ケアマネが押さえておきたい“スッキリ”を支援する水溶性食物繊維(協賛)

ケアマネの提案力UP!水溶性食物繊維ですっきりな毎日をサポートイメージ画像

ケアマネジャーの皆さんは、介護計画の作成だけでなく、ご利用者やご家族の健康や生活全般についても幅広く頼りにされているのではないでしょうか。「最近なんだかすっきりしない」「食事で気を付けることはありますか?」といった相談を受けることも多いかと思います。

実際に、ケアマネジャーが生活全般で信頼される存在であることを示す調査結果があります。

「在宅ケアについてのアンケート」参考にする専門職

「在宅ケアについてのアンケート」太陽化学(株)調査より一部抜粋

こちらは介護家族を対象に、サプリメントについて最も意見を参考にする専門職を尋ねた結果です。なんと、ケアマネジャー(16.5%)が医療職である医師(12.4%)や薬剤師(7.4%)を上回る結果となりました。日常的に寄り添う存在として、ケアマネジャーへの信頼が厚いことがうかがえます。

高齢者がサプリメントで補うべき栄養素は様々ですが、多くの方が悩む「すっきりしない症状」に対しては、食物繊維の摂取を検討される方も少なくないようです。 実際に「最近すっきりしない」といった相談を受けた際、「野菜を食べていますか?」「食物繊維を意識してみてはいかがでしょうか」といった助言をされることも多いのではないでしょうか。

この記事では、食物繊維の基礎知識と、その一つの例として、食生活支援の場面でも取り入れられているグアー豆由来の水溶性食物繊維について、京都府立医科大学大学院で消化器内科専門医の内藤 裕二先生に専門的な視点から詳しく解説いただきます。 また、ケアマネジャーが現場で生かせる視点や実践ポイントの工夫をご紹介します。

本記事で取り上げるグアー豆由来の水溶性食物繊維製品について、無料お試しサンプルをご用意しています。
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消化器内科専門医が解説――食物繊維の基本「不溶性」と「水溶性」の違い

食物繊維というと「すっきりした毎日をサポートする栄養成分」というイメージが広く浸透しています。しかし、詳しくは大きく分けて「不溶性」と「水溶性」の2種類があり、それぞれの性質や体内での働きは大きく異なります。

内藤先生は、こう指摘します。

「高齢者ケアにおいて、食物繊維の違いを理解することは非常に重要です。特に不溶性食物繊維ばかりに偏ると、体に負担がかかる場合があり、水溶性食物繊維をどう意識的に取り入れるかがポイントになります。」(内藤先生)

不溶性食物繊維――噛みごたえと満足感をサポート

不溶性食物繊維は水に溶けにくく、消化されにくい性質を持つため、日々の食習慣や食後の満足感をサポートします。噛みごたえのある食品に多く含まれ、咀嚼力や満腹感の維持にも役立ちます。

ただし内藤先生は、高齢者への注意点も挙げています。

内藤先生コメント

「水分摂取が少ない方では、体に負担となるケースもあります。摂取量や食事全体とのバランスに気を配ることが大切です。」

水溶性食物繊維――体内でゆるやかに働く“やさしい繊維”

水溶性食物繊維は水に溶けてゲル状になり、消化・吸収をおだやかにする性質があります。また、発酵しやすく体内環境をサポートする大切な栄養素です。海藻や果物、大麦などに含まれます。

不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の比較

項目 不溶性食物繊維 水溶性食物繊維
特徴 水に溶けにくく消化されにくい 水に溶けてゲル状になる
含まれる食品 野菜、ごぼう、穀類 海藻、果物、大麦
働き 噛みごたえや満足感をサポート/便通の維持に役立つ 消化吸収をゆるやかにする/体内環境をサポート
注意点 水分が少ないと体の負担になる場合あり 日常の食事だけでは不足しやすい

表は左右にスワイプできます

内藤先生コメント

水溶性食物繊維は、体内環境をサポートする大切な成分です。ただし日常の食事だけでは不足しやすいため、不溶性食物繊維とあわせて意識的にバランスよく取り入れることが望ましいでしょう。

高齢者に目立つ水溶性食物繊維不足――課題と解決の糸口

食物繊維は野菜・穀物・豆類・果物に広く含まれますが、実際には不溶性食物繊維が中心で、水溶性食物繊維は不足しやすいのが現状です。

食品100gを置き換えると「水溶性食物繊維」は想像よりずっと少ない

最初に、可食部100gの不溶性食物繊維/水溶性食物繊維の内訳をご覧ください。

食物繊維の比較グラフ

図:代表的な野菜の食物繊維(可食部100g)――不溶性と水溶性の内訳

図注:キャベツ・ごぼう・にんじんは「ゆで」、さつまいもは「皮つき蒸し」、レタスは「生」での数値です。
出典:文部科学省『日本食品標準成分表(八訂)増補2023年』各食品ページ(可食部100g)(1)

食物繊維が豊富なイメージの「さつまいも」でさえ、水溶性食物繊維は全体の25%程度。残りはすべて不溶性です。つまり、一般的に「食物繊維をしっかり摂りましょう」と勧めても、高齢者が実際に摂取しているのは、不溶性食物繊維が中心になってしまうのが実情です。

 

内藤先生コメント

野菜をしっかり食べている方でも、実際には不溶性食物繊維が中心で水溶性食物繊維はごくわずかです。このギャップに気づいていない人は少なくありません。

高齢者では食事量自体が減少――水溶性食物繊維不足がさらに進む理由

食物繊維は健康維持に欠かせない栄養素ですが、高齢者では「食事量そのもの」が若い世代に比べて減る傾向があります。

厚生労働省「国民健康・栄養調査」によると、65歳以上で低栄養傾向(BMI20以下)の人は男性12.2%、女性22.4%。85歳以上女性では24.8%に達しており、高齢者の食事量減少を裏付けています。(図参照)

低栄養男性のグラフ
低栄養女性のグラフ

 出典:厚生労働省『令和5年 国民健康・栄養調査 結果の概要』
図5「低栄養傾向の者(BMI≦20kg/m²)の割合(65歳以上、性・年齢階級別)」p.6(2)

「利用者さんが配食弁当を1人前食べきれずに残してしまう」
「以前より食が細くなった」
こうした姿を目にするたびに、数字だけでなく、日々の業務の中からも"食事量の減少"を実感されているのではないでしょうか。

一方で、「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では以下のような食物繊維の目標量が定められています。

性別 年齢区分 目標量(g/日)
男性 65〜74歳 21 g
75歳以上 20 g
女性 65〜74歳 18 g
75歳以上 17 g

食物繊維摂取の目標量
出典:厚生労働省『日本人の食事摂取基準(2025年版)策定検討会報告書』
Ⅱ各論「炭水化物」 食物繊維の目標量(DG)表(3)

1日17〜21gの目標量を日常食で満たすのは容易ではありません。 特に水溶性食物繊維は野菜や穀物にわずかしか含まれず、食事量が減る高齢者では慢性的な不足が進みやすいのです。 こうした課題について、前の章でもお話を伺った内藤先生のコメントをご紹介します。

内藤先生コメント

高齢者では食事量が減少しやすく、その分、食物繊維も不足しがちです。特に水溶性食物繊維は普段の食事だけでは摂取しづらく、意識した工夫が欠かせません。

 

解決への糸口「グアー豆由来の水溶性食物繊維」

食事だけでは不足しがちな水溶性食物繊維。
その新しい選択肢のひとつとして注目されているのが、医療業界ではグアーガム分解物とよばれる、 グアー豆由来の水溶性食物繊維です。
具体的にどのような特徴があり、現場でどのように役立つのでしょうか。

京都府立医科大学大学院の内藤裕二先生に伺いました。

Q1. 食物繊維を手軽に摂る方法は?

悩んでいる女性
食事だけで水溶性食物繊維をとるのが難しい場合、どのような方法がありますか?
説明する医師
内藤先生
グアー豆からつくられた水溶性食物繊維があります。水に溶けやすく、ほぼ無味無臭なので、料理や飲み物に混ぜても味や食感を変えません。食事が少なくても無理なく取り入れやすい点が特徴です。

Q2. グアー豆由来の食物繊維の特性は?

悩んでいる女性
「グアー豆由来の食物繊維」は、どのような働きをする成分なのですか?
説明する医師
内藤先生
この成分は発酵されやすく、体内のバランスを整える栄養素として注目されています。食事に加えることで、毎日のすこやかなコンディションをサポートできる点も特徴です。

Q3. 介護や医療の現場での活用の実績は?

悩んでいる女性
実際に使われている場面を、詳しく教えていただけますか?
説明する医師
内藤先生
はい。介護の現場では、食事時の汁物や飲み物に混ぜて提供する施設があります。
医療の現場では、経管栄養の食物繊維の補填目的で、フラッシュの白湯に溶かしたグアーガム分解物を注入して使われていたりします。最近では、あらかじめグアーガム分解物が添加された栄養剤や、粉末清涼飲料などが活用されることも多くなってきました。

Q4. ケアマネジャーにできることは?

悩んでいる女性
ケアマネジャーとして、ご本人やご家族に何を伝えれば良いでしょうか?
説明する医師
内藤先生
高齢者はどうしても食事量が減ってしまい、水溶性食物繊維の不足が目立ちます。その中で“無理なく続けられる工夫”を紹介できるのはケアマネジャーの大きな役割でしょう 。こうした素材を知っておくことで、生活に即した提案がしやすくなるでしょう。

※ここまでの内容は、京都府立医科大学大学院 医学研究科 生体免疫栄養学講座 内藤裕二先生の監修によるものです。

ここまでの解説で、食事からの摂取では水溶性食物繊維が不足しやすいこと、そしてその不足を補う解決の糸口としてグアー豆由来の水溶性食物繊維(グアーガム分解物 )が注目されていることが分かりました。次の章では、こうした知見を踏まえ、現場で無理なく活用できる具体的な方法や工夫について整理していきます。

水溶性食物繊維をどう補う?――グアー豆由来の水溶性食物繊維という選択肢

水溶性食物繊維は食事から十分に摂取するのが難しい栄養素です。その不足を補う素材として、現場で注目されているのが「サンファイバー」です。ここでは、サンファイバーの特長と使い方を整理し、ケアマネジャーが利用者や家族に伝えやすい情報をまとめます。

サンファイバーの特長|プロの現場で支持されるポイント

サンファイバーはグアー豆由来の水溶性食物繊維素材で、介護や医療の現場でも広く使われています。その背景には、以下のような特長があります。

サンファイバーが選ばれる4つの特長

  • ほとんど無味無臭で溶けやすい
    → 飲み物や料理の味を変えずに自然に取り入れられます。
  • 熱に強い
    → 炊飯時や汁物調理など、幅広い調理法に対応できます。
  • 効率的な補給
    → 1包で水溶性食物繊維を5g補えるため、不足しがちな栄養素を手軽にサポートできます。
  • プロの現場で使われている実績
    → 病院介護市場向け食物繊維 出荷額No.1(*)
※サンファイバーシリーズとして (株)シード・プランニング「2022年度版 高齢者/病者用食品市場総合分析調査」より

サンファイバーは高発酵性のイメージ図

💡

“安心して勧められる” その理由は、特長と実績の両方がそろっているからです。

サンファイバー

サンファイバーの使い方|毎日の食生活に取り入れる工夫

サンファイバーは、普段の生活に無理なく取り入れられるのが大きな魅力です。

  • 飲み物に混ぜる
    水・お茶・コーヒー・ジュースなど、普段の飲み物にそのまま入れられる。
  • 料理に加える
    味噌汁・スープ・煮物などに混ぜても風味を変えにくい。
  • ご飯を炊くときに加える
    炊飯時に入れることで、主食から自然に摂取できる。
💡

「飲み物でも料理でも」という取り入れやすさが、無理なく続けられる理由です。ケアマネジャーが利用者や家族に伝える際も、具体的なイメージを共有しやすいというメリットがあります。

サンファイバー使い方のいろいろ

▼ サンファイバーを試してみる

では実際に、現場でどのように伝え、ケアプランに活かしていけるのか。次章では、ケアマネジャーが取り組む際の工夫と実践ポイントをご紹介します。

ケアマネジャーが伝えるときの工夫と実践ポイント

高齢者ケアでは、知識を知っているだけでなく、利用者やご家族に「どう伝えるか」「どう支援に組み込むか」が大切です。ここでは、現場で役立つ2つの視点を整理します。

4-1. 課題発見のためのアセスメント・モニタリング視点

高齢者の心身の状態は絶えず変化するため、課題発見のプロセスこそが、質の高い支援のスタートラインとなります。「今まで大丈夫だった」という過去の認識に留まらず、以下の視点で潜在的な課題の兆しを逃さず把握することが重要です。

課題発見のためのチェックポイント
課題の視点 ケアマネジャーの声かけ・着目点
食事量の変化 食事の量が減ってきた、または食欲にムラが出ているか。栄養状態の悪化を未然に防ぐ視点が必要です。
日常のコンディションの悩み 「最近、なんとなく体がすっきりしない」「毎日のリズムが安定しない」といった、利用者様が漠然と感じている不調を具体的に引き出します。
継続的な変化の把握 モニタリングの場で、体調や生活環境の変化により、食事に関する新たな負担や課題が生まれていないかを継続的に確認します。

これらの声から、薬に頼る前の「食事の工夫」による栄養面のサポートが必要であるという具体的なニーズを明確にし、次のセクションで述べる実践的な工夫の提案につなげます。

アセスメント・モニタリング振り返り

  • アセスメントで「食事量」や「日常の調子の悩み」を確認しているか
  • モニタリングで「続けやすい工夫」の声(継続の可否)を拾えているか
  • 薬だけに頼らず「食事の工夫」を選択肢として示しているか

4-2. 現場での実践につなげる視点

利用者やご家族には「野菜をもっと食べましょう」と伝えるだけでは納得感が得にくいことがあります。日常の食事に取り入れやすい具体的な工夫を示すことで、継続につながりやすくなります。

  • おやつの時に飲み物に混ぜる
  • ご飯を炊くときに加える

といった工夫は、負担なく取り組める方法です。ここで サンファイバーのようにほとんど無味無臭で溶けやすい素材 を活用すれば、味を変えずに自然に栄養補給をサポートできます。

ケアプランの中では『栄養面のサポート』として取り入れやすく、利用者様の日常に無理なく続けられます。

実践のためのチェックリスト

  • 「野菜を食べましょう」だけでなく補い方を示しているか
  • 「お味噌汁や普段の飲み物に混ぜる」など無理のない工夫を提案できているか
  • ケアプランに「日常のコンディション維持」の視点を加えられているか

日々の小さな工夫が、利用者やご家族の安心につながります。次章では、ここまでの内容を整理し、ケアマネジャーに求められる視点を改めてまとめます。

▼ 取り入れやすさを試してみる

まとめ――高齢者の水溶性食物繊維不足をどう支援につなげるか

水溶性と不溶性の食物繊維にはそれぞれ役割があり、特に水溶性食物繊維は日常の食事だけでは不足しがちです。サンファイバーは、ほとんど無味無臭で溶けやすく、毎日の飲み物や料理に取り入れやすい特長を持っています。

ケアマネジャーが正しい知識を持ち、利用者やご家族に「無理なく続けられる工夫」として提案できれば、生活の質を支える一助となるでしょう。

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今回の記事は、食物繊維に関する基礎的な解説(第1章~第2章)について、専門家の監修を受けて作成しています。
商品説明・購入案内は編集部作成で、監修範囲には含みません。

内藤教授
内藤 裕二(ないとう ゆうじ)先生
京都府立医科大学 大学院医学研究科 生体免疫栄養学教授
専門は腸内微生物学、抗加齢医学、消化器病学

1983年 京都府立医科大学卒業
2001年 米国ルイジアナ州立大学医学部分子細胞生理学教室客員教授として渡米
帰国後は、(独)科学技術振興機構科学技術振興調整費研究領域主幹
2008年 京都府立医科大学大学院医学研究科消化器内科学准教授
2015年 本学附属病院内視鏡・超音波診療部部長
2021年から現職
農林水産省農林水産技術会議委員、2025大阪・関西万博大阪パビリオンアドバイザーを兼務
著書:『消化管(おなか)は泣いています』(ダイヤモンド社)、『すべての臨床医が知っておきたい腸内細菌叢〜基本知識から疾患研究、治療まで』(羊土社)、『すごい腸とざんねんな脳』(統合法令出版)など多数
メディア出演:ヒューマニエンス、あさイチ、クローズアップ現代(NHK)、世界一受けたい授業(日テレ)など

出典

  1. 文部科学省(2023)『日本食品標準成分表(八訂)増補2023年』
     入手先:食品成分データベース https://fooddb.mext.go.jp/
  2. 厚生労働省(2024)『令和5年 国民健康・栄養調査 結果の概要』
    入手先:https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001338334.pdf
  3. 厚生労働省(2024)『日本人の食事摂取基準(2025年版)策定検討会報告書』Ⅱ各論「炭水化物」
    入手先: https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/001316464.pdf

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