私が動けなくなってしまった」というが、動けるようになると、すぐにヘルパー訪問を断ってしまう。
眠れない日が続くと、「何とかなりませんか」と連絡があり、精神科病棟に2週間程度の入院を依頼する状態。
しかし入院すると、妻のADLが低下することが多く、入所後短期間で退院させてしまう。
本人は、在宅では昼間は熟睡していることが多いが、夫がそばにいると穏やかな表情になる。
夜間騒ぐわけではないが、「お客様がきている」「誰かがベッドに入ってきた」など常時訴え、夫は眠ることができない状態になる。
妻を他者に委ねることができない夫に、どんな方法で支援していったらいいのか、このまま見ているしかないのか、悩んでいる。

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