
症例別のケアプラン文例集です。
作成中の言い回しに迷ったときに「すぐに使える」ケアプラン文例を症例別に集めました。コピーしてそのままお使いください。同じようなケースがあった際に「こんな支援があるのか」と参考にしたり、複数のプランを組み合わせて使うことも可能です。忙しい日々の業務の効率化にぜひお役立てください。
なお、こちらの文例集はあくまでご参考として提供するものであり、文例集のご利用に起因してなんらかの損害が生じた場合であっても、責任は負いかねますのでご了承ください。
ケアプラン文例 褥瘡ケア
ケアプラン文例としてニーズの高い「褥瘡ケアを含む文例」をまとめました。特別指示書による訪問看護ステーションの訪問、通所リハビリ看護師による処置等、幅広く役立つ文例をご覧ください。
褥瘡ケアを含む第2表文例

褥瘡ケアを含む第2表文例です。解決すべき課題、長期・短期目標など、コピーしてお使いください。
褥瘡治療・処置
解決すべき課題 (ニーズ) |
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真皮までの褥瘡ができてしまっている。処置をしてもらって治したい。 | 褥瘡を治すことができる | 毎日看護師に洗浄、処置をしてもらうことができる | 特別指示書による褥瘡の処置、体調管理、服薬管理、医師との連携。 |
食事量が減り、寝返りも上手く出来なくなった。介護者も対応が出来ない状態。 | 褥瘡が改善している | 専門職での褥瘡処置をし、褥瘡が改善している | 医師の処方指示に沿い、褥瘡処置を実施 |
臥床時間の増加により褥瘡が悪化してしまった。清潔の保持と、軟膏塗布により褥瘡を治したい。 | 褥瘡が完治し、痛みを感じる事無く過ごす | 日々の洗浄、軟膏塗布により褥瘡の改善を目指す | 看護師による褥瘡部の洗浄、軟膏塗布、ガーゼ交換 |
床ずれを治して痛みなく生活したい。 | 皮膚の良い状況を維持して生活ができる | 床ずれの発生原因を念頭に生活ができる | ・皮膚の確認と処置 ・他事業所との連携 ・床ずれ発生原因の説明と助言など (栄養・清潔・圧迫) |
栄養状態が悪く褥瘡が出来てしまった。栄養をとって褥瘡を治したい。 | 栄養状態が改善し、新たな褥瘡が出来なくなる | 栄養価の高い食事を摂り、褥瘡が改善する | ・皮膚の確認・処置 ・栄養補給についてご家族への指導、他事業所との連携 |
褥瘡の治療の継続や体調不良での入院を繰り返さないようにしたい。 | 病状が悪化せずに過ごすことができる。 | 臀部の褥瘡を治癒する事ができる。 | 褥瘡部の洗浄、薬の塗布等の処置、皮膚状態の確認、指導や助言など。 |
寝たきり状態で、褥瘡ができて体が痛い。何とか気持ちよく過ごしたい | 環境を整えて新たな褥瘡を予防できる | 適切な治療を受け褥瘡を治す | ・皮膚の確認と主治医の指示のもと処置 ・床ずれ発生原因の説明と助言など (栄養・清潔・圧迫) |
寝返りも難しくなっているため右腸骨部に褥瘡が出来ており処置が必要となっている | 安楽な体勢をとり、新たな褥瘡を作らない | 適切な治療を受け褥瘡を治すことが出来る | 特別指示書による褥瘡の処置、体調管理、服薬管理、医師との連携。 |
福祉用具
解決すべき課題 (ニーズ) |
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現在使用しているベッドでは、褥瘡が出来ている。褥瘡の改善を行いたい。 | 褥瘡が改善している | 除圧が出来るマットを使用し、褥瘡が改善している | エアマットの提供 |
同じ姿勢で寝て過ごす時間が長いため褥瘡ができてしまう。褥瘡の痛みはとても辛い。治したい。 | 食事は摂れている。褥瘡の原因となっているのは体にかかる力が集中してしまうことなので、圧を分散させることで褥瘡を治すことができる | ベッドではゆっくり寝られないため、慣れた布団の代わりに褥瘡予防マットを使用することで褥瘡を治すことができる | 褥瘡防止マットのレンタル |
腰痛、褥瘡の予防、痛みの緩和、痛みによるストレスを軽減したい | 無理なく座位がとれ、腰痛、褥瘡の予防、痛みの緩和が出来る | 腰痛、褥瘡が悪化しない | リクライニング車いすの提供 |
褥瘡は改善傾向だが、予防の為にマットを利用していきたい | 在宅生活の維持と共に、安楽に生活出来ます | 悪化防止に努め、改善を図ります | マットレスの提供 |
入浴の支援
解決すべき課題 (ニーズ) |
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お尻がすぐ赤くなってしまうので、皮膚を清潔にして予防したい。 | 褥瘡を作らずに生活出来る | 定期的に入浴し、褥瘡発生を予防できる | 入浴介助 必要時は浴後に看護師による軟膏塗布 |
寝たきりで褥瘡が出来てしまった。褥瘡部分を清潔にして早く治したい。 | 褥瘡を治し、新たに作らない | 定期的な入浴、処置の機会を作ることが出来る | 訪問入浴の提供 浴後は看護師による褥瘡処置 |
寝たきり状態であるが、清潔を保ちながら、褥瘡が悪化しない様にしたい | 褥瘡の悪化を防ぐことができる | 安心、安全な入浴の確保 | 訪問入浴の提供 浴後は看護師による褥瘡処置 |
寝床で過ごしていることが殆どのため、褥瘡が出来ないようにしたい | 新たな褥瘡を予防し快適に過ごすことが出来る | 褥瘡が出来た時の早期発見と、適切な処置が出来る | 訪問入浴時の皮膚観察 変化あった場合ケアマネに連絡 |
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機能訓練・リハビリ
解決すべき課題 (ニーズ) |
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自力で体位交換できない。褥瘡予防は必至。 | なるべく離床し、動かせる部位は自動他動で刺激する。 | 用具の活用とリハビリで褥瘡を予防する。 | 専門家によるリハビリと助言 |
居住系・施設系サービス
解決すべき課題 (ニーズ) |
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寝たきりで自分で体を動かせないため床ずれが出来てしまった。皮膚環境の改善をする必要がある。 | 床ずれを改善して、穏やかに毎日を過ごすことができる | 床ずれの発生原因から対応を受けることができる | ・栄養管理(体重や食事量) ・清潔管理(入浴や清拭、汚染時の対応) ・臥床体制の対応(除圧、エアマットの使用、体交) ・主治医への報告と相談 ・多職種での情報連携など |
臀部が赤くなりやすいので、褥瘡にならないよう気をつけたい | 観察を続けながら、褥瘡予防に努める | 座り直しを行い圧迫されている場所を変えることが出来る | 座っている際は定期的に声をかけ座り直しをしてもらう、クッションなどで除圧する |
寝返りが一人で行えないため、褥瘡ができないようにしたい | 新たな褥瘡を予防し快適に過ごすことが出来る | 褥瘡予防が出来る | 定期的な体位変換 |
