アセスメント概要
事例タイトル | 【居宅】チューブを拒否、在宅で認知症の人の医療ケアに取り組む - 認知症 - | |||
事例提供理由 (検討したい内容等) |
軽度の認知症に加えて、尿の出にくい障害があり、医療面からのケアが必要だが、在宅でどのような対応が可能か検討したい。 | |||
標準項目名 |
|
|||
1.利用者の基本情報 2.生活状況、生活歴 3.被保険者情報 4.現在のサービス (およびケアの状況) |
||||
5.高齢障害者の日常生活自立度 | B1ランク | 6.認知症高齢者の 日常生活自立度 |
IIb | |
7.主訴 |
|
8.認定情報 | 要介護3 | |
9.アセスメントの理由 | 泌尿器科を受診し、導尿またはカテーテルの留置が必要と言われている。 独居で家族も遠方であり、本人は自分で排尿を管理できない。 |
|||
10.健康状態 | 排尿障害、下肢にむくみ。3カ月前に発熱、尿路感染の疑い。 糖尿病。 |
|||
11~23項目より 特記すべき項目 |
筋力の低下あり、歩行はふらつきあり。室内は伝い歩き。屋外は車イス利用。 食事は配食のほか、買物を近所の人に頼み、食材のある時は自分で作ることもある。 糖尿病は自覚しており、配食はカロリー制限食。最近は食欲がない。 尿は出にくく、トイレにずっといたり、1時間に4,5回、頻回に通うこともある。 便秘がちで、下剤を服用している。 デイには2年間通っており、友だちもいるので楽しみにしている。 子どもは遠距離で病気がちなため、介護は期待できない。年1回程来ることがある。 近所の知人が買物や身の回りの世話に週1回くらい顔を出している。 |
|||
まとめとプランまでのケアマネの動き | デイ利用時に、トイレに行く回数や時間が増えてきた。 もともと糖尿病と歩行の困難はあったが、独居でも大きな問題はなく過ごしていた。 近所付き合いで買物などは助けられている。 本人は、トイレに繰り返し行くことをあまり気にしていない。すぐに忘れている面もあり。 泌尿器科を受診し、服薬調整しつつ、訪看の導尿で量を把握し、経過をみていた。 1ヶ月間の訪問で、いつも膀胱に多量の尿がたまっていることが分かる。 自己導尿は難しいが、本人はカテーテルの利用を強く拒んでおり、対応に苦慮。 デイ利用時の導尿は、人員体制を理由に難しいと言われ、可能なデイは遠方のため、本人が変更を拒否する。 カンファレンスの結果、導尿に代わる方法を模索し、通所時に、時間をおいての誘導や、介助時に下腹部をさすったり、圧して刺激を与えるといった工夫を行い、さらに経過を見ながら、カテーテルの利用は中期的に検討していくことにする。 また、神経因性の病気、糖尿の合併も疑われるため、引き続きカロリーや血糖値の管理に努めるプランを検討した。 |
※上記は一部になります。ケアプランj事例を参照したい方はダウンロードしてください。
※ダウンロードには、ケアマネドットコムのログインが必要です。