ケアプラン事例集:【居宅介護支援】認知症があり、一日に何度も外出したい

事例概要

基本
情報
名前
Aさん
性別
年齢
80代前半  
要介護度
要介護1
障害自立度
A1
認知症自立度
Ⅱb
利用者
個人に
関する
情報
既往歴
健康
状態

アルツハイマー型認知症(80代)

高血圧(60代)服薬治療中

糖尿病(70代)服薬治療中

心身の
状況
高血圧と糖尿病はあるも服薬コントロールで症状は落ち着いている。足腰が丈夫で、数キロ程度であれば自力歩行可能。認知症と診断されてから怒りっぽくなり、同居の妻に声を張り上げることがある。身の回りのことは自分で出来るが、以前から日課にしていた散歩が頻回(5回程度/1日)になり、迷ってしまうことが増えてきている。
社会
との
かか
わり
若いころは仕事(電気工事)に打ち込んでおり、近所付き合いもあまりなかった。定年を迎えてから、将棋サークルに参加したが、いつの間にか行かなくなってしまい現在に至る。近所に親しく話せる相手はいない。
取り
巻く
環境
家族の
状況

妻と二人暮らし。長男は遠方住まい。長女は結婚し近所に住んでいるが、日中は仕事をしているため関わることが出来ない。妻が身の回りの世話をしている。散歩に行きしばしば行方不明になるので妻が探しに行っているが、妻は足腰が弱く、本人より早く歩くことが出来ないため、迎えに行くことに限界を感じている。

住環境
平屋の一軒家に住んでいる。玄関やトイレなどには手すり設置済み。
地域の
状況
昔からの住宅街。地域活動は盛んでサロン活動などもいくつかある。Aさんがたびたび散歩していることは地域の方も認識しており、道に迷ったときに声をかけてくれる人もいる。
その
他の
状況
近くに住む娘が地域包括支援センターに相談し今回要介護認定を受けた。娘は母親の体力を心配し、Aさんにデイサービスを勧めたが、Aさんは「そんなところ行かない!自分は何でもできる!」と言っているとのこと。

ご本人たちに話を聞きました

Aさんと妻にそれぞれお話を聞きました。

Aさん「何も困ってないし、なんでも自分で出来る。体を動かすことは好きだし、足腰が弱くなるとこまるから毎日散歩に行って鍛えているんだ。誰にも迷惑かけていないのにすぐ妻が怒るんだよね」

「気が付いたらすぐ家からいなくなっています、足が速いので探しに行っても見つからないんです。帰って来てくればいいのですが、迷子になってしまって・・・こないだは警察の方にお世話になりました。私が探しにいって転んでしまったこともあります。暗くなれば行かなくなるので、日中どこかにお世話になる方法はないのでしょうか?本人は嫌がっているんですが、私の方が倒れてしまいます」

上の事例について、ケアプラン案2例をダウンロード可能です!

※ダウンロードには、ケアマネドットコムのログインが必要です。

 

【ダウンロード資料内容】
①事例概要 ②計画書(1)③計画書(2)pdfファイル形式:PDF

ケアプラン案1

奥さんに「歩くことのすばらしさ」を伝えながら一緒に歩き、「仕事」としてチラシ配りを行い、自分の役割を持ち自信を失わずに生活していくことを支援するプランはこちら

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ケアプラン案2

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